『プリキュア』と1本目のファンド～手軽に分散投資で幸せゲットだよ！

アニメ『プリキュア』シリーズには、投資信託の選び方のヒントが満載です。

＜『プリキュア』シリーズは、東映アニメーションのオリジナルアニメ作品＞　　

2004年（平成16年）放送スタートの第1作『ふたりはプリキュア』は、「変身して大きな敵に立ち向かう」コンセプトが女の子の心をワシヅカミ！ 3～4歳になると、「アンパンマンはもう卒業。私の日曜日は『プリキュア』で始まるの」とニッコリ♪　同シリーズは、平成後半女子の通過儀礼アニメ^(※)として定着します。
※通過儀礼：人間の成長過程において各段階を通過する際に行われる儀礼

珍念のまわりでも、現在高3の姪は第1作『ふたり』と第2作『Max Heart』、中1の娘は第6作『フレッシュ』と第7作『ハートキャッチ』、小1の姪は第14作『アラモード』と最新の第15作『HUGっと！』で、自分の世界を広げました。

15年続く『プリキュア』人気の秘密は、①セリフなどから「女の子はこうあるべき」という大人の刷り込みの排除②戦闘シーンは派手。でも、顔や腹部は殴ったり蹴ったりしない――の2点。①で子どもは自分の夢は自分で努力してつかむ大切さを自然と身につけ、②は同じ女性である母親からの信頼獲得に貢献します。

現代社会において、最初にハマったアニメは人生に大きな影響を及ぼします。珍念の場合は「はじめ人間ギャートルズ」だったので、真冬でも薄着の変態的肉体と、マンモスでもいいから肉料理大好き！ の粗野な人間になってしまいました。

実は、投資信託を活用した資産形成でも、「1本目のファンド」が重要です。最初に選んだファンドが予想より値動きが激しくて疲れた、せっかくのマネープランが崩れたとなってしまうと、超低金利の預金でじっと我慢の子に逆戻りです。

そこで、投資信託デビューの方に検討してほしいのが「バランス型ファンド」と呼ばれるタイプの商品。その名のとおり、株式や債券、REIT（リート。不動産）など、いろいろな資産をバランスよく組み合わせて運用する商品です。

日本が曇りでも米国は晴れ、中国がゲリラ豪雨でも欧州は乾燥注意報といったように、天気は世界各地で異なります。バランス型ファンドも、異なる地域・異なる資産を組み合わせて運用し、好調な資産の価格上昇が低迷資産の価格下落をカバーすることで、ファンド全体としては安定運用を目指すのが特徴です。

もちろん、バランス型ファンドも投資信託ですから預金のような元本保証はありません。2008年のリーマン・ショックの際は、世界中のほぼすべての資産が値崩れしたため、バランス型ファンドの基準価額も大きく値下がりしました。

それでも、1本でさまざまな資産に手軽に分散投資できるバランス型ファンドは、投資初心者からベテランまで幅広く活用されています。世界経済が先行き不透明なときは、国内株式など特定資産に集中投資するより安心感もありますしね。

『プリキュア』は、シリーズ第1作から第15作までで総勢55人います。2018年公開の劇場版最新作は歴代全員が登場し、「アニメ映画に登場する最も多いマジカル戦士の数」としてギネス世界記録に認定されました。同じくバランス型ファンドにも、資産の組み合わせ方によっていろいろなタイプがあります。

歴代プリキュアにはそれぞれ決めゼリフがあり、「ありえな～い！」のギャル風から「ウルトラハッピー」の横文字系までさまざま。娘がハマった『フレッシュ』の主人公は「幸せゲットだよ！」でした。皆さんも、お気に入りのバランス型ファンドを上手に活用して、素敵な未来をゲットしてください。