日本が祝日でも海外市場は動く
新天皇の即位に伴い、2019年のゴールデンウィークは4月27日から5月6日まで10連休となることが決まっています。祝日法が定められた1948年以降、最長の大型連休に向けて、どう過ごそうか今からワクワクしている人も多いでしょう。
ただ、個人投資家にとっては気がかりなこともあります。それは海外市場の動向です。日本の株式市場が休場となる祝日も海外では通常に取引されるため、大きな相場変動が起こることも少なくありません。海外株が暴落するような事態になれば日本株も無傷ではいられず、連休明けに急落して始まるかもしれないのです。
10連休どころか「ゴールデンウィーク」も日本だけの風習。海外の金融市場は動いている
せっかくの連休をそわそわ過ごすことのないよう、事前にリスク回避の方法を考えておきましょう。そのひとつが、CFDです。
「CFDはハイリスク」は勘違い? 使い方次第で株式投資の幅が広がる
上記記事で紹介した通り、CFDは日本の祝日にも取引でき、「売り」から入れる特徴があります。その商品性を生かしたリスク回避の活用例は次の通りです。
1 現物株を保有
↓
2 日本の祝日に海外市場で大きな下落
↓
3 祝日明けの日本市場でも大幅な下落が想定される
↓
4 しかし、現物株は祝日に取引できない
↓
5 そのまま放っておくと大きな含み損を抱えてしまうかもしれない
↓
6 日経平均株価に連動するCFDの売りポジションを建てておく
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7 予想通り祝日明けに日本市場が下落
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8 売りポジションを買い戻し
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9 買い戻しの利益で現物株の損失を相殺
2019年のゴールデンウィーク中、米国では重要な経済指標の発表などが予定されています。リスクの回避、あるいはさらなる利益の追求のために、連休中も海外市場には要注目です。
【図表】2019年ゴールデンウィークの取引スケジュール
取引日 | 曜日 | CFD | 現物株式 市場 |
主な経済指標 |
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2019/4/27 | 土 | × | × | |
2019/4/28 | 日 | × | × | |
2019/4/29 | 月(祝) | ○ | × | 米国 3月個人消費支出 |
2019/4/30 | 火(国民の休日) | ○ | × | |
2019/5/1 | 水(祝) | ○ | × | 米国 4月ISM製造業景況指数 米国 FOMC政策金利 |
2019/5/2 | 木(国民の休日) | ○ | × | |
2019/5/3 | 金(祝) | ○ | × | 米国 4月雇用統計 |
2019/5/4 | 土 | × | × | |
2019/5/5 | 日 | × | × | |
2019/5/6 | 月(国民の休日) | ○ | × |
GWを「投資を始める連休」に
「毎日忙しくて、そもそも投資を始める余裕がない」。そんな人にとっては、この連休が良いきっかけになるかもしれません。証券口座を選んで開設したり、銘柄を探したり、十分な時間がなければなかなかできないことです。この機会に、保険の見直しを検討するのもいいでしょう。
10連休のうちのどこかで「資産運用について考える日」を決め、じっくりとご自身のお金に向き合ってみてはいかがでしょうか。