人気のがん保険、今回は3大治療給付金をチェック!

皆さんこんにちは。つい最近まで本気でがん保険に加入しようと思っていたけれど、いろいろ調べているうちに、「がん保険って本当に必要?」と気持ちが揺らいでいるしらこしらおです。でももうちょっと調べます!というわけで、人気のがん保険について比較検討するシリーズの第4回目です。

過去3回の記事はこちらをご覧ください。
その③ 入院給付金
その② がん診断給付金
その① 保険期間と払込期間

今回も、比較するのは以下の8商品。
人気のがん保険としてよく名前の挙がる8つです。

水への投資 世界的に不可欠な資源への投資機会 BNPパリバ・アセットマネジメント

・メットライフ生命『ガードX』
・チューリッヒ生命『終身ガン治療保険プレミアムDX』
・オリックス生命『ビリーブ』
・FWD富士生命『新がんベスト・ゴールドα』
・アクサダイレクト『がん終身』
・ライフネット生命『がん保険ダブルエール』
・アフラック『Days1』
・東京海上日動あんしん生命『がん治療支援保険NEO』

前回はがん入院給付金について調べました。1日につき5,000円~1万円ぐらいというのが一般的なタイプで、FWD富士生命の「入院給付金なし」とライフネット生命の「3大治療を受けたら10万円を無制限」というのが他と違っていて印象に残りました。

さて今回は「がん3大治療給付金」について見ていきます。

がん3大治療とは、手術、放射線治療、抗がん剤治療のこと。
がんで所定の手術を受けたときに手術の種類に応じて入院給付金日額の10倍・20倍・40倍などの給付金を受けられるのが手術給付金です。
さらにがんで所定の放射線治療を受けたときに受け取れるのが放射線給付金で、抗がん剤治療を受けたときに受け取れるのが抗がん剤治療給付金です。

8商品の3大治療給付金に調べたところ、こんな内容でした。

【図表】人気のがん保険8商品のがん3大治療給付金の比較

  手術給付金 放射線治療給付金 抗がん剤治療給付金
メットライフ生命
『ガードX』
三大治療のいずれかひとつでも治療を受けたとき
一括100万円(1年に1回、通算5回まで)
チューリッヒ生命
『終身ガン治療保険
プレミアムDX』
1回につき
10万~60万円
1カ月につき
10万~30万円
オリックス生命
『ビリーブ』
1回につき
10万~20万円
(何度でもOK)
FWD富士生命
『新がん保険・
ゴールドα』
【特約】
5万~30万円(5万円単位)
月1回
【特約】
5万~30万円(5万円単位)
月1回
アクサダイレクト
『がん終身』
【特約】
手術のたびに何回でも10万円
(上皮内新生物は1回のみ)
【特約】
ひと月ごとに10万円を
通算60回まで
ライフネット生命
『がん保険
ダブルエール』
月1回10万円(回数無制限)
アフラック
『Days1』
1回につき
10万~20万円
1回につき
10万~20万円
治療を受けた月ごとに
2.5万円~10万円
東京海上日動
あんしん生命
『がん治療支援保険
NEO』
【特約】
1回につき10万円/20万円
【特約】
1カ月ごとに10万円

洗練されすぎている印象のアフラック
ライフネットがざっくりしていていいかも?

オリックスやFWD富士、アクサダイレクトは空白の部分がありますが、それはがん診断給付金やがん治療給付金、がん入院給付金といった、もっとざっくりとした保障でカバーするということでしょう。

一方、メットライフやチューリッヒなどは、診断給付金は特約で付加するタイプでしたが、3大治療給付金に関しては主契約で保障され、内容も他社に比べて比較的充実しているように見えます。具体的な治療に関して手厚く保障する、というスタンスなんでしょうね。

あとアフラックに関しては、よく言えばムダのない適切な保障内容といえそうですが、洗練されすぎていて、あまりにもざっくりした部分がないというか、お得感がないというか……。がん保険にお得さを求める方が間違っているとは思いますが、なんとなくそんな印象を受けます。

こうして比較してみると、ひと口にがん保険といっても各社によって手厚くする部分と特約に留める保障とが異なり、給付金もバラバラで、みんな工夫しているということがだんだんわかってきました。

ここまで見てきて個人的には、ライフネット生命がいいかな、と思っています。診断給付金がある程度受け取れて、そのあとは毎月10万円を回数無制限、とざっくりしていて、なんとなく安心です。

とはいえ、がん保険に加入する必要があるかどうか、気持ちが揺らいでいるのは変わりません。もうちょっと調べてみますというわけでまた次回!

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