2月は招福の月だワン。節分の恵方巻きのあと、街を飾るのはチョコレート一色! ワンちゃんにチョコレートは禁物だけど、マネーを育もうという人は、バレンタインビジネスから学ぶこと多し。飼い主のリコたんは、ハナちゃんが食べられない分、この時期、チョコレート一色に染まります。もちろん、ハナちゃんはそんなリコたんに、バレンタインデーとチョコレートに秘められたマネーを育む愛の力を贈るのだワン!(あやせ理子=絵とお話 聞き手・文=だーま)
チョコッと愛して、なが~く愛して!
こんにちワン! ビションフリーゼのハナちゃんです。
チョコレートの薫り溢れる2月。
バレンタインデーの季節です。
ただし、残念ながら、ワンコはチョコレートは苦手。
人間のみなさまなら消化できるカカオの苦味物質(テオブロミンといって、人間にはダイエット効果があると期待される成分)が、ワンコには消化できず、体に毒となってしまうからなの。
だから、飼い主のリコたんは、大のチョコレート好きだけど、ハナちゃんがうっかり食べないように、ちと神経をとがらせておりますのよ(一度、食べちゃって大騒ぎしたことがあって!)
でもね。チョコレートはセレブの象徴的食べ物だから、リコたんには、チョコレートの似合うセレブな飼い主さんになって欲しいと願う、ハナちゃんなんだワン!
豊かなマネー生活を目指すためには、チョコレートに学ぶこともたくさん!
日本におけるチョコレート市場は、相変わらず成長の一途を遂げて、その規模、5500億円市場といわれてます。うわお!
その大きな原動力は、バレンタインデーのチョコレートの売上げで、およそ1300億円。1年の1/4を、バレンタインデーで売ってしまうという勢い!
キャイン! すごいです!
これを支えたのが、1980年代から盛んになった義理チョコの贈り合い!
もっとも、ここ何年か、職場のパワハラを助長しかねない「義理チョコ」は辞めましょうという空気があって、義理チョコに支えられていたバレンタインデーのチョコレート商戦にも陰りが見えていたのだけど、何やら今年、2020年は久し振りに上向きなんだとか!
それに貢献したのが2019年のラグビー。“ONE TEAM”にあやかって、職場の仲間や、気の合った友だちに贈る「友チョコ」が勢いづいているのと、令和最初のバレンタインデーなので、おめでたさも手伝って、チョコレート市場を後押ししてるんですな。
しかし、ここで、学びたいのは、チョコレート市場全体のパワー。
バレンタインデーにパラサイトしていたとも言えるチョコレート業界が、バレンタインデーに依存しなくてもチョコレートを年間でしっかり売っていこうという意識が芽生えていること!
ここ10年くらい、義理チョコが不振になって、バレンタインデーのチョコの売上げは下降していたのだけど、ぬあんと! チョコレート市場全体は成長を続けていたという涙ぐましい努力!
これ! すごい!です。
これ! とっても大事!です。
どうやって、業界の底上げをしたかというと。
「大人のチョコレート作戦!」が功を成し、定着してきたことにあるだワン!
そこ! ハナちゃんが注目してるとこですぅ。
ってゆーか、チョコレートはもともと大人の食べ物であって、ハナちゃんのご先祖が暮らしたヨーロッパの貴族社会では、富の象徴だったわけ!
日本では、チョコレートはずっと「子どものおやつ」的なイメージが先行してたけど、その昔は、チョコレートを食べるのは王家の特権だったのだワン!