近年、旅行先やトランジット先としても人気の「ドバイ」。東京発ドバイ行きの航空会社を見ると、直行便のエミレーツ航空(日本航空とのコードシェア)や香港トランジットのキャセイパシフィック航空、バンコクトランジットのタイ国際航空などさまざまな選択肢があります。今回はエミレーツ航空とJALの違いや、マイルを使用する注意点を中心にご紹介します。
ドバイへの直行便は顧客満足度が高いエミレーツ航空
東京・大阪とドバイを直行便でつなぐエミレーツ航空は、顧客満足度の高い航空会社として知られ一度は乗ってみたいと思っている方も多いのでは?
他の機体よりも大きさが目立つエミレーツ
映画やゲームなどの機内エンターテインメントが充実しており、2階建てのA380は他の機体と比べエコノミークラスの座席の幅が広くゆったり座ることができます。
ビジネスクラスにはスタンディングバーが付いていたり、ファーストクラスではドンペリ飲み放題・キャビア食べ放題だったり、機内とは思えないラグジュアリー感も人気の理由のひとつです。
エミレーツのビジネスとファーストはすべて琥珀風のデザインに
同じ飛行機でも航空会社によってマイル数が異なる
エミレーツは日本航空(JAL)とコードシェアしており、どちらの航空会社でチケットをとるかによって特典航空券の使用マイル数が異なります。
エミレーツ航空の場合、エコノミークラスなら62,500マイル必要ですが、提携社特典航空券としてJALでチケットを取れば47,000マイルで交換できます。
ビジネスクラスならエミレーツが148,750マイル、JALが85,000マイルとかなりの差です(2019年11月時点)。
その上、エミレーツ航空はワンワールドやスターアライアンスといった航空連合に加盟していないため、エミレーツ単体でしかマイルを使用できません。
だとしたら、JALでチケットを取ったほうがワンワールドだし国内線にも使えるし、使い勝手の良いマイルが貯まっておトク! と思うところですが・・・。
同じ日程でエミレーツ航空とJALのHPを見比べると、エミレーツ航空はエコノミー往復が80,120円、JALは138,920 円(いずれも手数料・税金・燃油サーチャージ等含む)と、JALのほうが圧倒的に高いのです。
単純に航空券として買うならエミレーツ航空、特典航空券でチケットを取るならJALと使い分けするのがオススメです。
お皿の真ん中にてんこ盛りになっているキャビア
タイ国際航空やキャセイパシフィック航空という選択肢
時期によってはあまり航空券代が変わりませんが、全日本空輸(ANA)のマイルを中心に集めている方ならANAと同じスターアライアンスのタイ国際航空を使うのもGOOD。
バンコクでのトランジットはたった1時間と効率的で、機内食も美味しいと評判です。
また、ドバイまではロングフライトかつ夜行便になるため、どうしてもビジネスクラスがいいという方はキャセイパシフィック航空で探してみましょう。
エミレーツ航空のビジネスクラスの最低料金は約50万円~ですが、キャセイパシフィック航空なら約19万円~と、半額以下で購入できます。
ドバイに行く際は、それぞれのニーズにあわせて航空会社を選んでみてくださいね。
※2019年11月時点の内容で、必要マイル数や航空会社の情報は今後変更・見直しされる可能性があります。最新の情報は各社に問い合わせください。