「【投資家】ぽんちよ」(2021年5月18日現在登録者数21万人)を運営し、「投資家ぽんちよのブログ」も大人気の投資YouTuberぽんちよさん。投資信託やつみたてNISAなど投資初心者向きのコンテンツを多く発信していますが、実は個別株投資も大好きで、中でも成長株投資がお好みとのこと。今回はぽんちよさん流の成長株選びについて教えていただきます。
- 成長株選びで重視するのは「時価総額」「売上高」「営業利益率」
- 成長余力を残しつつ、売上高が前年比20%以上を持続している銘柄
- 他社優位性を見抜くポイントは営業利益率10%以上
実は私、成長株が大好きなんです……。
「株で大きな利益を狙いたい」──。そう思って投資をする方も多いのではないでしょうか? 投資の世界では「10倍株」「テンバガー」といった、10倍以上に値上がりするような株を買い、株価の急上昇を狙う投資家も多いです。では、そんな株を狙うには、どんなポイントに着目して銘柄選択すればいいのでしょうか?
私自身「投資初心者のハードルを少しでも下げる」というコンセプトで投資初心者向けにYouTube・ブログを運営しています。その中では投資の入り口として投資信託やつみたてNISAの話が多くなってしまいますが、実は個別株投資好き、特に「成長株投資」が大好きなんです。
成長株とは、事業規模が急拡大している企業の株式のこと。成長株を保有していると株価の急上昇を狙えます。特に自分が発掘した銘柄が急上昇したときには、大きな達成感を味わえます。また、成長株の多くは「独自のビジネスモデル」を持っており、銘柄分析をしていく中で、新しいビジネスモデルを学べるのも楽しみの一つです。
成長株選びのポイントはこの3つ!
私自身、成長株選びで重視しているポイントは「時価総額」「売上高」「営業利益」の3つです。
■時価総額500億円以下
株価の上昇を考える上では「成長余地」を考えなければいけません。例えば現在、時価総額27兆円のトヨタが10倍株になる可能性は少ないでしょう。このため「10倍株」「テンバガー」を狙うためにはある程度、時価総額が小さく成長余地のある銘柄を選んでいかなければいけません。ぜひ時価総額500億円以下の企業の中から探してみましょう。
■前年比売上高20%以上
売上高は事業規模の拡大を端的に表す指標として重要です。とくに魅力的な成長株のポイントは、「前年比売上高20%以上」を数年間継続していることです。ただし、徐々に成長率が弱まってきている企業には注意をしなければいけません。
■営業利益率10%以上
今後の成長を期待できる株というのは、「競合と比較して優位なビジネスモデル・技術・商品」を持ち合わせています。このような企業は、薄利多売になりづらく利益を増やしていける企業と言えます。ではどのように、「優位性」を見抜いていくのか? そこでおすすめなのが「営業利益率10%以上」というポイントです。
営業利益は「売上-(原価・人件費・広告費等)」で求めることができ、その企業の「稼ぐ力」を表します。そして営業利益率が高い企業というのは、他社比較して優位性のある稼ぐ力の強いビジネスモデルを持つと言えるでしょう! ぜひ営業利益率10%以上を狙ってみてください。
今回説明した3つのポイントを踏まえれば必ず利益を上げられるというわけではありません。成長株選びでは、その企業の将来性・現在の株価水準など、様々な注意しなければいけないポイントが存在します。しかし、成長株選びの入り口として、これら3つのポイントを押さえていくことがあなたの投資に役立つと思います。