足元は0.92%のプラス
国際分散投資を自動でおまかせできるロボアドバイザーサービス。筆者はそのうちのひとつ「THEO」を使って毎月1万円の積み立て投資を行っています。
2018年8月13日から運用を始めて約7カ月、前回の記事からちょうど3カ月が経った19年3月14日までの成績はどうだったのか、振り返ってみましょう。
18年12月14日時点で元本は14万1000円、時価評価額は13万7517円(-2.47%)でした。その3カ月後、19年3月14日現在は元本17万1000円に対し、時価評価額は17万2579円(+0.92%)となっています。
2018年12月14日時点の運用実績
2019年3月14日現在の運用実績
最も悪いときは-9.76%まで下がり(19年1月4日)、最も良いときは1.19%のプラス(19年3月4日)となりました。18年10月あたりから続いていた下落は19年初に底を打ち、足元では上昇トレンドが続いています。
最も悪いとき(2019年1月4日)
最も良いとき(2019年3月4日)
4月から新手数料体系を導入
ここまでの成績は「0.92%のプラス」となっていますが、それは良いのか悪いのか。参考までに、同期間の主要な株価指数の騰落率を見てみましょう。
2018年8月13日 | 2019年3月14日 | 騰落率 | |
---|---|---|---|
日経平均株価 | 21857.43円 | 21287.02円 | -2.61% |
TOPIX | 1683.5ポイント | 1588.29ポイント | -5.66% |
NYダウ | 25187.70ドル | 25709.94ドル | +2.07% |
S&P500 | 2821.93ポイント | 2808.48ポイント | -0.48% |
※各種情報をもとに作成
「日経平均株価」「TOPIX」「NYダウ」「S&P500」のうち、プラスは「NYダウ」のみで、他の3指数はマイナスになっています。「THEO」の運用は積み立てで行っているため単純な比較はできませんが、現状では良くもなく悪くもなくといった印象でしょうか。
これまで「THEO」の手数料は基本的に1%(年率・税別)でしたが、2019年4月から新手数料体系を導入し、利用状況に応じて最大0.65%(年率・税別)まで引き下げられることになりました(4~6月の運用実績に応じて、8月から新手数料が適用される)。
手数料は運用成果に直結する重要な要素であり、投資家にとってはありがたい方針といえます。今後も少額の積み立てを継続しつつ、運用・コストの両面でサービス向上に期待したいと思います。