中年以降に急激な右肩上がりを描くがん罹患率

かつては不治の病といわれ、現在も男性の3人に2人が罹患するがん。そんな恐ろしいがんも、医療技術の進歩で早期に発見し、適切な治療を受ければ完治する確率は高まりました。

しかも罹患するのは高齢になってからがほとんど。「がんを心配するのはまだ早いかなぁ」――。そう思っている40代、50代の方も大勢いらっしゃるでしょう。私もそんな一人でした。

でもこのグラフを見てください。

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【図表】がん死亡率の年齢による変化(全部位、2017年)

出所:国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」

これは「国立がん研究センターがん情報サービス」による最新がん統計です。

人生の可能性がどんどん失われていく中年以降に、こんな右肩上がりのグラフを描けるのは、がんの罹患率ぐらいかもしれませんね。今年めでたく4回目のアニマルローテーション(亥年)を迎える私にとっても、他人ごとではありません。

健康的な生活習慣を心掛けるとともに、もしがんに罹患した場合に早期に発見できるよう、今年はがん検診を受けることを心に誓いました。私が住む自治体では、30歳以上であれば無料で受けられるようです。

人気のがん保険はどれ? 8つの商品に絞り込み

あともう一つ考えておきたいのは、やっぱりがん保険です。日本は公的な医療保険制度が充実していますが、万一がんになったときに、金銭的な心配をせず、しっかり治療に専念するためにも、民間のがん保険に加入しておいた方が安心です。

そう思いつつ、医療保険には加入していますが、がん保険は未加入。
そこで改めて民間のがん保険について調べてみました。

がん保険の主な給付内容は、以下の4つのカテゴリーに分けて考えることができそうです。

①診断給付金

がんと診断されたときに受け取れるお金です。1回しか受けられない商品もあれば、何回でも受けられるものもあるなど、商品によって異なります。

②入院給付金

これは入院日数に応じて受け取れるお金ですね。厚生労働省の「平成26年患者調査」によると、15~64歳の人ががんで入院した場合の平均在院日数は14日。日額1万円であれば、14日間入院して14万円受け取れます。

③手術給付金

手術を受けたときに受け取れるお金です。

④その他

例えば、抗がん剤治療や放射線治療を受けたときの給付金や、オプションで付加する特約などです。特約は各社ごとにさまざまで、保険料払込免除通院特約などがあります。

あとは毎月の保険料と保障のバランスを考えながら、もっとも納得感のある商品を選びたいのですが、とにかく民間のがん保険は商品が多すぎて、何を選べばいいのかわからない!

ということで、ひとまず人気のある商品を中心に検討していくことにします!やっぱり人気のある商品には、それなりに理由があるのでしょうし、保険は加入者の母数が多いほうが、保障も安定・充実していく傾向にあると思います。

「がん保険 人気ランキング」といったキーワードで検索してみると、いろんなサイトのがん保険ランキングが出てきます。見ていくうちに、なんとなく人気商品がわかってきました。

だいたい出てくる商品の顔ぶれは、

・メットライフ生命『ガードX』
・チューリッヒ生命『終身ガン治療保険プレミアムDX』
・オリックス生命『ビリーブ』
・FWD富士生命『新がんベスト・ゴールドα』
・アクサダイレクト『がん終身』
・ライフネット生命『がん保険ダブルエール』
・アフラック『Days』
・東京海上日動あんしん生命『がん治療支援保険NEO』

あたりに収れんされていくようですね。

そういえば先日お会いしたファイナンシャルプランナーの方も、いまがん保険に加入するなら、メットライフ、チューリッヒ、ライフネット、FWD富士生命などがおススメ、と話していました。

というわけで、ひとまずこの8商品を中心に、次回から保障内容や保険料などを比較検討していきたいと思います。

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