つみたてNISAを始めるときの代表的な悩みとして「どの商品を選ぶか」以外に、「どの金融機関で始めるか」があると思います。特につみたてNISAで投資デビューする人であれば、金融機関それぞれの特徴を理解してから、口座を開設することが欠かせません。本記事では銀行、証券会社、ネット証券の特徴をまとめました。自分の性格や投資スタイルに合った金融機関を選ぶ際の参考にしてください。

  • つみたてNISA口座を開設する際には、まず取扱商品ラインアップをチェック
  • 最低積立金額や積立頻度なども確認する
  • 対面サービスを求めず、ネットでの取引に抵抗がなければ、ネット証券が最適

つみたてNISAの金融機関選びのポイント

つみたてNISAを始めるには、証券会社や銀行など金融機関でつみたてNISA口座を開設する必要があります。しかし、金融機関ごとの違いや特徴がよくわからないという人も多いのではないでしょうか。

つみたてNISAは、口座の開設や維持管理に手数料がかかりません。また、投資信託を購入する際の購入時手数料も不要です。運用期間中にかかる信託報酬は、投資信託によって異なりますが、いずれも金融庁が適切と判断した低コストの銘柄ばかりです。そのため、どの金融機関を選んでも、運用コストに大きな違いは、それほどないと考えていいでしょう。とはいえ、金融機関を選ぶ際には、それぞれの特徴を理解して、自分に合った金融機関を選ぶことが重要です。

つみたてNISAの金融機関選びには、次のようなポイントがあります。
まず、自分が投資したい商品があるか? つみたてNISAの投資信託は、金融機関によって商品ラインアップが異なることは、意外と知られていないかもしれません。自分が積み立てたいと思う銘柄の取り扱いがない金融機関は、避けたいところです。

口座を開設する前に、どのような商品ラインアップなのかちゃんと確認する必要があります。さらに運用期間中に、銘柄を変更したり、追加したりすることもあるかもしれません。そう考えると、取扱銘柄数の多さも、金融機関選びの大事な基準となりそうです。

【図表】代表的な銀行・証券・ネット証券におけるつみたてNISA対象商品の取扱本数
銀行 証券 ネット証券
三菱UFJ銀行 12本 野村証券 7本 楽天証券 177本
みずほ銀行 5本(※1) 大和証券 22本 SBI証券 175本
三井住友銀行 3本 SMBC日興証券 157本 松井証券 170本
ゆうちょ銀行 12本(※2) みずほ証券 3本 マネックス証券 151本

(※1)みずほ銀行の『たわらノーロードバランス』は、『堅実型』『標準型』『積極型』の計3本で勘定
(※2)ゆうちょ銀行の『野村資産設計ファンドDC・つみたてNISA』は、『2030』『2040』『2050』『2060』の計4本で勘定

つみたてNISAでアクティブファンドはありなの?

初めてのつみたてNISAの商品選びと資産配分

最低積立金額はいくらからか?

つみたてNISAの最低積立金額は、毎月100円から始められるところもあれば、最低10,000円からしか始められないところもあります。とりあえず数百円から気軽に始めようと思っているような人は、最低積立金額もチェックしておく必要があるでしょう。

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「毎月積立」以外に「毎週」「毎日」など選択肢はあるか?

つみたてNISAは毎月積立の設定が一般的ですが、金融機関によっては「毎週」「毎日」の積立に対応しています。月に一度の積立の場合、たまたま値上がりしたタイミングで買い付けてしまうということもあるため、積立頻度をあえて分散させるという考え方もありでしょう。

つみたて投資は、安値の時にたくさん買い付けておくことが、後々の資産の成長につながります。そう考えると、1回の買い付け金額を下げて、その分、毎週、毎日の設定にして細かく買い付けていくほうが、安値のチャンスを逃さないかもしれません。

つみたてNISAの積立日は毎月何日にすべきか?

信託報酬の安い商品が揃っているか?

つみたてNISAの運用期間は最長20年と長期になります。同じ指数に連動するインデックスファンドであれば、基準価額も大差ありませんから、どうせなら信託報酬が安い商品を選ぶことが、つみたてNISAの鉄則といっても過言ではありません。

銀行でつみたてNISA口座を開設するメリット・デメリット

銀行は窓口に行けば直接行員に対応してもらえるため、それが安心感につながるという人は一定数いると思います。給与振込口座がある銀行の場合は、ワンストップで手続きができる点もメリットかもしれません。

銀行窓口の対面サービス
銀行の窓口に行けば、対面でサービスを受けられるので安心

ただし、大手銀行は取扱商品数が少なく、最低積立金額も1,000円や10,000円など、高めの設定で、かつ積立頻度も毎月だけです。積み立ての引き落としも自行しか対応していない場合がほとんどです。そう考えると、あまり利便性が高いとは言えないでしょう。

証券会社でつみたてNISA口座を開設するメリット・デメリット

大手銀行のように、積立金額の引き落とし口座は自行だけという制限はない分、使い勝手は銀行に比べると多少はよくなっています。窓口に行けば証券投資のプロが対応してくれるので、専門性の高いアドバイスが聞けるかもしれません。

口座開設に不安がある人も窓口のある証券会社であれば、大丈夫です。ただし、取扱商品数や利便性、コスト面において、ネット証券にはかないません。

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ネット証券でつみたてNISA口座を開設するメリット・デメリット

ネット証券のデメリットは、窓口で相談できないこと程度で、あとはメリットだらけ。圧倒的な商品数、低コスト商品の充実、買い付けのタイミングの柔軟性、365日24時間売買注文ができる利便性、お得なキャンペーンなど、挙げ始めたらきりがありません。

よほどネット証券に抵抗がある人以外は、基本的につみたてNISAは、ネット証券一択で問題ないでしょう。