社会人としてのキャリアも長くなり、責任ある立場に就くこととなる人も多い40代。20代や30代の頃と比べて、体力が落ちて来たかな?と健康面の心配事が出てくることもあるでしょう。もしもの時のための保険検討は、早めにしておくのが安心です。
- 40代は医療保険から検討。生活習慣病への保障が手厚い保険を選ぶ
- 過去に病気の経験があるなど、健康に不安のある人は引受基準緩和型保険を検討
- 若い時に加入した保険にいまでも入っている人は保障内容を一度見直してみる
高血圧、糖尿病……生活習慣病での治療に備えを
40代は、様々な病気のリスクが上がってくる年代でもあります。厚生労働省「令和元年国民健康・栄養調査報告」を見ると、男性の場合、40代になると高血圧症有病者が増えてきます。また、糖尿病の疑いのある「糖尿病予備群」と呼ばれる人が多くなってくるのもこの年代。いずれも、服薬などの治療を受け始める人もいるようです。
同じく厚生労働省「平成29年患者調査の概況」によれば、入院や通院をする患者数も20代・30代に比べて多くなっています。そこで、40代で保険を検討する場合は、病気やケガでの入院などに備える医療保険から検討するのが良いでしょう。
医療保険の中には、がんなどの生活習慣病に手厚い保障を用意しているものもあります。高血圧と糖尿病は、脳卒中や心疾患などの、いわゆる生活習慣病の原因にもなり得るといわれています。40代に入ったら、生活習慣病への保障を手厚くできると安心かもしれませんね。
保険商品名 | 保険会社 | 保険種類 | ここがポイント! |
---|---|---|---|
医療保険 新CURE | オリックス生命 | 医療保険 | 特約で三大疾病になった時や入院・ 通院の時が必要になった時に一時金 を受け取れる |
メディカルKit NEO | 東京海上日動 あんしん生命 |
医療保険 | 死亡時の保障も用意されており、 特約では重度5疾病などで働けなく なった時の保障を受けられる |
ネオdeいりょう | ネオファースト生命 | 医療保険 | 特約で八大疾病支払限度日数無制限や 三大疾病になった時の 一時金受け取りができる |
※ここでは保険商品の概要をご紹介しています。詳細は、保険会社のサイトやパンフレットなどを必ずご確認ください
万が一の時に家族の生活を支えるための保険も
パートナーや子どものいる人の場合、入院などで働けなくなった時や万が一死亡した時のことも考えておきたいところ。傷病手当金や遺族年金などもありますが、人によっては自身の収入よりも受け取り額が少なくなる可能性もあります。
そうなると、自分に何かあった時のため、貯金をしっかりしておけると安心です。しかし、タイミングによっては生活費に加えて子どもの教育費など、まとまった費用が必要なこともあります。貯金だけでは生活費か教育費のどちらかにしか対応できない時には、貯金と保険の両方で備えることも考えておきましょう。最近では死亡保険に、就業不能保障をプラスできるものもありますので、ぜひ色々チェックしてみてください。
保険商品名 | 保険会社 | 保険種類 | ここがポイント! |
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じぶんと家族のお守り | SOMPO ひまわり生命 |
収入保障 保険 |
特約で、所定の障害等級と認定された 場合やメンタル疾患、七大疾病で所定の 状態となった場合の保障と保険料免除が 用意されている |
家計保障定期保険 NEO |
東京海上日動 あんしん生命 |
収入保障 保険 |
健康状態によって保険料の割引があり、 死亡時だけではなく特定の病気で働け なくなった時にも保障される |
&LIFE 新総合収入 保障ワイド |
三井住友海上 あいおい生命 |
収入保障 保険 |
死亡時の保障、障害・介護の保障、 就労不能の保障があり、特約でメンタル 就労不能障害状態の保障も追加できる |
※ここでは保険商品の概要をご紹介しています。詳細は、保険会社のサイトやパンフレットなどを必ずご確認ください
既に持病がある場合は、引受基準緩和型を検討
既に健診・検診でなんらかの不調が見つかり、現在投薬などの治療を行っている人もいるでしょう。病気やケガの経験がある場合や、投薬などの治療中の場合、保険への加入が難しくなる場合もあります。
その場合、病気やケガの経験がある人でも申し込みやすいようになっている引受基準緩和型保険をチェックしてみましょう。健康状態を確認する3つ~5つなどの告知事項に該当しなければ、申し込みができるというタイプの保険です(詳細はこちらの記事でもご紹介しています)。
保険商品名 | 保険会社 | 保険種類 | ここがポイント! |
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CURE Support Plus | オリックス生命 | 引受基準 緩和型 医療保険 |
基本プランと、七大生活習慣病に 手厚い保障のあるプランが選べ、 特約で死亡時の保障も追加できる |
マイフレキシィ ゴールド |
メットライフ生命 | 引受基準 緩和型 医療保険 |
特約で5年ごとの健康給付金や、 三疾病などへの上乗せ保障を 追加できる |
糖尿病の方の 医療保険ブルー |
SOMPO ひまわり生命 |
医療保険 | 加入から5年後にHbA1c値の 値などが条件を満たしていた場合、 一般的な医療保険への移行が可能 |
※ここでは保険商品の概要をご紹介しています。詳細は、保険会社のサイトやパンフレットなどを必ずご確認ください
引受基準緩和型は健康状態に不安がある人でも申し込みやすいように条件が緩和されている分、一般的な医療保険より保険料が割増されていることも多いです。健康状態によっては、持病などがあっても条件付きで一般的な医療保険に申し込める場合もありますので、まずは一般的な医療保険に申し込みができるか、保険会社に確認しておきましょう。
既に保険に入っている場合も、保障内容の見直しを
もしも若い頃に保険に入っていたという場合は、ここで保障内容の見直しをしてみるのもおすすめです。
例えば、お子さんの教育費などのために大きな死亡保障を用意していた方の場合、お子さんが独立したのであれば、不要になるかもしれません。また、家の購入などで団体信用生命保険を契約した場合も、もしもの時の家賃に備える必要がなくなりますので、死亡保障の金額を見直せるでしょう。
保障額が大きければ、その分保険料も大きくなります。保障は自身に必要な分だけ用意できれば、無駄もなくなるでしょう。ただし、積み立て型の保険は保険料を払い込んだ期間の長さにより、解約返戻金の額が大きくも小さくもなります。戻ってくる金額より支払った金額の方が大きくなってしまうこともありますので、解約は慎重に検討してくださいね。
医療保険に加入している場合も、自身の心配事に保障が不足していないか、確認しておくと良いでしょう。上で挙げたような生活習慣病や短期入院、通院などに対応できるかどうかなどがポイント。もしも保障に不安がある場合は、こちらの記事を参考に、特約や新しい保険への追加加入も候補に入れてみてはいかがでしょうか。