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2021年05月22日(土)、セゾン投信とコムジェスト・アセットマネジメントは、資産運用を始めて間もない投資家に向けたコラボセミナーを開催しました。長期投資を続ける以上、「○○ショック」といった多くの試練を避けて通ることはできません。その試練に打ち勝っていくためにどのような心構えを持つべきなのでしょうか。3部構成で行われたセミナーの模様をご紹介します。

視聴者からの質問コーナー

Q1

「暴落時の買い増し」をする際の注意点を教えてください。

A1

一気に資金を投じるのではなく、3回くらいに分けて投資しましょう。

すべての余裕資金を一気に投じてはいけません。だいぶ下がったと思っても、もう二段、三段と下げることがよくあるからです。そんなときに資金が残っていれば、2回目、3回目と追加で買っていくことができます。そのまま下がらずに上がっていく場合は、次の下落に備えて置いておけばいいと思います。

Q2

『セゾン資産形成の達人ファンド』1本に集中投資して良いのでしょうか。株式市場の調整に備えて、相関性の低いほかの資産を持つ必要はありますか。

A2

『セゾン資産形成の達人ファンド』自体が十分に分散の効いたファンドです。もしほかの資産を持ちたいなら、REITを検討すると良いかもしれません。

高橋『セゾン資産形成の達人ファンド』は、コムジェストが運用する日本株・欧州株・新興国の3ファンドに加え、それ以外にもすばらしいファンドに投資されています。この1本で十分に分散がなされていると、私は考えています。

以前であれば、株式と相関性の低い債券を一緒に持つという選択肢がありました。しかしご存知の通り、今はゼロ金利の時代です。利回りが非常に低く、リスク分散のために保有資産に組み入れる意義は薄れていると思います。

中野おっしゃる通り、債券の魅力が乏しくなっていますので、もうひとつ何か代わりに持ちたいと思うならREITを検討するといいかもしれません。不動産の賃貸収入や売買益を投資家に分配する商品であり、株式とは異なるキャッシュフローが期待できます。

Q3

『セゾン資産形成の達人ファンド』の積み立て投資を始めてから、買い付け価格がずっと上昇しています。このまま毎月投資するメリットはありますか。

A3

高いときも安いときも変わらずに続けることが大切です。

中野確かにこの1年の株式市場は全体として右肩上がりで、割高ではないか、バブルではないかと見る向きもあります。ただし、私たちが投資対象としているのは、これから先も成長を実現していくことが期待できる企業です。高橋社長が講演でお話された通り、成長する企業の株価はその価値に見合う価格に収斂していくと考えられます。そのため、長期的には今後も右肩上がりで推移すると見ています。

その過程において、株価が上がったり下がったりすることはもちろんあります。足元は上昇基調にありますが、この先下落する場面がいつかやってくるでしょう。積み立て投資は下がったときに安くたくさん買える手法ですから、その際の恩恵をしっかり享受できるように、高いときも安いときも変わらずに続けることが大切だと思います。

Q4

積み立て投資の平均月額はどのくらいですか。年代別に知りたいです。

A4

20代は約2万4,000円、30代は約2万7,000円、40代は約3万円、50代は約3万7,000円と、年代が上がるにつれて投資額が増える傾向があります。(2021年5月実績)

中野皆どのくらい投資しているのか、気になりますよね。セゾン投信のファンドの場合、20代は約2万4,000円、30代は約2万7,000円、40代は約3万円、50代は約3万7,000円となっています。年代が上がるにつれて投資額が増えているのは、それだけ資金の余力が生まれてくるからでしょう。毎月の投資額に迷う人は、ひとつの目安にしていただけるデータではないでしょうか。

一方で、「40代なら必ず3万円頑張りましょう」といったことでは決してありません。収入も家族構成も違いますから、それぞれの事情に合う金額を投資に向ければいいのです。大切なのは、普通にできる範囲にすること。無理をして続けられなくなり、投資をやめてしまうことだけは避けてください。

「継続は力なり」。ありふれた表現ですが、非常に重要な意味を持つ言葉です。ぜひこれからも、長期投資仲間として共に頑張っていきましょう。