【投資家】ぽんちよ」(2021年6月21日現在登録者数22.7万人)を運営し、「投資家ぽんちよのブログ」も大人気の投資YouTuberぽんちよさん。念願のFIREに向け投資で資産づくりをしているぽんちよさんですが、投資した銘柄が含み損を抱え、損切りすることもあるそうです。そんなぽんちよさんに今回は、損切りの極意を教えていただきます!

  • 株式投資は勝率よりも「大きく負けない」ことが大切。時には損切りも選択肢に
  • 「もっと魅力的な銘柄に投資する」とプラス思考を持つと損切りのハードルが下がる
  • 短期的には下落しても、長期の構えでどっしり保有する銘柄も持とう!

投資で勝率は、重要ではない!

「買った株が含み損になってしまった」「いつかは売却しなきゃ」──。そう思っても損切りする決心がつかず、放置してしまっている投資家も多いと思います。そんなあなたのために、今回は「損切の極意」「おすすめの損切りの方法」について紹介します!

野球の場合、「打率」が非常に重要視されますよね? ところが投資の場合は必ずしも「勝率」というのは重要ではありません。例えば、10回トレードを行い、1回で1000万の利益を出し、それ以外の9回が1万円の損失だった場合、勝率は10%であるものの、トータルリターンは非常に大きいですよね。

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逆にいくら小さな利益を出し続けても、損失の大きなトレードを1回でもしてしまえば、積み上げた利益は、簡単に吹き飛んでしまいます。もちろん勝率を上げていくことは大事ですが、それ以上に「大きな損失を出さない」ということを意識して投資を行いましょう。

大きな損失を出さないための予防策

「含み損」は、誰にとってもあまり気分がいいものではありません。含み損を抱えている時は、「不安」に襲われることも多く、冷静な判断をしにくくなります。そして「もう少し待てば株価が上昇するかも……」と淡い期待のもと保有を継続し、どんどん損失を膨らませてしまうものです。

損失が大きくなるイメージ
「もう少し待てば株価が上昇するかも……」と淡い期待を持ち、どんどん損失が膨らんでしまう

こんな時におすすめなのは「逆指値注文」を購入時に入れておくことで、自動的に損切りラインが近づいたら、売り注文が出る仕組みにしておくのです。損切りラインについては、人それぞれだとは思いますが、「株価の10%下落」など予め損切ラインを決めておくと、感情に左右されずに投資ができ、早めの損切が可能です

損切りをするときに背中を押す方法

「損切り」は、自分の失敗を自分で認めるという行為なので、どうしても腰が重くなるものです。私の場合は、損切りするときには必ず「魅力的な新しい投資先」を見つけるようにしています。自分の中で「もっと魅力的な新しい銘柄に投資するから現金が欲しい、だから売却(損切り)するんだ」と、プラス思考を持って売却すると、損切りへの心理的ハードルを下げることができます。

別の魅力的な銘柄のイメージ
もっと魅力的な銘柄に出会うため、と思えば損切りもプラス思考でできる(写真はイメージです)

腰を据えて投資をするのもたまには大事

今まで早めに損切りすることが重要という話をしてきましたが、必ずしも高速の売買が良いリターンを産み出すわけではありません。株価というのは常に変動をしており、魅力的な銘柄であっても、短期的には下落・上昇を繰り返しながら、長期的に右肩上がりで推移していくものです。

このため、時には「どっしりと」構えて、目先の上下にあたふたすることなく、長期保有することが大事になります。ぜひ、長期で持ち続けられるような、信頼のおける好業績企業を探してください!

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