「投資の勉強を始めたいけれど、何から手を付けたらいいかわからない」「まずは読みやすい本で、投資の勉強をしたい」と考える人は多いでしょう。そこで、ファイナンシャルプランナーやエコノミストなど、お金のプロ3名におすすめの本を教えていただきました! 投資の世界で知らない人はいないベストセラーから、ちょっとダークな漫画まで、全8冊をご紹介します。

「2021年に読みたい本」シリーズ一覧はコチラ

おすすめ本①『ビジョナリーカンパニー 時代を超える生存の原則』

ビジョナリーカンパニービジョナリーカンパニー 時代を超える生存の原則
ジム・コリンズ、ジェリー・ポラス著、山岡洋一訳(日経BP)

時代を超え、際立った存在であり続ける企業(ビジョナリー・カンパニー)」の源泉を解き明かした米国のロングセラー。徹底した調査やライバル企業との比較などから、これまでの経営神話(すばらしいアイデアの必要性、カリスマ的指導者の存在……)を次々と看破。時の試練に耐え変わることのない「基本理念」こそ、ビジョナリー・カンパニーに最も必要なものであると説きます。

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「一言でいえば、『永続する企業』を見極める視点を吸収できる。シリーズ第1弾は20年以上前に書かれたものだが、その普遍さにこそ価値がある。誰もが知っている世界的企業にも経営の英断があり、その後の現実を踏まえ、コロナ禍に読んでみるのも新たな発見がありそう。シリーズ2-飛躍の法則-などシリーズでおすすめ」(ファイナンシャルプランナー 野尻美江子さん)

おすすめ本②『ウォール街のランダム・ウォーカー』

ウォール街のランダムウォーカーウォール街のランダムウォーカー
バートン・マルキール 著、井手正介訳(日本経済新聞出版)

全世界で読まれている「投資のバイブル」。初版出版時から本書の主張は「インデックスファンドへの投資がベスト」というシンプルなものですが、類書と異なる点は、なぜ他の投資方法がインデックス投資に比べて劣っているのかを、データを示してしっかり論じているところ。

過去のデータを鑑み、アクティブファンドの長期リターンが市場平均を下回ることを証明し、「猿がダーツで選んだポートフォリオを運用するのと等しい」とこき下ろすあたりは、読んでいて痛快かつ明快です。

「心の内では、投資家は、皆、迷いながら戦っている。『インデックスファンドを持ち続ける運用』に、共感するもしないも、続けられる投資のベースとして抑えておきたい名著」(ファイナンシャルプランナー 野尻美江子さん)

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おすすめ本③『忙しい医師でもできるDr.Kの株式投資戦術』

忙しい医師でもできるDr.Kの株式投資戦術忙しい医師でもできるDrKの株式投資戦術
Dr.K 著(中外医学者)

「勤務医は忙しいので」「聖職である医師がお金儲けなんて」……さまざまな理由でマネーリテラシーを磨くことを怠った結果、多くの医師は投資の情報弱者の立場に甘んじている。しかし、医師と資産運用は本当に相容れないものだろうか? 本業である医業のかたわら株式投資もバリバリこなすスーパー勤務医「Dr.K」が、医師ならではの株式投資術を伝授します。

「目下、実践中の投資家奮闘記のような本はいくつもあるが、FPとして思うのが、資産形成を目指す個人投資家共通の悩みとして、大きな損失が出て、これまでのやり方が立ち往生するきっかけが“本業の忙しさ”にあるケースは非常に多い。この本は、たぶん、あらゆる職業のなかで、最も忙しく、かつ日中の時間のやりくりも難しいであろう勤務医である著者が、医師に向けた株式投資の本としてまとめたもの」

「医師はマネーリテラシーが絶望的に不足しているとするも、何かを極めれば他はおろそかになって当たり前。とはいえ、従来の日本の教育システムの中で勝手に金融リテラシーが身につくことはない。経済や金融について一からという本音の姿勢は、多くのビジネスパーソンに『知らないと言っていいんだ』という安心感を与えるとともに、基本的情報として役立つはず」(ファイナンシャルプランナー 野尻美江子さん)

おすすめ本④『ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け』

ピーター・リンチの株で勝つピーター・リンチの株で勝つ
ピーター・リンチ著(ダイヤモンド社)

著者のピーター・リンチは、全米NO.1ファンドマネジャーとまでいわれた伝説の株式投資家。そんな著者が個人投資家に向けて、「基本的な情報と勇気を与えるため」に書いた本書。

プロの投資家として成功の秘訣を余すところなく語る一方で、プロが買う株や市場の噂に惑わされず、アマチュアの優位性を遺憾なく発揮した投資法を説きます。

「株式投資の基本中の基本を伝説の投資家ピーター・リンチが教えています。私が一番好きな株本の一つです」(エコノミスト エミン・ユルマズさん)

エミンさんに聞く、2020年秋の株式市場はどう動く? 世界のお金は割安で質の高い日本株に集まる

おすすめ本⑤『最後の相場師是川銀蔵』

最後の相場師是川銀蔵最後の相場師是川銀蔵
木下厚著(彩図社)

是川銀蔵(これかわ・ぎんぞう)は、1897年生まれの投資家であり実業家。34歳で70円を元手に株式投資を始め、晩年には200億円もの資産を築きました。貧しい漁師の子に生まれながら、長者番付1位にまでのぼり詰めた伝説の投資家の壮絶な生涯を、100時間を超える取材から鮮やかに描き出します。

「日本の最後の相場師と呼ばれた是川銀蔵さんの、波乱に満ちた人生と投資哲学を教えてくれる本です」(エコノミスト エミン・ユルマズさん)

おすすめ本⑥『世紀の相場師ジェシー・リバモア』

世紀の相場師ジェシー・リバモア世紀の相場師ジェシー・リバモア
リチャード・スミッテン著(角川書店)

世界恐慌を予測し、一人勝ちをおさめた伝説の男、ジェシー・リバモア。その類い希な相場眼と強靱な精神力が生んだ「投資の鉄則」は、世紀を超えてウォール街に息づいている。天国と地獄を見た男の生涯を劇的に描きます。

「伝説の相場師の一人であるリバモア氏の人生を子供時代から語る本です。彼のトレード手法は今でも重宝されています」(エコノミスト エミン・ユルマズさん)

おすすめ本⑦『ナニワ金融道』

ナニワ金融道ナニワ金融道
青木雄二著(講談社)

勤めていた会社が倒産してしまった主人公。次に就職した先は、メチャクチャ恐い消費者金融だった?! 金融業界のウラを知っていく主人公の視点を通して、借金にまつわる欲深い人間模様を描いた漫画作品。

「ふた昔前の金融業界を描いていますが、本質は、今も変わっていないと思います。金融商品と、それを活かす手法、借金の返済方法などが身に付くバイブルです」(ファイナンシャルプランナー 大泉稔さん)

ファイナンシャルプランナー 大泉稔さんの記事一覧はこちら

おすすめ本⑧『クロサギ』

クロサギクロサギ
夏原武原案、黒丸作画(小学館)

詐欺師には、人を騙して金銭を巻き上げる「シロサギ」、異性を餌として心と体を弄ぶ「アカサギ」、そしてシロサギやアカサギのみを標的にする「クロサギ」がいる——。詐欺に遭った父が起こした一家心中で、ただ独り生き残った青年・黒崎が、詐欺師を騙し返す“クロサギ”として生きる姿を描くサスペンスコミック。

「若い主人公の視点で描かれています。騙す人と騙される人の、心の動きを学ぶことができます」(ファイナンシャルプランナー 大泉稔さん)

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