日本人は文化的に投資に向いていると思う

ダンさんのYouTubeチャンネルについてお伺いしたいと思います。すごくオリジナルで面白いのですが、ちょっと難しいなと思うときもあります。ボリンジャーバンドとかMACDとか……。「難しい」という意見を聞くことはありますか?

ダン あまり聞かないかな。でも、難しいと思っている人は、たぶん多いと思う。コメントをくれる人は理解してくれているのかもしれないけど、視聴者全体からすればほんの一部だからね。

例えば、動画の再生数を見ると5月20日公開した『初心者で投資の始め方!?』という動画の再生数が一番多い。公開当初は多くなかったことを考えると、投資初心者の視聴者が増えているのだと思います。そう考えると、ちょっと内容が難しい動画もあるかもしれないね。

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現時点で最も再生回数が多い『初心者で投資の始め方!?』

もう少し投資初心者向けの動画を増やしていくという考えはありますか。

ダン あります。でもいまの内容を楽しんでくれている登録者のことも考えないといけないしね。バランスを考えながら、もう少し基礎的な内容の動画も必要かな、と考えているところです。投資は難しいとか、危ないとか、そういう思い込みを持っている人が結構いるようなので、その意識を変えられるような内容とかね。

日本人は投資に向いていると僕は思います。これまでいろんな国に滞在したけれど、日本ほど規律性の高い社会はほかにありませんでした。この規律性というのは投資においてとても大切な要素です。つまりルールを守るということ。日本は多くの人がちゃんとルールを守る社会だと思います。

トラリピインタビュー

規律性の高い日本の鉄道のイメージ「日本社会は規律性が高い」とダンさん。確かに時間通りにくる電車、乗客はちゃんとホームで整列するなど、社会の規律性は、割と高いかもしれませんね。

投資において「ルールを守る」とは具体的にどういうことですか。

ダン 例えば、積立投資。毎月決められた金額を決められた時期に投資する。そしてそれを継続する。そういうことをちゃんと実行できる人が日本には多いと思います。

あとは上限のルールとかね。投資では、とにかく一つの銘柄にたくさんのお金をつぎ込まないことが肝心。だから一つの銘柄に投資する金額は、全ての投資資金のうち最大5-10%というように、自分で上限のルールを決めたほうがいいです。そのうえで複数に分散し、長期的に考えること。

スタート時点で大損して「もう投資はこりごり」となって、やめてしまうのが一番もったいない。そうならないためにも上限ルールを決めて、それを必ず守ることが重要です。

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