単なる情報ではなく、「コンテンツ」を提供
資産形成は継続することがとても大切です。初心者が無理なく投資を継続できるためのサービスや取り組みなどはありますか?
石川 投資信託のつみたて投資は、まさに資産形成を継続していただくための仕組みといえます。個別株では、「株のタイムセール」キャンペーンも不定期ながら実施していますので、ぜひそういう機会を利用しながら株式投資にもっと親しんでほしいと思います。
タイムリーな情報提供も投資を継続してもらうための取り組みと考えます。当社では、決算速報の通知を公式アカウントから配信しています。気になる企業をウォッチリストに加えておけば、決算のタイミングでサマリーを読めるので、今後の投資判断にいち早く役立つでしょう。
意外と決算情報とかチェックしませんからね。お知らせが来れば読むようになるかもしれません。
石川 初心者にとっては決算情報自体、とっつきにくいと思います。当社では、視覚的にわかりやすい『決算ビジュアルレポート』という独自の形式で配信しているので、親しみやすいと思います。AIによる株価トレンド予想も面白いのでぜひチェックしてください。
「1株3,000円以下で買える」「お気に入りが多い」「好業績予想」「人気優待」など、20の人気のカテゴリーから投資したい銘柄がすぐに見つかるコンテンツもあるので、初心者でも投資したい銘柄が見つけやすいと思います。
単なる情報提供ではなく、見やすく、わかりやすく工夫されたコンテンツとして提供することで、資産形成により親しんでもらい、それが継続につながるということですね。投資の教育や啓蒙といった面ではいかがですか?
石川 よく「まずは始めてみよう」なんて言いますが、数十万円必要だとなかなか始められませんよね? でもLINE証券なら口座開設で株の購入代金をプレゼント、自分のお金で始める場合も少額から可能です。さらに貯まったLINEポイントで株や投信を買うこともできます。
やっぱりいくら勉強しても実際に始めないことには、自分事として考えられないものです。だからこそ、当社では株式を実際に保有してもらうことをとにかく重視しています。
実際に保有してみると、日々の値動きが気になったり、決算後に大きく価格が動くといった体験をしてもらえます。きっと株価指数にも敏感になると思います。
自分の理解度に合わせて使えるアプリ
確かに実際に投資をしてみないことには、いくら勉強したところで、自分事にはならないです。それに勉強しようと思えば、いまはいくらでも情報があふれていますからね。
石川 もちろん銘柄の業績など基本的な情報は全てアプリで確認できます。ただ、情報がありすぎてもおなか一杯になっちゃいますから、自分の理解度に合わせて見え方を変更できる仕様にしました。最初はシンプルなチャートで見て、そのうち慣れてきたら、ローソク足で見たり、移動平均線を追加したり……。アプリを使いながら自然と詳しくなっていくと思います。
まさに初心者から上級者まで自分なりの使い方ができる証券口座といえそうですね。
石川 最初は1株単位で購入していた人が「本格的に投資をしたい」「単元株を買いたい」となっても同じ口座でOKです。信用取引やFXは専用口座が必要ですが、簡単な手続きで開設できます。
今後とも末永く使っていただけるように、サービスやプロダクトの拡充、ツールの開発、パソコンへの対応、LINEの他のアプリとの連携などを充実させていきますのでぜひご期待ください。
パソコンで取引できるようになるのはうれしいです! ある程度まとまったお金で取り引きするときは、スマホでなくパソコンでやりたいんですよね。
石川 そういう方、結構いらっしゃいますね。特に在宅勤務で自宅にいる時間が長くなっているいまは、増えています。そういうお声にも応えていきます。
そうなんですね。私だけじゃないんだ。では、パソコンで取引できる日を楽しみに待っています。今日はありがとうございました。
(注)インタビュー内容は、取材日時点(2020年7月15日)の情報およびサービス内容であり、現在とは異なる場合があります。