レポート提供:アセットマネジメントOne(2019年5月22日)

  • 4月の米景気先行指数は3カ月連続で上昇し、足もとで持ち直しの兆しも。米エコノミック・サプライズ・インデックスは2月から4月にかけて低下したものの、5月半ば以降は改善傾向がみられる。
  • 米中貿易摩擦が拡大するとの懸念が年初と比較して高まっていると考えられるものの、足もとの米経済指標は年初と比較して改善傾向がみられることから、今後の米経済指標の動向が注目される。

米景気先行指数は3カ月連続で上昇

17日に発表された4月の米景気先行指数は前月比+0.2%と、前月からはやや鈍化したものの、3カ月連続で上昇しました。同指数は、労働時間やマネーサプライなどの指標を基に算出しており、景気の山に対しては9~10カ月程度の先行性があるとされています。

内訳をみると、株価指数や消費者信頼感がプラスに寄与した一方、新規受注指数が足を引っ張るかたちとなりました。また、前年比の動きは鈍化傾向が継続しているものの、前月比では足もとで持ち直しの兆しがうかがえるものとなっています。

【図表1】米景気先行指数の推移
【図表1】米景気先行指数の推移

※期間:2011年4月~2019年4月(月次)
出所:ブルームバーグのデータをもとにアセットマネジメントOne作成

5月半ば以降、米経済指標は改善傾向

米エコノミック・サプライズ・インデックスは、シティグループが経済指標と事前の市場予想とのかい離を指数化したもので、市場予想を上回ればプラス方向に振れ、下回ればマイナスに振れます。

今年2月から4月にかけて同インデックスは低下傾向をたどりました。米中貿易交渉の行方を見極めようとするなかで、米国を含めた世界経済の先行きに対する不透明感が企業の景況感や消費者信頼感などに影響したと思われます。

ただし、5月半ば以降は各地区連銀の景気指数やミシガン大学消費者マインド指数のほか、住宅着工件数など市場予想を上回る指標の発表が増えてきており、足もとの同インデックスの動きには改善傾向がみられます。

【図表2】米エコノミック・サプライズ・インデックスの推移
【図表2】米エコノミック・サプライズ・インデックスの推移

※期間:2014年5月21日~2019年5月21日(日次)
出所:ブルームバーグのデータをもとにアセットマネジメントOne作成

OECDは世界経済の成長率予想を引き下げ

21日に経済協力開発機構(OECD)が2019年の世界経済の成長率予想を3月時点から0.1%ポイント引き下げるなど、米中貿易摩擦が拡大するとの懸念が年初と比較して高まっていると考えられます。

ただし、足もとの米経済指標は年初と比較して改善傾向がみられることから、今後の米経済指標の動向が注目されます。

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【指数の著作権等】
エコノミック・サプライズ・インデックスはシティグループ・グローバル・マーケッツ・インクが発表する指数です。


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