預金は安全で、投資信託はリスクが高そう。そんなイメージを持っている人が多いかもしれません。実際のところ、預金と投資信託にはどのような違いがあるのでしょうか。3つのポイントを紹介します。

  • 預金と投資信託の最大の違いは、元本保証か否か。元本保証はインフレに弱い
  • 投資信託は元本割れする場合もあるが、運用によるリターンを期待できる
  • 円定期預金は一般的に手数料なし。投資信託は大きく分けて3つの手数料がかかる

違い1 元本保証か否か

預金と投資信託の最大の違いは、元本保証か否かという点です。

預金は元本が保証され、原則として預金と預入時に決められた利息が銀行から支払われます。ペイオフという制度があり、万が一銀行が破綻した場合でも、1000万円までの元本と利息までは預金保険機構から支払われます。

ちなみに、同じ預金でも外貨預金は為替リスクがあり、元本保証ではありません。しかもペイオフの対象外となっています。円預金と外貨預金が大きく異なる点を認識しておきましょう。

一方、投資信託は元本が保証されません商品によってさまざまな投資対象に投資をするため、元本割れが発生する可能性もあります。

元本が保証される預金にはリスクがないと感じるかもしれませんが、必ずしもそうでもありません。低金利環境下での預金のデメリットとして、インフレに弱いことが挙げられます。インフレとは物価上昇のことで、モノの値段が上がることです。モノの値段が上がっても預金の元本が増えない場合は、実質的に買えるものが減ってしまいます。物価が変動する限り、元本保証にもリスクがあることは覚えておいたほうがよいでしょう。

違い2 リターン

現在3大メガバンクの普通預金金利は年0.001%となっています。税金などを考慮しない単純計算では100万円につき1年間で10円の利息しかつきません。

2022年には、アメリカの中央銀行であるFRB(連邦準備理事会)が利上げをすることが予想されますので、アメリカの金利上昇に伴って日本の金利も少しは上がる可能性もあるでしょう。ただし、急激な金利上昇は見込めないといわれており、しばらく預金金利でお金を増やすことは難しいかもしれません。

一方、投資信託は預金と比べて大きなリターンを狙うことが可能です。投資信託には、リスクの高い新興国の株式に投資をするものもあれば、安定的な債券で運用するもの、金などの現物資産に投資をするものもあります。運用をプロに任せることができるため、初心者も取り組みやすい投資方法といえるでしょう。

資産運用のプロが投資
投資信託では、株式などの売買を投資のプロに任せることができる

違い3 手数料

円定期預金では一般的に手数料は発生しませんが、投資信託には大きく分けて3つの手数料がかかります。

①購入時の手数料

購入時の手数料は、銀行や証券会社などの窓口で購入した際、販売会社に支払う手数料です。同じ投資信託を購入する場合でも、金融機関によって手数料が異なることがありますので、複数の金融機関で比べてみるとよいでしょう。

②運用期間中にかかる信託報酬

信託報酬は日々の運用管理手数料として基準価額から差し引かれて計算されます。そのため、目に見えて手数料負担を感じることはありませんが、日々のリターンに影響します。長期間保有する場合は、販売手数料よりもコストとして大きくなるため、信託報酬もしっかり確認して購入したいところです。

③換金時にかかる信託財産留保額

信託財産留保額とは投資信託の解約時にかかる手数料で、信託財産留保額がかかる投資信託とかからない投資信託があります。

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