資産形成は長期で取り組むのが成功への近道です。しかし、長く続けていれば、途中でモチベーションが途切れそうになることも、くじけそうになることも、きっとあるでしょう。そんな時でも資産形成をやめずに継続するためには、どうすればいいでしょうか。「【投資家】ぽんちよ」(2021年3月23日現在登録者数18.4万人)を運営し、「投資家ぽんちよのブログ」も大人気の投資YouTuberぽんちよさんが実践する、モチベーションを維持するための工夫について教えていただきます。
- 資産形成は途中でモチベーションが途切れそうになることもある
- モチベーションを高めるためには、資産記録をつけることが効果的
- 資産規模が膨らんでいることが確認できれば、意欲が湧いてくるはず
投資で挫折しがちな「長期目標」
私は普段より「投資家ぽんちよ」として、投資初心者向けにYoutubeチャンネル・ブログの運営をしています。発信者である一方で1人の投資家としては「FIRE」(経済的自立と早期リタイア)ということを目標に投資をしています。そして、読者・視聴者の一人一人にそれぞれの目標に向かって「投資」を行っていると思います。
しかし多くの人にとっては「資産○千万を貯めたい」「FIREできるような資産を!」「老後2000万問題の解決」などかなり長期の大きな目標を掲げているのではないでしょうか? このような大きな目標を達成するためには膨大な時間を要し、途中で挫折しそうになる方もいるのでは……?
総資産推移をつけよう!
長期の目標を達成する上では、どうしても途中でモチベーションが途切れそうになっていまします。そこでモチベーション維持におすすめなのが「毎月総資産推移を記録する」ということです。私自身は毎月給料日にエクセルで資産を記録することを2年近く行ってきました。最初はブログのネタにしたいと思いエクセル表で資産を毎月記録していたのですが、記録をし続けていくうちに「総資産記録の魅力」を知ることになりました。
総資産記録の魅力
総資産推移を記録するようになり始めて分かったことは、記録をつけ振り返ることで「資産形成のモチベーション向上」「長期投資の視点を持てる」ということです。そもそも積立投資をする多くの方は、毎月の給料から入金していくと思います。
そのうえで大きな相場変動・暴落相場がない限りは給料分だけ少しずつ資産が増えていきます。このような小幅な資産推移の上昇を記録していくことで「自分の資産が膨らんでいる」ということを可視化することで、「もっと資産を増やしたい」という意欲が生まれます。そして、「さらなる節約に努め入金力をあげよう!」という意欲が自然にわいてきて、資産形成が加速するでしょう。
また、毎日の相場変動では、ときに自分の保有株が数日連続で下落し、含み益が減少する場合があります。このような局面で「この株を保有していてもいいのか?」と不安に襲われる「狼狽売り」する人もいるでしょう。
しかし、毎月資産推移を記録することで「1カ月」という長い目で自分の資産を見ることができ「数日単位では下落していたけど、1カ月単位では上昇していた!」と気づくこともあります。このような1カ月単位という長期的な視点が「狼狽売り」を防いでくれることでしょう。また毎月資産推移を記録するとたびに自分のポートフォリオを振り返ることで「今の資産バランスで大丈夫か?」ということを客観視することもできます。
まずは半年間つけてみよう!
毎月の資産推移を記録していき、最初の数か月はあまり意味を感じないかもしれません。しかし半年ほど記録していくと、自分の資産推移を「グラフ化」することができ、自分の成長を時間することができるでしょう。ぜひ、今月から資産推移を記録してみてください。
また、私の場合は1か月で一番資産が多い「給料日」に資産推移を記録するようにしています。ちょっとずるいですが、一番資産が大きいタイミングで金額を記録することで更なるモチベーションアップにつなげています。