男性が男性にするセクハラ。「童貞いじり」はもう終わりにしよう

近年では、「MeToo運動」が海外を発端に盛り上がり、女性がこれまで受けてきたセクハラや不平等について、声を上げられる土壌が育ちつつありますよね。
一方、男性が受けるセクハラにはあまり触れられる機会が少ないように思うのですが、いかがでしょうか。

シオリーヌ 基本的には、男性社会って既存の「男性優位」に関してたたえ合い、連帯感を強めているという構造があります。

例えば、「男だったら、女をモノにできて当然!」だとか「付き合いでキャバクラor風俗」だとか、凝り固まった価値観が強制されることもあるかもしれません。
抵抗感を示す男性がいれば、「ノリが悪い」とか「それでも男か!」と、男同士で冗談のように言い交わされることもしばしば見かけられます。

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でも、そういうのって……。
なかには共感できない男性もいると思うんです。
「初めて会った人とセックスするのは気が引ける」という人はいますから。
仲間同士で盛り上がっている風を装っていても、実は心の中でモヤモヤしたり、違和感を抱いている男性もいます。

友達同士の中でもそういった連帯意識があるとすれば、苦しい想いをしている男性もいるのかもしれませんね……。男性が受けるセクハラとしては、他に何がありますか?

シオリーヌ 「童貞いじり」も該当するのではないでしょうか?
ちなみに、女性の場合、「処女の神格化」というおかしな文化もありますね……。

「女はするな。男は早くしろ」という風潮は日本社会でまだまだはびこっていますが、性別問わず「したい人はする」という社会であるべきなんです。

童貞かどうかなんて、ただの人間の一要素にしか過ぎません。
それなのに、相手が童貞だと知ると、急に優位に立ったような態度を示す人っているんですよね……。
「お前、童貞なの?(笑)」みたいな感じで。

人間を形作る要素って他にもたくさんあるのに、どうして性経験の有無だけがクローズアップされなきゃいけないんでしょうか?

シオリーヌ

男性社会だと学生の頃からそういう“レース”って始まっていますよね……。

シオリーヌ そうなると、性体験がない子が不必要に焦らされるんですよ。

経験が早いのも遅いのも、全部普通のことです。
誰かがジャッジできるようなことじゃない。

もっと個人を尊重し合える世の中になって、男性も女性も性に関して苦しむことにない社会が早く訪れてほしいものです。

シオリーヌさん、今回は貴重なお話をありがとうございました!

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