薄っぺらい動機で始めた、ワタシの献血

ナイーブな話なので、最初にお断りを入れますが、献血には向いている人と向かない人(中にはできない人)がいます。私は、どちらかと言えば後者のタイプなので、頻繁に献血しているわけでなく、年に一度か二度といったペースで献血に出向いています。

私が献血をするようになったのは、それほど昔ではなく7年ほど前になります。40歳を過ぎて、何か新しいことに取り組みたいなと思ったのがきっかけでした。十代の頃に一度、献血をしたことはあるのですが、自分の血を見るのが気持ち悪く、ずっと避けていました。

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それでも、どちらかと言えば健康オタクな自分にとって、血液は気になる分野です。ローリング・ストーンズのキース・リチャーズが、全身の血を入れ替えて(血液交換して)、ドラッグ依存を克服したという伝説を久しぶりに思い出し、血液を活性化すれば人生、少しは変わるかもと勝手な願望を抱きました。もちろん、私自身、薬物に手を染めたことはないわけですが……。

妻曰く、「おとこの人は、おんなの人と比べると血が入れ替える機会が少ないからねぇ」。献血をすれば、少しは新しい血をつくるきっかけになるかもという思い込みが合致し、ある土曜日の午前中、渋谷にある献血ルームに出かけてみました。奉仕の精神などほとんどなく、実に薄っぺらい動機なのがワタシの献血です。

私は静脈が細いらしく、400ミリリットルを献血するのに15分近くかかりました。痛くはありませんが、少しずつ血が抜かれるのは変な感覚ではあります。多くの献血ルームがそうだと思いますが、献血後にはクッキーやアイスクリームなどをいただきながら、ゆっくり過ごすことができました。

多岐に渡る項目をレコーディング

献血で身体が活性化したかは自覚できませんが、いいなと思ったことはあります。それは、献血時の血液から無料で行ってくれる血液検査です。

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献血者には、そのお礼として検査結果を教えてくれます。その内容も、健康診断で行う血液検査と同様に、コレステロールやALT、γ-GTP、総蛋白、アルプミンといった生化学検査から、赤血球数や白血球数、血小板数、ヘモグロビン量といった血球計数検査など多岐の項目に渡ります。

年に複数回、献血に協力できる人を対象にした日本赤十字社と献血者のWeb会員サービスになれば、検査結果をいち早く知ることもできます。

ちなみに、私も会員です。

会員のログイン後のページでは、自身の献血履歴とともに、血液検査の結果を時系列でのグラフとして見ることもできます。

※画面の見本(ふらりんの検査結果)

たとえば、会社の健康診断が年に一度しかないとすれば、血液検査もそのタイミングでしかできません。健康診断の半年後に献血をすれば、半年ごとに検査内容を知ることができます。ただし、献血で行うのは、あくまで血液検査であり、診断を目的としたものではありません。

とはいえ、血液検査のレコーディング情報からは、身体の状態を推察することができ、傾向と対策につなげられます。例えば、私は週に数回しかアルコールを摂取しない割に、γ-GTPの値が高く、飲酒に向かないタイプなのだと改めて気づかされました。

自己中心的な理由で献血をはじめたものの、続けているうちに、自分が社会に貢献していることへの満足感が高まってきたのは不思議です。なにか美しい口実があるだけで、これまで避けていたことも習慣化することができるのかもしれません。

無理やりな展開ですが、資産運用も続けているうちでしか発見できない境地は、必ずあるような気がします。

ちなみに、身体よりもお金が心配な方には、「お金の健康診断」を無料でお試しできるサービスもあります。気になる方は、一度診察されてみては。

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