投資初心者こそ、「実践」してみよう

「投資に関心はあるけど、未経験者は何から始めればいいんだろう?」

こう思っている人は多いことでしょう。
雑誌やWEBメディアなどの特集でよく取り上げられるテーマでもあります。

「初心者はまず、投資の基本である○○を押さえておこう!」
「30~40代の働き盛り世代なら、まずは非課税制度の△△から始めよう」
「大きく減るのが怖い人には、□□なタイプの商品が合うかもしれない」

多くの場合、このような投資の基礎知識や制度、具体的な投資対象が紹介されています。どの話題もこれから投資を始める人にとって重要な内容ですが、ズバリ、投資初心者にこそ実践が大事だと考えています。
でも、取引単位が十何万円するものもある個別株式や、為替の知識が必須のFX(外国為替証拠金取引)、「億り人」が話題になったもののバブル崩壊ともみなされている仮想通貨への投資はハードルが高いかもしれません。

私がオススメするのは、「お試しで少額を投資して、売らずにしばらく放置する」こと。なぜなら、ほとんどの投資初心者がまだ経験していない、「自分のお金が増えたり減ったりする」ことを体感できるからです。

金融機関の口座開設キャンペーンを活用

この、「少額、放置」投資は、私自身が実践したことでもあります。
きっかけは、キャンペーンでもらった「2,000円」でした。

私は2016年1月にNISA(少額投資非課税制度)口座を、ネット証券会社の楽天証券で開設しました。当時、楽天証券では新規開設キャンペーンをやっていて、NISA口座を開くと2,000円分がプレゼントされ、そのお金でいくつかの投資信託に投資ができたのです。私は、外国の株式に投資するインデックスファンドに投資してみました。


「NISA 口座開設 キャンペーン」などのワードで検索をすると、証券会社ごとのキャンペーン内容をまとめたサイトがたくさん出てくる(画像は「ダイヤモンドZAi ONLINE」)

その後、自分のお金も追加で投資してもよかったのですが、「このまま放っておくと、どうなるんだろう?」と疑問に思い、キャンペーンでもらった「2,000円」を投資したまま、今日まで放置しています。

重要なのは、「お金が減ったり増えたりする」体験

基本的には放置するスタンスですが、たった2,000円でも、やっぱり投資したお金が増えているのかは気になります。そのため、時間のあるときや思い出したときに基準価額をチェックする、観察を続けていたのですが、それだけでも投資初心者として得られるものがありました。

1つ目が、「頻繁に上がったり下がったりする」経験ができたこと。

「最終投資対象が株式の投資信託は、値動きもそれなりにある」ことは知識としてはわかっていました。ただ、いざ実際に投資してみると毎日、数円~数百円単位で基準価額(投資信託のその日の価格)が変わります。

値動きを目の当たりにすると、「こんなに動くんだな……」と驚きましたし、自分のお金で本格的に投資を始める前に値動きに慣れることができたのはよかったです。

2つ目は、「下がっても、いつかプラスになる」を実感したこと。

2016年1月に投資した時点で、私が投資したインデックスファンドの基準価額は「2,025円」でしたが、2016年は下がる場面が多く、一番低いときで、「1,866円」のときもありました。グラフで見るとたいしたことないように見えますが、投資開始から「-134円」(-6.7%)と数字で見るとけっこうなショックでした。


金融機関のマイページにログイン後、自分が投資している資産の状況を確認できる

でも、2017年に入ってからは、少しずつ投資成績もプラスへと回復。値下がり続ける不安やガッカリ感だけでなく、投資でお金が増える瞬間にも立ち会えたのです。
日経平均株価がバブル後最高値の24,000円台、米国のダウ工業株平均株価が史上最高値を付ける数日前の2018年9月末には、なんと「2,869円」にっ!!

【図表】TNBが投資したインデックスファンドの基準価額の推移

【図表】TNBが投資したインデックスファンドの基準価額の推移
期間:2016年1月~2019年1月
注:「口座管理」の「資産の推移」の数字をグラフ化

そして3つ目は、「投資に期待を持てた」こと。

2,000円を放置していただけで、一時は800円(+40%)もの利益が出せました。
そうすると、さまざまな「たら・れば」が浮かんできます。

「もし、2,000円じゃなくて、200,000円だったら、今ごろは286,900円か?」

「200,000円を一気に投資しなくても、時間分散で投資していれば、ドルコスト平均法(※)の効果でもっと増えていたんじゃないか?」

もちろん、見方を変えれば、「ちょうど、ゆるやかな上昇相場だったから増えていったに過ぎない」とも言えるでしょう。ただ、少額でもお金が増えることを体験した私には投資に対する期待感が芽生えていました。

そして、お金が減ったり増えたりすることをすでに体験しているからこそ、投資に対して、「どうなるかわからないから怖い」とは思わず、「ちょっと本格的に投資を始めよう」と思えました。

※「時間分散(ドルコスト平均法)」については、金融ライターが選ぶ、「投資初心者におススメするサイト5選」で紹介した、NISA特設ウェブサイトの「投資の基礎知識」のコーナー内、「投資の基本」で解説されているのでチェックしてみてください。

自分にプレッシャーが掛からないやり方で始めてみる

私の場合、「NISA口座」で「キャンペーンの2,000円」で投資しましたが、この方法にこだわらなくてもいいと思います。ロボアド(ロボバイザー)でもいいですし、最近ではクレジットカードの買い物やおつりで投資ができるサービスも出てきています。

大切なことは、自分に心理的なプレッシャーが掛からない方法や、「ちょっと興味あるし、やってみようかな」と思えるサービスでいいから、とりあえず実際に投資してみること。それが私のオススメする投資の第一歩です。


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