地震や台風など、日本では毎年のように災害が起こっています。有事に備えて、防災グッズは一通り揃えておきたいもの。節約上手な人は、防災グッズもおトクに準備しています。人気節約インスタグラマー・もちこさんが実際に購入した防災グッズを教えていただきました。

  • 災害時のお金は、防災バッグに小銭や千円札で準備+災害時移動用・外出時緊急用を準備
  • 普段使っているレトルト食品などを多めにストックしておく
  • 100円均一を上手に使ったり、なるべく普段使いできる防災グッズを買う

子供やペットがいる家庭では、とくに防災対策が必要

我が家は地方在住にもかかわらず夫の車一台で過ごしているため、もし平日の私がワンオペ育児している最中に災害が起きても、避難するための移動手段がありません。

加えて私の住んでいる地域では、避難所へのペット同伴は不可。猫を飼っている我が家では、なるべく自分で対処できるように備えておかないと人よりも避難生活が困難になる可能性が高いと思ったのが、防災を意識し始めたきっかけです。

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災害への備えとしては、現金や防災グッズを準備しています。お金は用意していてもお店が機能しているか分かりませんが、ないよりは安心です。またお店が開いていなかった場合や、ペットがいて避難できなかった場合に備えて防災用備蓄も用意しています。

防災グッズは一気に揃えようと思うとお金がかかるため、4年間かけてコツコツ用意してきました。

被災時に使うお金は小銭と千円札で準備

もちこさんの防災用のお金

被災時に使う現金としては、生活費約 4万円分の千円札と小銭を防災リュックに保管しています。毎月の貯蓄の一部を防災用のお金に振り分けることで、こつこつ用意しました。

例えば震災時では、余震が長く続くケースが多く、壊れそうな建物や住宅に留まり続けるよりも他の地域に移動して避難する方が良いと聞いたことがあります。そのため、災害時移動用&外出時緊急用として上記の4万円とは別に、携帯の手帳型ケースに2万円を入れて備えています

教育資金などの貯蓄は後でいくらでもカバーできますが、災害はいつ起こるか分かりません。気がついた時に用意しておくと安心かなと思います。

まずは非難時の持ち出し用リュックを準備

もちこさんの非常用持ち出し袋の中身

非難時の持ち出し用リュックには、下記の防災グッズを入れています。

  • モバイルバッテリー3つ・ガムテープ・油性ペン・笛
  • 雨具・防刃手袋・軍手・防塵メガネ・マスク
  • 懐中電灯・ソーラーランタン・ウェットティッシュ
  • 薬・家族写真・保険証のコピー・連絡先一覧
  • 携帯トイレ・非常時ポンチョ(目隠し用)
  • 簡易エアーマット・フェイスタオル・生理用品
  • トイレットペーパー・電池・タコ足電源タップ
  • アイマスク・耳栓・スリッパなど

自衛隊の方のYouTube動画を参考に、持ち出し用リュックの中身はジップロックに入れて、水に濡れても大丈夫なよう小分けしています。

避難所ではコンセントを使いたい人が多いと思うので、タコ足電源を一つ持っておけば「一緒に使ってもいいですか?」と提案でき、持っておくと便利だそうです。またアイマスクや耳栓の準備は後回しになりやすいですが、入れておけば良かったリストでよく見かけたので100均で買い足しました。

上記の防災グッズに加え、季節ものとして下記のアイテムを定期的に出し入れしています。

  • 虫除け・虫刺され用薬
  • 着替え(いらない服を入れる)
  • 使い捨てカイロ

アウトドアグッズは災害時に役に立つ

ほかにも避難生活で使用するための備えとして、大きなものでは、

  • ソーラーパネル・ポータブル電源・ラジオ・ネックライト
非常用のソーラーパネルや電源
  • ポータブルトイレ・簡易トイレ100回分
ポータブルトイレ
  • 寝袋・アウトドアワゴン(リュック以外の物の持ち運び避難用)
  • テント2つ・折り畳めるヘルメット

──などを準備しています。

防災用テント

ポータブルトイレは大きい物を購入したのですが、安くて持ち運びもできそうな小型のトイレがあることを最近知り、そちらを購入すればよかったかなぁと思っています。

ペットがいて避難所に入れない可能性も考えて、テントも用意しています。テントがあれば避難所での感染症対策にもなる上、普段から公園で使用したりもできるため、ペットのいないご家庭にもおすすめです。

防災用の備蓄としてだけでなく、普段から使えるものを選べば、タンスの肥やしにならずに済みます。例えば我が家では、夫と娘は冬、防災用の寝袋で寝ています。寝相が悪くてもはだけないのでオススメです!(笑)

普段食べているレトルトなどを多めにストック

食糧系の備蓄は、キッチン収納や無印良品の「頑丈ボックス」などに入れて保管しています。

食品のストック
  • 水(2L・500mL 各2箱)
  • おかゆ(水分も取れて赤ちゃんからお年寄りまで食べられて便利)
  • 乾麺・シリアル・缶詰・フルーツ缶・レトルトカレー
  • カセットコンロとガス・ラップ
  • 紙皿・紙コップ・割り箸
  • カロリーメイト・スナック菓子やビスコなど(そのまま食べられるのと子供のメンタルケア用に用意)

──など。

以前、災害時用の食品を試食してみたのですが、独特な香りがして食べられなかったことがあったので、普段食べているレトルト食品などを多めにストックすることで対応しています。

無印良品の頑丈BOX

ペットの防災グッズ準備も忘れずに

猫用テント

ペット用の防災グッズとしては、下記のアイテムを準備しています。

  • 猫用テント・持ち運び用猫トイレなど
  • 餌5袋(ローリングストック)
  • 猫砂10袋(ローリングストック)
  • またたび・猫缶・洗濯ネット
  • ペットオムツ(4枚)・ペットシーツ

気がついた時に少しずつでも買い足していく

もちこさんが100円ショップでそろえた防災グッズもちこさんが100円ショップでそろえた防災グッズ

台風や地震など日本は災害が多いので、不安な方も多いと思います。

防災グッズ一式がセットになった非常用リュックも2万円程度で販売されていますが、100円均一を上手く利用したり、普段の買い物を少しだけ多めにストックしたしりしておく方が経済的。防災グッズは気がついた時に少しずつでも買い足していくのがおすすめです。

もちこさんってどんな人?インタビュー記事はこちら↓

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