阿久井真先生の『青のオーケストラ』には、投資信託の魅力のヒントが満載です。

裏少年サンデーコミックスは5巻まで刊行中

「裏サンデー」は、小学館が2012年4月に開始した無料コミックサイトです。「収益は単行本の売上のみ」という事業モデルのため、当初は運営に苦戦したとか。

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しかし、2014年12月にアプリ版「マンガワン」がスタートしてからは、課金制などが奏功してコミックサイト運営が安定したようです。よかった、よかった。

裏サンデーの人気作品の一つ、『青のオーケストラ』は、千葉県立幕張総合高校シンフォニックオーケストラ部、通称“幕総オケ部”がモデルの物語です。

とある理由でバイオリンを弾くのを辞めた、元・天才少年の青野一(あおの・はじめ)。進路を漠然と考えていた中学3年の秋、1人の少女と高校のオーケストラ部と出会い、音と音、人と人がつながり、止まっていた彼の時間が動き出します。

コミックス最新刊の5巻は2019年1月18日に発売。珍念は当日購入し、昼食時に一気読み。あまりに感動したので、翌朝ツイッターで以下をつぶやきました。

<阿久井真先生の漫画『青のオーケストラ』を読むと、中学生は志望高が決まり、高校生はもっと学校を楽しむぞと誓い、大人は真っ直ぐな頃を思い出し人に優しくなれます。音が聴こえる青春ストーリー。ドラマ化間違いないね。>

すると、阿久井先生が「とても嬉しいお言葉です!」とのコメント付きリツイート。うおーーー、マジか! ありがとう、IT革命。ありがとう、ツイッター社。

『青のオーケストラ』には、楽器などの様々なエピソードが登場します。キレイな絵とわかりやすい説明のおかげで、音痴2000%の珍念でも楽しめます。さて、ここで問題。「吹奏楽」と「オーケストラ」の違い。皆さん、分かりますか?

答えは、吹奏楽は管楽器と打楽器、オーケストラは管楽器と打楽器と弦楽器で構成していること。吹奏楽部には弦楽器のバイオリンはありませんよね。オーケストラは、異なる3タイプの楽器で編成しているので演奏の幅がより広がるのです。

実は、投資信託の運営でも、業態の異なる3つの会社が協力しています。それにより、仮に投資信託を買った銀行が倒産しても、あなたのお金は守られるのです。

銀行や証券会社などの「販売会社」が倒産した場合

私たちのお金は、販売会社を経由して、信託銀行が信託財産として管理しています。したがって、販売会社が倒産しても、私たちのお金には関係ありません。

「投資信託会社」が倒産した場合

ファンドマネージャーやアナリストなどがいる投信会社が倒産しても、私たちのお金は信託財産として信託銀行に保管されているので関係ありません。

「信託銀行」が倒産した場合

私たちのお金は信託財産として信託銀行が管理しています。しかし、信託財産は、信託銀行自身の財産と区別して管理(分別管理)することが法律で義務付けられています。信託銀行が倒産しても、私たちのお金には関係ありません。

このように投資信託は、3つの会社のアンサンブルによって、あなたのお金を企業倒産から守る仕組みが整っています。ただし、この安全性の仕組みと、運用での損失発生は別問題。元本保証のない金融商品であることには違いありません。

販売会社、投資信託会社、信託銀行の3者が奏でるのは、あなたのお金を守りつつ成長させる未来志向のハーモニー。じっくり付き合いたいですね。

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