「資産形成に興味はあるけれど、どうしたらいいのかわからない」そんな方も多いのではないでしょうか。投資は誰でも楽しくできること。tsumiki証券CEOの寒竹が投資初心者の茜さんといっしょに疑問を解決していきます。第2シーズンの初回は、「初心者さんの金融機関の選び方」をテーマにお送りします。
- 相談者:茜さん(仮名)
- ・26歳、社会人4年目。流通会社でマーケティングを担当
・東京近郊で両親と実家暮らし、らくちんだけど一人暮らしにも憧れる
・趣味は旅行とアイドル
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寒竹- うんうん。あの後コロナショックもあって、ドキドキしたでしょう。でも、つみたて投資なら、淡々と続けていけばOK。
ところで、どんな投資信託をつみたてしているの?
茜さん- ……。
寒竹- ?
茜さん- 実はまだ……。
茜さん- 投資信託って、いろんなところで売ってるんですね。ネットで調べたらたくさんでてきちゃって。どこで買うのがいいか、決められなくて……。
寒竹- そうかー、投資信託って銀行とか証券会社とかいろんなところで売ってるもんね。
茜さん- むり! 決められません!
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寒竹- それでは今日は、茜さんみたいな投資初めてさんにぴったりの金融機関の選び方を、いっしょに考えてみましょうか。
その1 いつも使っているサービスで投資信託を買えるか調べてみる。
お給料を振り込んでもらってる銀行とか、いつも使ってるクレジットカードの会社とか、携帯の会社とか……。普段使っている会社のサービスだと手続きが簡単とかメリットも多いですよ。
茜さん- カード会社や携帯会社でも投資信託が買えるんですね? 知らなかった。
投資はじめてさんに使ってほしい「つみたてNISA」
寒竹- 最近は、私たちの生活に身近な会社が資産形成サービスを提供するケースが増えています。
- ところで茜さんは「つみたてNISA」を利用したいんですよね?
茜さん- はい!
寒竹- そうしたら、
その2 つみたてNISAが使えるかを確認する。
会社やサービスによっては、つみたてNISAが使えない場合があるので、気を付けてくださいね。
茜さん- わたしお給料少ないんで、おとくな仕組みはがっつり使いたいです!
寒竹- つみたてNISAは、投資信託を売った時に出た利益に税金はかからないし、その商品も国の基準をクリアした長期の資産形成に適したものだけ。
茜さんのような投資はじめてさんにはぜひ使ってほしいです!
つみたてNISAのいいところ
①税金かからない
ふつう投資信託を売って利益がでると、利益の2割に税金がかかります(1万円もうかったら約2000円)。でも、つみたてNISAなら税金0円。しかも投資した年から最大20年間!
②国のお墨つき
商品は「長期の資産形成に向いている」と国が決めた基準をクリアしたものだけなので、初めてさんはここから選べばあんしんです。いま180くらいあるかな。
つみたてNISAなら、手数料はどこでも同じ
茜さん- そういえば、投資信託ってどこで買ったらおとくとかあるんですか?
化粧品とか家電とか、ここで買うと安い!ってありますよね。
寒竹- いい質問!
投資信託にかかるお金には「購入時手数料」「信託報酬」「信託財産留保額」があるのは以前お話しましたね。
この3つのうち、どの金融機関で買うかで変わるのは「購入時手数料」になります。
でもつみたてNISAの制度を使うことで、購入時手数料は0円に。つまりどこで買っても同じ!
茜さん- 気にしなくていいんですね。
理解できることが大切。サポート体制にも注目
寒竹- 続いて、金融機関を選ぶ3つめのポイントは……
その3 自分の力で理解できるか・続けられそうか。
会社のHPやパンフレットに書いてあることは理解できそうですか?
申込や手続きはスムーズにできそう? ネットでかんたんにできるところがいいですね。
手続きや資産管理の画面が見やすいことも大事なポイントですよ。
茜さん- 見てみます! でも全部自分で理解できるかな???
寒竹- 自分で解決できるのがいちばんだけど、わからない時のサポート体制があるとさらに安心ですね。ライフスタイルにあったサポートが受けられるところを選びましょう。
茜さん- そういえば、商品っていつ選べばいいんですか?
寒竹- 選んだ会社が取り扱っているつみたてNISA対象の投資信託から、好きなものを選べばいいと思います。
もし前もって「この投資信託がいい!」というのがあるのであれば、運用会社のHPから取り扱い金融機関を調べて、先ほどの手順で選んでいきましょう。(投資信託の選び方についてはこちら)
茜さん- はい!
寒竹- 今回のまとめ、つみたて投資を始めるときには
- ①なじみのあるところ
②つみたてNISAが使えるところ
③自分の力で理解できるところ・続けられそうなところを選びましょう。
茜さん- 選ぶ基準がひとつじゃないから、箱推しみたいな感じですね。今度こそできるかな!?