「60歳までに2000万円をためるには、毎月いくら投資すればいいの?」「10年後に1000万円ほしい! 年率何%で運用すればいいんだろう?」こんなときに役立つ、資産運用のシミュレーションサイトをまとめました。

金融庁の『資産運用シミュレーション』

金融庁の資産運用シミュレーション

計算結果をわかりやすくグラフ表示

積立投資の結果をシミュレーションし、わかりやすくグラフ表示したい時は金融庁の『資産運用シミュレーション』が役立ちます。

毎年一定額までの投資が非課税になる制度「NISA(少額投資非課税制度)」の特設サイト内にある同シミュレーションは、操作のシンプルさが特徴。3つの数字を打ち込むだけで、簡単に資産運用シミュレーションができます。

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シミュレーションには、下記の3パターンがあります。
・毎月の積立金額と想定利回り、積立期間から「将来いくらになるか?」を計算
・積立期間、想定利回り、目標金額から「毎月いくら積み立てる必要があるか?」を計算
・毎月の積立金額、想定利回り、目標金額から「何年間積み立てるか?」を計算

シミュレーション結果は、元本と運用収益が色分けされた大きなグラフに表示されます。単に預貯金を積み立てた場合と、積立投資した場合の結果の違いがわかりやすいため、投資のモチベーションを維持するのにも役立ちそうです。

野村證券の『マネーシミュレーター みらい電卓』

野村證券の資産運用シミュレーション

「取り崩し」の計算が便利

積立投資に加え、一括投資や資金の取り崩しについても詳しくシミュレーションできるのが野村證券の『マネーシミュレーター みらい電卓』です。資金を積み立てではなく一括で投資した場合や、今ある資金を毎月取り崩した場合のシミュレーションが可能です。

今あるお金を取り崩す場合のシミュレーションには、下記の3パターンがあります。
・今あるお金と想定利回り、引き出し期間から「毎月いくら引き出せるか?」を計算
・月々の引き出し金額と想定利回り、引き出し金額から「いくら必要か?」を計算
・今あるお金と想定利回り、引き出し金額から「何年で資金がなくなるか?」を計算

トラリピインタビュー

例えば、「60歳で退職して、その後は毎月10万円を切り崩しながら生活したい。90歳まで生きるとして、いくら必要か?」などを計算する場合に便利です。

アセットマネジメントOneの『資産運用かんたんシミュレーション』

アセットマネジメントoneの資産運用シミュレーション

「投資」と「取り崩し」をまとめてシミュレーション

アセットマネジメントOneの『資産運用かんたんシミュレーション』なら、「まず100万円を一括投資して、その後は毎月5万円を積立投資、30年後からは資産の取り崩しを始める」といった、一括投資と積立投資、資産の取り崩しをまとめてシミュレーションできます。

シミュレーションの種類は、「将来の運用資産額を計算する」「毎月の積立金額を計算する」「積立期間を計算する」「初期投資額を計算する」の4パターン。計算の結果は、シンプルなグラフで表示されます。

アセットマネジメントoneの資産運用シミュレーショングラフ

資産の取り崩しについては、「●年かけて取り崩す場合、月々〇円を受け取れる」という月々の受け取り金額しかシミュレーションできないため、より詳しく計算したい場合は野村證券の『マネーシミュレーター みらい電卓』を利用するのが良さそうです。

明治安田アセットマネジメントの『投資シミュレーション』

明治安田アセットの資産運用シミュレーション

運用結果の「ぶれ幅」まで考慮した詳細な分析

年率リスクや年率リターンまで設定し、より正確な資産運用シミュレーションを行いたい場合は、明治安田アセットマネジメントの『投資シミュレーション』が最適でしょう。資産形成分析と、取り崩し分析の2種類のシミュレーションが利用できます。

シミュレーション結果は、例えば将来の投資結果(金額)を計算する場合は、運用成績が上位10%の場合~下位10%の場合まで細かくチェックすることができます。

明治安田アセットマネジメントの資産運用シミュレーショングラフ

また取り崩し分析では、資産運用しながらお金を取り崩した場合と、投資はせず、単に銀行預金に預けておいた場合の資産寿命(お金が枯渇するまでの期間)をグラフで比較することもできます。

明治安田アセットの資産運用シミュレーショングラフ

非常に多機能な明治安田アセットマネジメントの『投資シミュレーション』ですが、「複雑すぎて使うのが難しい」と感じる投資初心者の人もいるかもしれません。自分の目的に合った資産運用シミュレーションを選ぶのが重要といえそうです。

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