小悪魔な恋愛テクニックや、夫婦の仲睦まじいエピソードの投稿で話題のTwitterアカウント「エマちゃん」さん。固定概念に縛られない恋愛スタイルや、ズバッと的確な恋愛相談への回答が人気です。そんなエマちゃんさんに、夫婦円満のコツを聞きました。(聞き手・文=まわた)

相手の本当の姿を引き出すのが上手い人がモテる

小悪魔エマちゃん

エマちゃん
twitter:@emaaarion
スキャンダラスな小悪魔時代は過ぎ今や人の妻
美容は日常に溶け込むヘルシーな方法で
美肌に命をかけてます。

小悪魔エマちゃん全身から華やかなオーラを放つエマさん。お話すればするほど、恋愛経験豊富で愛され慣れた女性ということが伝わってきます

エマさんご夫婦は、恋人同士みたいに仲良しですよね。夫婦円満の秘訣を教えてください。

エマちゃん 他の夫婦を参考にするのではなく、2人で話し合ってたくさん試行錯誤することでしょうか。夫婦は全くオリジナルな2人の組み合わせ。他の夫婦が成功したロールモデルをまねても意味がないんです。なので、家庭の悩みは正直に「あなたとの関係にここで行き詰っている。どうしたらいい?」と夫に聞くようにしています。普通は親や友達に愚痴る人が多いと思うのですが、全て本人に相談してしまうのがポイントですね。

「正直に相談すれば真摯に受け止めてくれ、一緒に解決策を考えてくれる」という信頼関係があるからこそですね。どういう要素に着目すれば、そんな人と出会えるんですか?

エマちゃん 結婚する前に、自分が結婚相手に求める理想像について真剣に考えていた時期がありました。ひとまず条件を洗い出そうと思い、30個くらいノートに書き出してみたんです。最初はそれこそ、「イケメン」「背が高い」「ちゃんとお金を稼ぐ」とかの条件ばかりが出てきて(笑)。でも、一通り書き出した後に本当に大切な3つの項目に絞ってみたら、「愛情深い人」「志が高く仕事をしている人」「可愛げのある人」だけが残りました。

可愛げのある男性って、最強だと思うんです。ぶさいくなワンちゃんや、普通に考えたら全然可愛くないキャラクターでも、「かわいい」と言って愛したり、ハマったりする人は多いですよね? 一度「可愛い」と思ったら、もう何でも受け入れて、包み込んでしまうんです。

エマさんご自身も、可愛いげや素直さ、愛嬌にあふれたお人柄です。

エマちゃん 子供のころに、「人懐っこいね、静かにしている子にも話しかけて偉いね」と褒められたことがあって。それをきっかけに、愛嬌は意識的に大切にするようになりました。

夫の可愛いげも、たくさん褒めて伸ばすようにしています。おかげで結婚して以来、夫はどんどん可愛くなってきました! カップルや夫婦は、お互いが鏡同士の関係です。私が素直に甘えたり、ぶりっこしたりして可愛いげを出してきたことで、夫に影響した面もあるのでしょう。「勇気を出して自分をオープンにしてみたら、相手も心を開いてくれて、関係が良い方に変化した」というのもよく聞く話です。

モテる友人が、「恋愛は先に自己開示した方が主導権を握れる」と言っていたのを思い出しました。自分の恥ずかしい秘密やコンプレックスをあえて打ち明けることで、相手と仲良くなれるのだとか。

エマちゃん それは間違いないですね! 自分から進んでオープンになることで、相手の心を溶かすというか……相手の本当の姿を引き出すのが上手い人はモテますから。「この人の前ならリラックスしていいんだ」「ありのまま自分を受け入れてくれるんだ」と思わせて、一気に距離を縮める。そういう人には飛びつきたくなるし、代えがたい存在になると思います。夫婦になってもそれは同じこと。きれいごとだけでなく、心から思っていることを話し合える関係なら、どんな問題も解決できると思います。

子育てで諦めないといけないことがあるうちは、産まない方がいい

エマちゃん取材日は小雨の降るどんよりとした天気。真っ赤な傘をさして颯爽と現れたエマさん

現在はまだ、子どもをもうける予定はないとツイートされていました。

エマちゃん 夫はずっと子どもが欲しいと言っているのですが、私はまだ子どものいない人生の方が楽しそうに感じるのが正直なところです。

「子どもを産むなら早い方が良い」とは、色々な人から言われてきました。それである日、「やっぱり早く生んだ方が良いの?」と母親に相談してみたんです。母は20歳で第一子を生み、その後も続けざまに計3人の子どもを産み育てた大の子ども好き。当然「子供は可愛いし、早く産めばいいのに」と言われるかと思ったら、意外にも「子どもを生んだら諦めないといけないことがあると思ううちは、まだ生まない方がいい。子どもに悪いから」とアドバイスしてもらいました。

確かに、自分の母親が子育てのためにやりたいことを諦めたと知ったら、子どもにとってはショックですよね。どこか女性は「産み、育てなければならない」とプレッシャーを感じている人が多いと思うのですが、出産は義務ではないし、「産む/産まない」は自分の好きに選んでいいこと。そう吹っ切れた今は、周りに子どものことを聞かれても「まだ考えてない」とはっきり言えるようになりました。

家計はどうやって管理していますか?

エマちゃん 現在は共働きで、お財布は別々。夫が私の生活費を全て出してくれて、かつ食費という名のお小遣いまでもらっている状態です。ちなみに家事は、半分ずつくらいで分担しています。

やっぱり旦那さんは仏ですね……。とはいえ、子どもは産んでもらえず、生活費を出しているのに家事も折半となると、旦那さんがエマさんと結婚し続けるメリットはどこにあるのでしょうか……?

エマちゃん 確かに私が物質的な意味でできることは、お金にしろ家事にしろ少ないと思います。一方、精神的な意味で提供できることは多い自信があります。家に帰ると癒されたり、私と一緒に過ごすとハッピーな気分になれたり……そういった精神的な価値で、物質的に与えてもらっている価値をお返しできると考えています。

例えば、「食事をおごってくれたり、プレゼントをくれたりする男性に、どうやってお返しすればいいかわからない」という相談をよく受けます。でも、その彼氏さんが相談者の女性と一緒にいることで心が満たされたり、癒されたり、楽しくなったり、自信が持てたりするのであれば、それはすでに与えているということ。むしろそのお返しに、プレゼントや食事をご馳走してくれているのではないでしょうか。そもそも、物質的に与えてもらうことを女性に求める男性は少ないですよね。「プレゼントなんて何でもいい」と言う男性も多いですし……精神的なことを求める人の方がずっと多いと思います。

「精神的に与える」の一例は、相手の自慢話をとことん聞いてあげること。例えば私の夫は、「仕事の契約、1本決まっちゃった」などとサラッと言うことがあるんです。そんな時はチャンス! 「すごいね」だけでは終わらせず、「また?! さすがだね! 優秀すぎない?! 」としっかり褒めて、「どんな案件なの?」と詳細を聞くのがポイント。自分にとっては興味のない話題でも、その自慢話について話せる時間を長くすればするほど、相手は楽しくなれるからです。

そもそもパートナーの自慢話には、聞く側にもメリットがあります。自分が選んだ人の優秀さを知れるのは、楽しくて嬉しいもの。それに、せっかく一緒に生活するのなら「この人はすごい!」と思っているほうが楽しいし、仲良くいられるはずですから。