【投資家】ぽんちよ」(2021年10月25日現在登録者数26.9万人)を運営し、「投資家ぽんちよのブログ」も大人気の投資YouTuberぽんちよさん。今回は、含み損を確定する「損出し」やポートフォリオの整理など、投資における年越し準備について教えていただきます。

  • 「含み損」の株式を売却する「損出し」をすれば、税還付が受けられることもある
  • 多くの投資家が年末に「損出し」をするので、11月頃から計画的に行いたい
  • 「損出し」同様、年末までに「ポートフォリオの整理」も行いたい

最近投資を始めたあなたへ!

最近では嬉しいことに「YouTubeのぽんちよチャンネルをきっかけに投資を始めました!」という声もいただくようになりました。特にコロナ以降、世間的にも投資熱が高まったことから、2021年に投資を始めました! という方も多いのではないでしょうか?

そして、人生で初めての不労所得「配当金」を手にしたり、株を売却して利益確定した人もいると思います! 投資初年度を「黒字」で終えることは喜ばしいことですが、ぜひ「投資における年越し準備」も忘れないでほしいです!

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含み損を確定することで税金を取り返す!

ネット証券で投資を始めるときに多くの人が選択する、特定口座(源泉徴収あり)の場合は、配当金が振込まれたり、株を売却して利益が確定した場合には、利益に対する税金が徴収されたうえ口座に振り込まれています。このため、確定申告をしなくても、税金を自動で納めることができ非常に便利な仕組みとなっています。

ぽんちよさんの証券口座
配当金の受取金額は税金が源泉徴収されている!

ただし投資をしている中で、保有株の中に含み損の銘柄がある場合には、税金を取り返すチャンスかもしれません。配当金や売却益などの確定益に対して、現在の含み損株を売却して、損失を確定させ、利益を相殺すれば、相殺分の利益にかかっていた税金は還付を受けることができます。

このように今まで支払っていた税金を取り返すために、年末に向けて損を確定させる作業を、投資の世界では「損出し」といいます。

ただし、多くの投資家が年末にかけて「損出し」を行うため、年末は株価が下がる場合もあります。このため、損出し作業を行うのであれば、11月頃から計画的に行う必要があることを頭に入れておきましょう。

トラリピインタビュー

損失確定のイメージ
今年の汚れは、今年のうちに。今年の損失は、今年のうちに確定

損出しと同時にポートフォリオの整理を

年末に向けて「損出し」と同時並行で意識してほしいのが、「ポートフォリオの整理」です。自分のポートフォリオを眺めたときに、いつの間にか株価が上昇して、自分が思ったよりもその株の比重が大きくなり、ポートフォリオが当初のバランスとは変わってきていることもあると思います。このような場合には、売却・購入などを行い、自分の理想のポートフォリオに戻してあげる必要があります。

また、損出し作業を行う場合には、おのずと含み損の銘柄を売却することになります。しかし、売却して利益相殺した後は、もちろんもう一度買い戻すことも可能です。
しかし、買い戻す前にぜひ、「もう一度この株をこの価格で購入したいのか?」ということを自分の胸に問いかけてみてください。

税還付のイメージ
損失を確定させ利益を相殺すれば、相殺分の利益にかかっていた税金は還付を受けることができる

もしかした年末に含み損になっている銘柄は、来年も下がり続ける可能性は十分あります。このため、損出し後にすぐ元の株を買い戻すのではなく、ぜひ「もっといい株はないのか?」など銘柄分析に精を出すのもいいかもしれません。

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