「資産形成に興味はあるけれど、どうしたらいいのかわからない」そんな方も多いのではないでしょうか。投資は誰でも楽しくできること。tsumiki証券CEOの寒竹が投資初心者の茜さんといっしょに疑問を解決していきます。最終回となる今回は、つみたて投資の始め方や続け方、そして投資で増やしたお金を使うときのポイントについても考えていきたいと思います。
- 相談者:茜さん(仮名)
- ・25歳、社会人3年目。流通会社でマーケティングを担当
・東京近郊で両親と実家暮らし、らくちんだけど一人暮らしにも憧れる
・趣味は旅行とアイドル
episode.4 地味にすごい!「つみたて投資」
「投資だけ」ではなく、貯金と組み合わせる
茜さん- あのー、投資信託のつみたてってなが~く続けないといけないんですよね。わたし一人暮らししてみたいし、いっぱい旅したいし、結婚したいし……無理です!
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寒竹- 20代はライフステージも大きく変わるし、よくわからないですよね。わたしも茜さんくらいの頃は、将来のためのお金よりも今のお金が大事だったなあ。
茜さん- 何が起きるかわからないから、お金はぜんぶ手元に置いておいた方がいいような気がします。
寒竹- そう思いますよね。なので「貯金か投資」ではなく、お金を貯める目的や使う時期によって、「貯金と投資」を組み合わせて欲しいんです。
茜さん- 貯金だけじゃお金増えないんでした……。
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少額ではじめて、少しずつ投資金額を増やしていく
寒竹- ところで、茜さんは毎月いくら貯金していますか?
茜さん- 1万円です!
寒竹- すばらしい!! そしたら、まずはそのうち3,000円をつみたて投資しませんか? 「毎月・定額・長く」続けることが成功のコツなので、ドキドキしない金額で始めてみましょう。
- たとえばtsumiki証券なら、毎月のお買い物や携帯代金の支払いと同じようにクレジットカードで投資信託のつみたてができるから、らくらくですよ。
茜さん- 月3000円なら、いけるかもです。でも30年がんばっても175万なんですね……。
寒竹- でも、年3.0%で運用できれば1.6倍に! これがつみたて投資の効果です。年数を重ねるにつれて、増え方も大きくなるでしょ?
- そうしたら毎月1万円のケースでもみてみましょうか。
茜さん- 223万円も増えた♡
寒竹- まとまった金額を目指したいのであれば、投資金額(元本)を増やすことが必要になります。
ただ前回お話したように、つみたて投資でいちばん重要なのは「長く続けること」。まずは3000円から始めてみて、「続けられそうだな」と思ったら、無理のない範囲で少しずつ増やしていきましょう。 - 増やすタイミングとしてはおすすめなのは、「手元に残るお金が安定的に増えた時」。例えば、仕事がんばってお給料が上がった時とか、携帯のプランを変えて毎月の料金を減らせた時とか。
つみたて投資、お金を使うときはどうする?
茜さん- ○○ちゃん応援したいんで、仕事がんばります!
でもドキドキしない金額っていっても、途中で値下がりしたら萎えそうです。わたしお給料少ないんで。
寒竹- そうですよね。その時は前回の
- ①「安い時にはたくさん買える!」
- を思い出す!!!
値動きに一喜一憂して、投資金額を変動させないこと! 淡々と続けましょう。 - ②運用会社のメッセージを確認する
- いい投資信託をつくっている会社は、お客さんから預かったお金がどうなっているのか、毎月HPできちんと説明してくれています。
自分のお金が世の中で活躍している様子を知れると、うれしい気持ちになりますよ。
あわせて「世界のこと・経済のこと」も知れるので、茜さんのような社会人なりたてさんには、特に読んでほしいなあ。視野も広がります。
たとえばtsumiki証券で投資信託を扱うコモンズ投信のホームページでは、社長の伊井さんをはじめとする運用担当者が、投資信託の運用方針や運用状況について、毎月の運用報告書などで詳しく説明しています。
茜さん- あと逆に、お金がライブ1回分くらい増えたら、絶対売りたくなる自信あります。
寒竹- 気持ちはわかりますけど、「利益でたから売る」は、もったいない。せっかく世の中で働いてくれているお金を眠らせることになっちゃう。
お金は「ほんとうに必要!」って思ったとき、必要なぶんだけ引き出して使いましょう。
茜さん- せっかくなら、夢のある使い方したいなあ♨
寒竹- そうですね。
使うときのポイントは3つ。
①とはいえ、5年くらいは待ってみる。
さっきのシミュレーションでわかるように、つみたて投資の成果がでるには時間がかかります。まずは、5年くらい待ちましょう。だから「無理のない金額」が大事なんです。
②本当にここから?
もし、手元に数か月生活できる貯金があるのなら、そこから使いましょう。だから「貯金と投資」が大事なんです。
③引き出すときは「逆つみたて」。
まとまったお金を引き出す時は、何回かに分けて。つみたてる時といっしょです。
茜さん- ついになんだか始められそうな気がしてきました!
寒竹- うれしい!時間を味方につけるつみたて投資は「まず始めてみること」がいちばん。これからも一緒にがんばりましょう!