おいしいマネーはあるのか?
ところで、昔、「おいしい生活」という名キャッチコピーがありました。
1982年にコピーライターの巨匠、糸井重里さんが西武百貨店のキャッチコピーに考案したものです。
そのキャッチコピーを掲げたポスターの主役は映画監督のウディ・アレンだったから、それを見た当時の日本人はみな度胆を抜かれた衝撃でしたね。
日本は、そこからバブル経済へと突き進むわけだけど、「おいしい生活」はまさにバブル経済を象徴するキャッチコピーとなったといえますなあ。
ところで、2000年のウディ・アレンの監督作品で、映画「おいしい生活」の原題は「Small Time Crooks」というのだけど、直訳すれば「三流ペテン師」とか「おバカこそ泥」といったニュアンス。
で、「おいしい生活」とはかけ離れているようだけど、当時、ウディ・アレンは映画ファンには超有名でも、映画を見たことない新規顧客には、「ああ、あのポスターの外人さんね」と思わせる効果もあっての狙いだったのでしょう。
あっぱれの邦題だと思いますワン!
でもでも、映画「おいしい生活」は、たしかにおいしい生活を描いています。
ストーリーはですね、ネタばれしないように言いますと、「銀行の金庫破りを企てる泥棒夫婦が、隣家を借りて地中に穴を掘る計画ちう……なんだけど、世間を欺くために始めたクッキー屋さんが大当たりして、セレブ生活を実現するのだが……」というあらすじです。
もちろん、ウディ・アレンならではの結末があるのですが、それはさておき、ハナちゃんクッキーをヒットさせて「おいしい生活」令和版を実現するもよしと意気込んでいるリコたんであります。(Small Time Crooksにならんように、セレブ道成功譚を目指しますワン!)
たしかに、「おいしい生活」以来、おいしいは食べものだけの形容詞ではなくなりましたよね。
2020年は、コロナ禍で苦境の一年でしたけど、新しい生活様式のなかで、「おいしい」とは何か、そこからマネーちゃんをどう生み出すか……を考えると、これまた、発見がありそうで、ワクワク!
経済活動は、お金のセオリーだけでなく、斬新なコピーも大事ね。
コピーって、最初のコンセプトワークだもん。
明解な一言が、その後の経済に大きなうねりをもたらすことも期待大!
あ、もしかして、それってまんが家のミッションかも!?
ワンワンワン! そうなのだワン!
でも「おいしい生活」は、楽して棚ボタでは、手に入らない。
楽チンのムニムニ腹をポリポリかきながら、せんべいポリポリしてたら、いつの間にか、金塊がどっかんと……降ってはきやせんぜ!
目に見えないところで修業、修業の日々。
その先に、ひらめきの突破口が!
それを見つけに、さあ、リコたんお散歩に行こう!
ムニムニになったウエストをしぼったら、もっともっと、ナイスアイデアが浮かぶかも~!
てなことで、次回は10月20日に!