ニッセイアセットマネジメントでは、「ニッセイアセットマネジメント公式note」で資産運用に関するさまざまな情報を発信しています。公式note内の「Smart NISA Labo」では、新NISAの活用術”Smart NISA”など実用的な記事が満載。さらに、ニッセイアセットマネジメントとスマートプラスが協業して開発したファンドラップサービス「Goal Navi」についてもお話をうかがいました。(取材=MonJa編集部)
ニッセイアセットマネジメント公式noteの「Smart NISA Labo」の記事を読みました。「新しいNISAで長期投資をするなら、ほったらかしにせず、売買をした方がいい場合もある」という話を⾒て、目からうろこが落ちる思いでした。
津田さん:そうなんです。資産運用の基本はよく⾔われるように「長期・分散・積み⽴て」で、確かに「毎⽉同じ投資信託を買い続けて、あとはほったらかしでいい」という考え⽅も正しいと思います。
でも実は、新NISAではそこに「ひと⼯夫・ひと⼿間」を加えることで、10年、20年後の運⽤成果が⼤きく変わる可能性があるのです。
新NISAでは投資信託をほったらかしにせず、売買をした方がいい場合があるというお話について、詳しく聞かせていただけますか?
津田さん:やることはとても単純です。含み損が出ている投資信託をいったん解約して、すぐに買い戻す。たったこれだけです。
例えば300万円で買った投資信託が、半額の150万円まで値下がりしたとしましょう。NISAの非課税投資枠は300万円消化されている状態なのに、実際に運用しているのは150万円という、きわめて非効率な状態になります。
ということは、この投資信託を150万円で売却して、同じ投資信託を再び150万円で買い戻せば、消化している非課税投資枠を300万円から150万円に引き下げることができます。翌年になれば、150万円分の非課税投資枠が復活します。その枠で別の投資信託を買うなどして、有効活用できるようになるのです。
非課税期間が無制限になり、非課税投資枠が再利用できるようになった新NISAならではの活用法ですね!
津田さん:そうなんです。もうひとつ新NISAの活⽤法をお話しすると、含み損ではなく含み益が出ているときには、簡単に売ってしまうことを避けるべきだと考えています。
なぜなら、先ほどの含み損とは逆の考え方で、例えば300万円の投資信託が値上がりして600万円になった場合は、300万円分の非課税投資枠で、600万円を非課税資産として運用できているからです。この貴重な権利を、売却して手放してしまうのはもったいないですよね。
新NISAの非課税投資枠は最大で1800万円ですが、1800万円だった投資信託が20年後に仮に1億円まで値上がりしたら、1億円を非課税で運用できることになります。そう考えると、新NISAは本当に良い制度ですね……。
津田さん:私も新NISAの概要を初めて見たときはびっくりしました。
ニッセイアセットマネジメント公式noteの「Smart NISA Labo」をチェックすれば、今後もこのような“裏技”的な新NISAの活用法がわかるということですね。
津田さん:ニッセイアセットマネジメントは投資信託の会社ですが、公式noteは自社の商品を紹介する場ではなく、資産運用に関するさまざまな情報を発信していく場と位置付けています。資産運用会社の使命として、少しでも多くの投資家の皆さまに投資の成功体験を積んでいただきたいという思いを込めています。
公式noteのコンテンツのひとつである「Smart NISA Labo」では、「非課税資産の最大化」を目指すための当社独自のNISA活用術を紹介していきます。今後の展開に、ぜひご期待ください。
ニッセイアセットマネジメントでは「GoalNavi」というサービスも提供しています。これはロボアドバイザーサービスの一種ということでしょうか?
中島さん:類としては、いわゆるロボアド型のファンドラップサービスになります。ファンドラップというのは、一人ひとりのお客さまの状況に合わせて、金融機関がお客さまに代わって投資信託などを購入したり配分を決めたりするサービスのことです。これを自動で行うのがロボアドと呼ばれるサービスです。
一般的なロボアド型ファンドラップサービスでは、お客さまのリスク選好、つまり「どれくらいの値下がりを許容できるか」に基づいて資産配分が決められます。例えば、⼀時的に大きく値下がりする可能性があっても、長期的に大きく増やしたいという若い方には、株式の比率を高めた資産配分にするという考え方です。
「GoalNavi」の特徴は、その名の通り「ゴール」を重視した資産運用にあります。「いつまでに、どのくらいのお金が必要」という目的から逆算して、資産配分を組み立てる仕組みです。
どうすれば利用できるのですか?
中島さん:まずは「GoalNavi」のホームページにアクセスするか、スマートフォンにアプリをインストールしていただき、「無料診断」で資産運用の目的や目標などに関する簡単な質問に答えたあと、アカウントの作成と口座開設を行います。口座開設まで、すべてオンラインで完結できます。
⼝座を開設して、入金すればすぐに運用を始められます。積立投資やリバラ
ンス(資産配分の調整)もすべて自動なので、⼀度設定してしまえば、あと
は「Goal Navi」におまかせです。
ホームページにある「SmartNISA機能」という機能が気になります……。
中島さん:これこそが「GoalNavi」ならではの機能です。まず、「GoalNavi」の投資信託はNISAの成長投資枠に対応しているので、NISA口座に指定すれば非課税で運用できます。
「GoalNavi」には、NISAを有効活⽤するための機能が搭載されています。例えば、NISAの⾮課税投資枠に余裕がある場合に、特定⼝座や⼀般⼝座にある投資信託を売却し、NISA⼝座に組み⼊れる手続きを自動で行う機能があります。
最も特徴的なのが「自動空き枠拡張機能」です。これは先ほどお話しした、「含み損を抱えた投資信託をいったん売却して、買い戻す」という手続きを自動で行えるものです。オプション機能(選択制)にはなりますが、当社独自の機能で、特許を出願中です。
まさに新NISAに特化したファンドラップサービスですね!
※特定口座からNISA口座に直接移管することはできません。特定口座の証券投資信託を一旦売却し、NISA口座で買い直します。その際、特定口座での売却にあたって譲渡所得課税が発生することがあります。NISA口座において一括投資を行う場合、つみたて投資枠の利用はできないため、成長投資枠での購入となります。
※売却から再購入まで、当該売買相当額を現金化したことにより市場の相場変動の影響をうけない期間が発生することがあります。この間に投資対象の証券投資信託の基準価額が上昇した場合、その上昇分は契約者の運用収益となりません。
※売却から再購入までの間に証券投資信託の時価が上昇すると、買付額が成長投資枠の買付可能額を超過する場合があります。その場合、超過した部分については特定口座で買付けます。
※一部の証券投資信託では当該売買に伴って信託財産留保額を負担いただくことがあります。
読者の⽅の中には、ニッセイアセットマネジメントという会社のことをよく知らないという⽅もいらっしゃるかもしれません。あらためて、どんな資産運⽤会社なのかご紹介をいただけますか?
津田さん:ニッセイアセットマネジメントは日本生命の100%子会社です。「A Good Investment for the Future」というスローガンを掲げて、資産運用においてもESG(環境・社会・企業統治)やサステナビリティといった要素を⼤切にしています。
投資信託では、世界株式のインデックスファンド『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」が、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」の第2位に選ばれ、今回で10年連続の入賞となりました。投資信託が好きで、日々投資に向き合っている方から高く評価されたことは、率直にうれしかったですね。
「購入換金手数料なしシリーズ」は低コストのインデックスファンドの先駆けとなったシリーズですね。
津田さん:新NISAでは、新たに追加した「<購入換金手数料なし>ニッセイNASDAQインデックスファンド」「<購入換金手数料なし>SOX指数インデックスファンド(米国半導体株)」などもご好評をいただいております。
アクティブファンドでも、2024年2月20日に10周年を迎えた「ニッセイJPX日経400アクティブファンド」が+47.6%の超過収益を生んでおり(信託報酬等コスト控除後、JPX日経インデックス400対比)、基準価格は3倍超まで上昇しています(税引前分配金再投資ベース)。
ニッセイアセットマネジメントのファンドを買っていただいた少しでも多くの方に成功体験をお届けできるよう、今後も情報発信や資産運用サービスのご提供に努めていきたいと思います。
「Goal Navi(ゴールナビ)」に関する重要事項
■ リスクについて
■ 費用について
■ その他のご留意事項について
■ 口座開設・お取引に関するご留意事項
投資信託に関する留意点
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第369号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会
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