【投資家】ぽんちよ」(2021年7月12日現在登録者数23.7万人)を運営し、「投資家ぽんちよのブログ」も大人気の投資YouTuberぽんちよさん。今回は、株の買い時を見極める際に使うテクニカル分析について教えていただきます。

  • 株の買い時を見極めるためには、テクニカル分析が必要
  • おススメのテクニカル分析はRSI(相対力指数)
  • 「売られ過ぎ」のシグナルが出ているタイミングで購入する

ファンダメンタル分析は大事だけど……。

どうもこんにちは、ぽんちよです。普段運営しているYouTubeチャンネル『【投資家】ぽんちよ』では、決算・事業内容・財務分析などに重点を置いたファンダメンタル分析を中心に発信しています。この理由は、単純に私が、ファンダメンタル分析を愛しているからです。

過去には「成長株の探し方」「高配当株の探し方」の記事で、ファンダメンタル分析における成長株・高配当株それぞれの重要なポイントを紹介してきました。ただし、この条件で株を探して買ったからといって、“必ず成功する”というわけではありません。

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投資の世界では財務・事業内容を分析するファンダメンタル分析の他にも、チャートやオシレーターなどから株の買い時を判断するテクニカル分析も存在します。財務が良い銘柄を見つけたら、次は「買い時」を考えるために、テクニカル分析をしていかなければいけません。

テクニカル分析をおろそかにしていた過去の自分

投資を始めたての頃、私が最初に株の本を図書館で借りて勉強し始めたのは、ファンダメンタル分析でした。PER・PBR・営業利益などなど……。ひたすらにファンダメンタル分析ばかりを読み漁って勉強していたので、当時は「財務・成長性が良ければ株価が上がる」という独自の考えのもと、理想の財務状況の銘柄を見つけてはすぐに購入していました。

しかし、そのような株の買い方で多発したのが「高値掴み」という現象です。高値圏で株を購入し、すぐに株価が下落し狼狽売りして損をするという失敗を繰り返し、だんだんと「ファンダメンタル分析だけじゃなく、テクニカル分析も必要なんだ」と理解し始めました。

テクニカル分析のイメージ
ぽんちよさんは、高値掴み&狼狽売りという失敗を繰り返し、テクニカル分析の必要性を知ったという

初めてテクニカル分析を勉強するなら

そんな私がテクニカル分析も勉強し始め、チャート形状や各オシレーターを覚えていったのですが、もしあなたが初めてテクニカル分析をしてみるなら、私のおすすめは「RSI」です。RSIは「相対力指数」とも呼ばれ、一定期間の下げ幅と上げ幅の合計を足した数字で割って、100をかけたもので、0~100で表されます。

そしてRSIが20以下の時に「売られすぎ」、80以上の時に「買われすぎ」と言われ、もし株を購入するなら「売られすぎ」のシグナルが出ている20以下のタイミングで購入するといいわけです。

【RSIが低下したタイミングを底値に反発している例】
(レーザーテック(6920)の日足チャート)
レーザーテックの日足チャート
出所:SBI証券HP

テクニカル分析では様々なオシレーターやチャートの見方がありますが、私としては「投資初心者に一番わかりやすく反応してくれるのはRSI」と考えているため、ぜひ皆さんも使っていただきたいです。

RSIを使って投資をしていくなら……ぽんちよの場合

では最後に、実際に私が投資をする上でのRSIの使い方について話していこうと思います。私の場合は、まずスクリーナー機能などで株を探し、ファンダメンタル分析を行ったうえで自分の気になった銘柄をリストアップしていきます。そしてリストアップした銘柄のRSIを見ながら、「そろそろ天井かな?」「そろそろRSIが20付近に近づいてきたかな」と考えながら購入のタイミングを計っていきます。ぜひ、皆さんも気になる銘柄を見つけたら、すぐ購入するのではなく、一度心を落ち着けて買い時を待ってみましょう。

RSIのイメージ
ぽんちよさんは、「そろそろRSIが20付近に近づいてきたかな」と考えながら購入のタイミングを計っているそう

また、RSIによるテクニカル分析でもし1つの銘柄で買い時を逃してしまってもがっかりするのではなく、「この銘柄とはご縁がなかったんだ」と捉え、無理に一つの銘柄に固執することなく、リストアップした他の銘柄で買い時が来ていないかを確認していきましょう。

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