インフルエンザの流行は過去10年で最大

強い感染力を持つインフルエンザ。学校や会社などであれば、インフルエンザにかかった人を休ませることで感染を抑えられますが、一緒に暮らす家族の場合はそうはいきません。ゾンビ映画のように次から次へと被害者が増えてしまい、一家全滅のケースも珍しくありません。

国立感染症研究所が発表している「インフルエンザ流行レベルマップ」を見ると、2019年1月30日時点で、日本列島のほぼ全土が「警報」レベルとなっています。
薬局サーベイランス日報によると、この期間のインフルエンザの患者数は推定で約228万人と、過去10年で最大となりました。1月第5週以降は患者数が減少する見込みとのことですが、今後も変わらず警戒を続ける必要がありそうです。

インフルエンザ流行レベルマップ
2019年1月21日~2019年1月27日(2019年1月30日現在)。
国立感染症研究所ホームページから抜粋

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病院ごとに異なる予防接種の料金。その理由は?

家族内パンデミック(感染爆発)の悲劇を避けるため、我が家では昨年、予防接種を行いました。そこで驚いたのが病院ごとに予防接種の料金が異なること。2つの病院に予防接種の有無を確認しようと電話したところ、A病院は3500円、B病院は4000円と500円も料金が違うのです。子どもの接種料金では700円の差がありました。

なぜ同じインフルエンザの予防接種なのにこうも料金が違うのか。それは保険適用外の自由診療だからです。保険が適用される診療と異なり、自由診療はそれぞれの病院の判断で料金を自由に決められます。しかも、保険の適用外になるため、予防接種の費用はすべて自己負担です。

我が家では今回、大人2人と子ども3人が接種しました。大人は一度の接種で済みましたが、子どもは2回接種したため、料金はしめて23,800円です。病院間の差額は大人2人で1000円、子ども3人で4200円、合わせて5200円になりました。2つの病院を比較しただけで、これだけの節約になりました。なかには2000円台の病院もあるそうなので、比較対象を広げることでさらなる節約が期待できます。
住んでいる自治体、努めている会社によっては助成金を出すところもあります。家族が多ければ多いほど節約のインパクトが大きくなりますので、料金や自治体の制度などを調べたうえで、予防接種を受けてみていかがでしょうか。

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