4月に入り、心機一転就職や転職などをして、新しい環境での第一歩を踏み出し始める人も多いでしょう。色々と忙しい人も多いでしょうが、生命保険の検討も忘れないでおきたいことの一つです。今回は、20代男性が保険選びをする時のポイントをご紹介していきます。
- 保険は若く健康なうちに検討する。まずは医療保険から検討する
- 「一生涯の保障を備えたい」「保険料を安く抑えたい」など目的に合った商品を選ぶ
- ライフステージの変化に合わせて保障の見直しも忘れずに行う
20代男性の保険選びは、まずは医療保険から
20代で生命保険、と言われてもピンと来ない人も多いかもしれません。まだまだ健康だし、保険にお金を使うより趣味などに使いたい、と考えるかもしれませんね。しかし、20代だからこそ、という理由もあるのです。
生命保険は基本的に、健康なうちに加入をするものです。大きな病気などで入院や手術をした後ですと、加入が難しくなったり、保障内容に制限がかかったりすることもあります。また、年齢が上がるのに比例して保険料も上がっていくことがほとんどです。
病気などをしたり、年齢が上がったりしてから保険で備えようとしても、難しい可能性があります。こうした理由から、生命保険選びは健康な20代のうちに済ませて、将来のリスクに備えておくことをおすすめします。
生命保険にはいろいろな種類がありますが、まずは入院や手術に備える医療保険の検討から始めてみましょう。年齢が上がると、その分病気になるリスクは増えていき、病気になると医療保険には入りづらくなる可能性があります。大きな病気をする前に備えができるように、最初は医療保険の検討から、ということです。
医療保険にもいろいろな商品があります。一生涯保障が続く終身タイプに加入しておくと、保険料は変わらないまま保障を一生涯確保できます。月々の保険料を抑えたい方は、最低限の入院・手術に備えたものでベースとなる保障を用意し、収入が安定したら追加加入や乗り換えを検討する、というのも手です。
また、現在は入院の短期化および退院後の通院治療が増えている傾向にありますので、日帰り入院や退院後通院の保障を持つものを探してみると、ちょっとした不調でも治療に躊躇せずに済むかもしれませんね。
ランニングやジム通いをしている、健康づくり意識の高い方は、健康増進型の医療保険もチェックしてみたいところです。健康増進型保険とは、保険会社所定の健康増進活動を行うことで、保険料の割引といった恩恵が受けられる保険です。スポーツを本格的に行っている人に嬉しい特典が用意されている商品もありますので、自分への投資として良いかもしれませんね。気になる方は、過去記事の「歩く」「禁煙」「健診受診」で保険料が割引に!?も参考にしてください。
保険商品名 | 保険会社 | 種類 | 概要 |
---|---|---|---|
医療保険EVER Prime | アフラック | 医療保険 (終身) |
日帰り入院を含む5日以内の入院でもまとめて 10日分の給付金を、3年ごとに健康祝金として 入院給付金日額の5倍を受け取れる |
終身医療保険 プレミアムDX |
チューリッヒ生命 | 医療保険 (終身) |
退院後に通院が必要になったら給付金を受け取れる 保障や、入院給付金にプラスで一時金を受け取れる (特約) |
じぶんへの保険3 | ライフネット生命 | 医療保険 (終身) |
日帰り入院を含む5日以内の入院でも、まとめて 5日分の給付金を受け取れる、また入院と手術のみの シンプルなコースも選べる |
アクサダイレクトの 終身医療 |
アクサダイレクト 生命 |
医療保険 (終身) |
入院などをせず給付金受け取りをしなければ、 3年に1回健康祝金を受け取れる特則が付けられる |
あるく保険 | 東京海上日動 あんしん生命 |
医療保険 (終身) |
2年間で計測した1日あたりの歩数が8,000歩以上だと 健康増進還付金が受け取れる |
ネオdeいりょう | ネオファースト 生命 |
医療保険 (終身) |
BMIが保険会社所定の数値、あるいは喫煙を していなければ健康保険料が適用される |
※ここでは保険商品の概要をご紹介しています。詳細は、保険会社のサイトやパンフレットなどを必ずご確認ください
会社の団体保険を活用できる場合もアリ
お勤めの会社によっては、団体保険が契約できる場合もあります。団体保険とは、企業が契約者・その企業に所属する社員などが被保険者となって契約を行う保険です。企業の規模などにもよりますが、一般的な保険より保険料が割引されることもあり、個人契約と比べて40%保険料が割り引かれるものもあるようです。
ただし、退職すると契約が継続できない、あるいは保障内容が変更される場合などもあります。契約前にきちんと、一般的な保険との保障内容の違いや退職した場合の契約変更について確認してから、検討してみてください。
申し込みは会社指定の期間内のみ受け付けていることも多いようです。入社をしたら、まずは会社の制度をきちんと把握しておきたいですね。
ライフステージの変化に合わせた保険見直しも忘れずに
もしも既に生命保険へ加入済みという方の場合は、転職や結婚といったライフステージが変化するタイミングで保険の見直しも忘れないようにしましょう。
たとえば、現在の会社を辞めて独立やフリーランスになることを考えている場合は、健康保険で保障される範囲が狭くなることに気を付けなくてはいけません。協会けんぽなどの健康保険に加入していれば、病気やケガで働けなくなった時に傷病手当金を受け取れますが、国民健康保険ではそれがありません。
病気やケガでの収入減少に備えて、保険料が無理なく払える範囲で、保障内容を見直すのも方法の一つ。反対の場合も、保障が大きすぎるなと感じたら減額や特約の解約などで調整をすると良いでしょう。
また、パートナーができた場合には保障内容の見直しだけでなく、保険金・給付金の受取人や指定代理請求人の変更も行っておきましょう。