レポート提供:アセットマネジメントOne(2019年3月1日)

  • 2月のシカゴ購買部協会景気指数や2018年10-12月期の米実質GDP速報値は市場予想を上回り、米国経済の堅調さがうかがえる内容。米10年国債利回りは上昇も、相対的に低水準にとどまる。
  • NYダウは、買い一巡後はほぼ軟調に推移。新たな手掛かり材料に欠けるなか、米国株式市場は一本調子の上昇が続いたことで過熱感もみられるため、当面、上値の重い展開が予想される。

昨日発表の指標は米経済の堅調さがうかがえる内容

2月28日に発表された2月のシカゴ購買部協会景気指数は64.7と、市場予想の57.5(ブルームバーグ集計。以下、同じ)を大幅に上回り、2017年12月以来の高水準となりました。
同指数は米供給管理協会(ISM)製造業景気指数の前営業日発表でISM指数の先行指標とされますが、ISM指数と比べ振れ幅が大きいのが特徴です。また、両指数ともに50を上回ると景気拡大、50を下回ると景気縮小とされます。

このほか、2018年10‐12月期の米実質国内総生産(GDP)の速報値は前期比年率+2.6%と、市場予想の同+2.2%を上回りました。2月半ば以降、米経済指標には軟調なものが散見されますが、同日発表の指標は米国経済の堅調さがうかがえるものとなっています。

【図表1】米景気指数の推移
【図表1】米景気指数の推移

※期間:2009年2月~2019年2月(月次)
ISM製造業景気指数は2019年1月まで
出所:ブルームバーグのデータをもとにアセットマネジメントOne作成

米金利は小幅に上昇、米国株は下落

同日の米国債券市場では、これらの良好な指標の内容を受け米金利が上昇基調に転じ、米10年国債利回りは2.71%台と、1カ月ぶりの水準を回復しました。

米国株式市場では、ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)が取引開始後は上昇する場面があったものの、前日にライトハイザー米通商代表部(USTR)代表が米中貿易交渉の行方に関し慎重な見方を示したこともあり、買い一巡後はほぼ軟調に推移しました。
一方、トランプ米大統領と北朝鮮の金朝鮮労働党委員長による2回目の首脳会談は合意に至りませんでしたが、市場への影響は限定的なものにとどまりました。

同日、米10年国債利回りは上昇しましたが、足もとではなお昨年と比較して相対的に低水準にとどまっており、市場の先行き不透明感の根強さを表していると考えられます。新たな手掛かり材料に欠けるなか、米国株式市場は1月上旬から2月半ばまで一本調子の上昇が続いたことで過熱感もみられるため、当面、上値の重い展開が予想されます。

【図表2】NYダウと米金利の推移
【図表2】NYダウと米金利の推移

※期間:2018年8月28日~2019年2月28日(日次)
米金利は10年国債利回り
出所:ブルームバーグのデータをもとにアセットマネジメントOne作成

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