投資をはじめてみたいけれども、怖くて最初の一歩を踏み出せないという方も多いのではないでしょうか。そんな方には、ウェブサイトやアプリを使った投資の練習をおすすめします。投資の練習をすることで、お金を使わずに実践感覚を養えるので、実際に運用するときに役に立つ知識と経験が得られます。
- 証券会社のデモトレードでは実際の取引画面を使って株式投資などの練習ができる
- 投資を疑似体験できるアプリは口座開設の手続きが不要。ゲーム感覚で投資を学べる
- 実際のお金を投資すると、練習のときとは心理状態が変わるので注意が必要
投資シミュレーションならお金が減らないので安心
最近はネット証券が提供するアプリなどで気軽に投資ができるようになっており、ポイント投資や少額投資も行えるサービスも増えています。投資機会が広がったことで、若い世代にも投資に興味を持つ方が増えてきています。
しかし、いくら少額とはいえ、お金が減ってしまうかもしれない投資に、最初の一歩をなかなか踏み出せないという方も多いでしょう。「いきなり株や投資信託を購入するのが怖い……」という方は、証券会社のデモトレードやアプリの投資ゲーム、投資シミュレーションで練習してみるのもおすすめです。実際に運用の練習をしてみることで、お金を使わずにリアルな取引を体験することが可能です。
練習であれば、失敗をしても実際にお金を減らすことなく投資経験を培えます。
ここからは、おすすめの練習方法を具体的に紹介していきます。
練習方法① 証券会社のデモトレード
まずおすすめしたいのが証券会社のデモトレードです。証券会社のデモトレードを活用することで、実際の取引環境と同じ画面で投資を体験できます。
証券会社のデモトレードでは、最初に初期設定の金額が入金された状態で取引がスタートします(もちろん、実際のお金を取引するわけではありません)。取引ルールは実際の取引とまったく同じように作られているため、自分のお金で投資をしているのと同じような体験をすることが可能です。
証券会社のデモトレードでは、その証券会社で口座を作成するなど、手続きは必要となりますが、無料で利用できるのは投資初心者にとってありがたいサービスです。これから本格的に投資を始めたいと考えている方であれば、証券会社の口座を開設し、まずはデモトレードからはじめてみてもよいでしょう。
練習方法② 株取引・FX取引のアプリ
気軽に投資を疑似体験できるスマホアプリもおすすめです。アプリは誰でも無料で使えるうえ、口座開設などの手続きも必要なく、すぐに始められるのがメリットです。
例えば「トレダビ」というアプリは、現物株式投資を無料で体験できます。ミッションをクリアしたり、経験値を得てレベルアップできたりするなど、ゲーム感覚で楽しみながら投資を学べます。また、大会の上位入賞者は景品も獲得できます。
一方、FXの疑似体験ができるのが「FXなび」です。FXなびは投資初心者はもちろん、株式投資の経験はあってもFXは未経験という方にも適したアプリです。
アプリを利用することで、外出中のちょっとした時間や電車での移動時間に投資のシミュレーションを経験できます。アプリにはゲーム性があり、楽しみながら株取引やFXを学べるでしょう。
投資を始める際はリスクを理解することが大切
投資を始める際には、そのリスクについて正しく理解することが大切です。シミュレーションで短期間に大きな利益を上げられたとしても、実際にお金を投じたときにうまくいくとは限りません。そのため、実際の投資でいきなり大金を投じることは避けたほうがよいでしょう。
シミュレーションを実施することで「どれくらい価格が変動するのか」「どのような要因で変動しているか」といった、経験則が得られます。またリスクについても、実際の肌感覚として理解できるようになるでしょう。
ただし、実際にお金を投じているか否かで、心理状態が変わってきます。そのため、シミュレーションではお金を投じた状態とまったく同じ状況判断はできないことは肝に銘じておきましょう。
練習はあくまでも練習に過ぎないので、取引に慣れるための手段と捉えることが大切です。資産や投資タイミングの分散や利益確定、損失確定など一連の流れを把握し、利益をあげる方法を学ぶために有効活用しましょう。