YouTubeチャンネル「【投資家】ぽんちよ」(2022年7月25日現在登録者数34.7万人)を運営し、「投資家ぽんちよのブログ」も大人気の投資YouTuberぽんちよさん。実は今年3月にFIREを達成していました!パチパチパチ。自分もいつかFIREを達成したい……。そう考えているMonJa読者もきっといるでしょう。一方で「早期退職して大丈夫?」「不安はなかった?」「どんな準備をしたの?」「いまの生活費は?」など、FIREに向けての心配は尽きません。そこでぽんちよさんにFIREのメリットや不安の解消の仕方などについて教えていただきましょう!

  • 早期退職し、配当金収入と個人ビジネスで生計を立てるサイドFIREという生き方
  • セルフブラック企業状態から脱出し、自由時間も増え、幸福度が高まった
  • 不安が完全に解消されるまで資産・稼ぐ力を養い続けることを実践してきた

サイドFIREってなに?会社を早期退職したら不安?

どうもこんにちは、ぽんちよです! 私は普段、日本株・米国株に投資をすると同時に、投資発信者としてYouTubeチャンネル「【投資家】ぽんちよ」や「投資家ぽんちよのブログ」を運営しています!

私は、2022年3月に職場を早期退職し、サイドFIREという人生を歩み始めました。いま世間でも「FIRE」という言葉が取り上げられる機会が増えてきて、実際にFIREするとどんな生活なのか? 不安はないのか? と疑問に思っている方もいるかもしれません。そこで今回は、自分の実体験ベースでサイドFIREのメリットや不安の解消の仕方について紹介したいと思います。

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FIREの中でもサイドFIREをしたぽんちよ

FIREは「Financial Independence Retire Early」の略で、経済的自立を達成し早期退職することです。そして退職後は、①在職時に築いた資産を切り崩す、②資産からの配当金などの収入をえる、ことで生活費を捻出することになります。ただしこの場合、莫大な資産額を要します。例えば、年間生活費が300万円の場合、配当金生活を送るためには1億円程度の資産を築く必要があります(配当利回り3%と仮定)。

FIRE達成のイメージ
ぽんちよさんは、2022年3月に早期退職し、サイドFIREという人生を歩み始めた

そこで私が選んだのが「サイドFIRE」という早期退職の形です。これは早期退職後に「配当金収入+個人ビジネス」で生計を立てていく形となります。私の場合は在職中から、YouTubeやブログなどの個人ビジネス(副業)を取り組んでいたため、退職後の収入源もあり、サイドFIREに踏み切ることができました。

30歳でセミリタイア「FIRE」達成の方法とは

副業に月100時間~セルフブラック企業からの卒業

サイドFIRE・早期退職する前は、昼は仕事、朝晩はYouTube動画制作という毎日だったので、仕事以外の月100時間ほどを副業にあてていました。そのような生活の中では、なかなか「気軽に遊びに行く!」という行為も難しく、土日に遊びにいくのなら、それ以外の平日の作業時間を増やす必要があり、睡眠時間を削ることもありました。特に友人の結婚式に行った際には、書籍執筆と日程がかぶっており、ホテルのロビーで朝3時に起きて挙式ギリギリまで作業をしているなんてことも……。

もちろん副業なので誰に強いられて働いているわけではありませんが、ブラック企業のような労働時間の長さ、言い換えると「セルフブラック企業」のような状態でした。

トラリピインタビュー

理想的な働き方の実現に必要なのは、意志と行動力

サイドFIRE後の生活の変化~精神的な圧迫感が激減!

一方でサイドFIRE後は、職場の8時間拘束がなくなったことで、「仕事から帰ったら動画を作らなきゃ」という精神的な圧迫感が激減しています。また、「1日最大8時間までしか作業をしない」という自分なりのルールを決めたことで、それ以外の時間を自由に遊んだり、出かけたりできることに幸せを感じます。

もしかしたら「会社を辞めるのは不安じゃないのか?」と思う方もいるかもしれませんが、私の場合は「不安が完全に解消されるまで資産・稼ぐ力を養い続ける」ということをしてきました。例えば、資産額6000万円を利回り3%で運用した場合、年間の投資収入は180万円になります。私の場合は生活費をあげなければ月15万円で生活することも可能であり、「投資収入だけでも生きていける」というのが不安の解消になっています。また副業収入が生活費を上回っている期間が2年以上継続していたことも、サイドFIREするにあたり自信になっていました。

金銭的な自由を手に入れた
ぽんちよさんは「1日8時間までしか作業をしない」というマイルールを設定し、それ以外の時間は自由を満喫しているという

このように自分の中で退職しても不安がない状況を作れた時に、人生においてFIRE・サイドFIREが現実味を帯びてきます。またこのような状況を作り出すには、長期間にわたる努力が必要であるといえるでしょう。ただし、それを乗り越えた先に、FIREという自由が待っており、その努力に値する価値がFIREにはあると思います。

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