先進国株への投資で大きな利益を狙うなら、長期的に右肩上がりで推移してきた米国株(アメリカ株)が有力な選択肢となります。この記事では、米国株投資をするなら必ず知っておきたい3つの株価指数の基礎知識と、各指数への連動を目指す代表的なインデックスファンドを紹介します。ファンド選びの参考に役立ててください。

  • 米国株指数の代表格はS&P500、NYダウ、NASDAQ100
  • インデックスファンドなら米国株の代表的指数に少額から投資できる

米国株指数の代表格はS&P500、NYダウ、NASDAQ100

インデックスファンドは、日経平均やNYダウなどの指数に合わせて値動きするように組成されたファンドのことをいいます。指数に組み入れられたすべての株式を買うことは困難ですが、インデックスファンドなら少額から多くの銘柄に分散投資が可能です。手間をかけずにリスクを分散でき、値動きも把握しやすいことや、信託報酬などの運用コストが比較的安いことから、資産形成の手段として一般の投資家からの人気が高まっています。

米国株式市場の株価指数といえばS&P500やNYダウ、NASDAQ100などがあります。ここからはそれぞれの指数の特徴と代表的な商品を紹介します。

代表的な米国株のインデックスファンド

S&P500……eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

S&P500は米国を代表する株価指数のひとつです。S&P500に含まれる銘柄の時価総額だけで米国株式市場の大半を占めており、米国経済の動向を最もよく反映する指数といえます。S&P500はその名が示す通り、ニューヨーク証券取引所やナスダックに上場する約500銘柄で構成されています。構成銘柄は時価総額や業種などを勘案して選ばれます。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』は、三菱UFJ国際投信の低コストのインデックスファンド「eMAXIS」シリーズのひとつです。中でも同ファンドは信託報酬が0.1%以下と、その安さが際立っています。純資産総額は2022年9月16日時点で1兆5000億円を超えており、国内最大級の投資信託にまで成長しています。

インデックスファンドは手数料が安く、時価総額の大きなものを選ぶのが定石と言われており、『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』は米国株のインデックスファンドの中でも最も有力な選択肢といえます。

インデックスファンドの選び方。基本を再確認!

  • 運用会社:三菱UFJ国際投信
  • 純資産総額:1兆4282億円
  • 運用管理費用(信託報酬):年率0.0968%以内
  • 騰落率:84.7%(3年)
  • 販売会社:三菱UFJ銀行、三菱UFJ国際投信、主要ネット証券など

(2022年8月31日時点)

組み入れ上位10銘柄
銘柄 業種 比率
1 APPLE INC テクノロジ・ハードウェア・機器 7.0%
2 MICROSOFT CORP ソフトウェア・サービス 5.6%
3 AMAZON.COM INC 小売 3.2%
4 TESLA INC 自動車・自動車部品 2.0%
5 ALPHABET INC-CL A メディア・娯楽 1.9%
6 ALPHABET INC-CL C メディア・娯楽 1.7%
7 BERKSHIRE HATHAWAY INC-CL B 各種金融 1.5%
8 UNITEDHEALTH GROUP INC ヘルスケア機器・サービス 1.4%
9 JOHNSON & JOHNSON 医薬品・バイオテクノ・ライフ 1.2%
10 EXXON MOBIL CORP エネルギー 1.2%

2022年8月31日時点

NYダウ……iFree NYダウ・インデックス

NYダウ(ニューヨーク・ダウ)とは、「ダウ・ジョーンズ工業株30種株価平均」の通称です。ニューヨーク証券取引所やナスダックに上場する企業から30銘柄を厳選した指数で、銘柄は時代の流れに応じて入れ替えが行われます。「工業株」という名前ですが、実際にはサービス業やIT企業などの銘柄も含まれます。NYダウに採用されている銘柄は、米国経済をけん引するリーダー的企業ともいえるでしょう。

iFree NYダウ・インデックス』は、NYダウに連動するインデックスファンドです。信託報酬はNYダウのインデックスファンドの中では安い部類で、6年以上の運用実績があります。取り扱う販売会社も比較的多く、純資産総額も増え続けている、安定感のあるファンドです。

  • 運用会社:大和アセットマネジメント
  • 純資産総額:397億円
  • 運用管理費用(信託報酬):年率0.2475%
  • 騰落率:64.4%(3年)
  • 販売会社:主要ネット証券、全国の地方銀行など

(2022年8月31日時点)

組み入れ上位10銘柄
銘柄 業種 比率
1 UNITEDHEALTH GROUP INC ヘルスケア 9.9%
2 GOLDMAN SACHS GROUP INC 金融 6.3%
3 SPDR DJIA TRUST 6.1%
4 HOME DEPOT INC 一般消費財・サービス 5.5%
5 MICROSOFT CORP 情報技術 5.0%
6 MCDONALD’S CORP 一般消費財・サービス 4.8%
7 AMGEN INC ヘルスケア 4.5%
8 VISA INC-CLASS A SHARES 情報技術 3.8%
9 HONEYWELL INTERNATIONAL INC 資本財・サービス 3.6%
10 CATERPILLAR INC 資本財・サービス 3.5%

2022年8月31日時点

NASDAQ100……iFreeNEXT NASDAQ100インデックス

NASDAQ100(ナスダック100)は、NASDAQ(ナスダック)市場に上場する企業から、時価総額などの基準で選ばれた100銘柄で構成される株価指数です。ナスダックはニューヨーク証券取引所と比べて、ITやバイオテクノロジーなどの先端的な業種の企業が多いのが特徴です。

S&P500は米国企業のみで構成されているのに対し、NASDAQ100はナスダックに上場していれば米国外の企業も対象となります。またNASDAQ100では、積極投資によって赤字を出している新興企業を採用することもあり、これから成長する企業も株価指数に取り込んでいこうというスタンスがうかがえます。

iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』はNASDAQ100に連動するファンドの中でも比較的手数料が安いうえ、運用期間が4年以上と長く、時価総額も大きい商品です。ネット証券での取り扱いも多いため、購入しやすい米国株インデックスファンドです。

『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』の過去3年間の騰落率は、S&P500やNYダウのインデックスファンドを上回っています。成長力は大きな魅力ですが、その分だけ値下がりのリスクも大きくなるため、運用する際には注意が必要かもしれません。

  • 運用会社:大和アセットマネジメント
  • 純資産総額:515億円
  • 運用管理費用(信託報酬):年率0.495%
  • 騰落率:109.0%(3年)
  • 販売会社:主要ネット証券、全国の地方銀行など

(2022年8月31日時点)

組み入れ上位10銘柄
銘柄 業種 比率
1 APPLE INC 情報技術 13.0%
2 MICROSOFT CORP 情報技術 10.0%
3 AMAZON.COM INC 一般消費財・サービス 6.6%
4 TESLA INC 一般消費財・サービス 4.4%
5 ALPHABET INC-CL C コミュニケーション・サービス 3.5%
6 ALPHABET INC-CL A コミュニケーション・サービス 3.3%
7 NVIDIA CORP 情報技術 2.8%
8 META PLATFORMS INC CLASS A コミュニケーション・サービス 2.7%
9 NASDAQ 100 E-MINI SEP 22 2.5%
10 INVESCO QQQ TRUST SERIES 1 2.1%

2022年8月31日時点

https://mon-ja.net/220917-01_japanese-stock-index-fund/

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