お金や投資の勉強になりそうな、本や映画を紹介する本連載。今回は、初心者でもわかりやすく投資の勉強ができる映画を、お金のプロにピックアップしてもらいました。「お金の本は難しくて読めない……」という人は、まずは映画から挑戦してみてはいかがですか?

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おすすめ映画①『マネー・ショート 華麗なる大逆転』

マネー・ショート 華麗なる大逆転マネー・ショート 華麗なる大逆転
アダム・マッケイ監督、2016年日本公開

2008年9月、米国の投資銀行リーマン・ブラザーズが経営破たんしたことをきっかけに、世界規模での金融危機が発生した。これにより多くの金融機関が痛手を負った一方、危機の兆候を事前に察知し、莫大な利益を得た投資家もいた。

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そんなウォール街の実話を描く本作は、マイケル・ルイスによるノンフィクション「正規の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち」が原作。映画の原題「The Big Short」のShortは、空売り=相場の下落が予想される際に用いられる投資手法のこと。

「リーマン・ショックが起きた背景を解説している楽しい映画です。原作の本も大変勉強になるのでお勧めいたします」(エコノミスト エミン・ユルマズさん)

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おすすめ映画②『マージン・コール』

マージン・コールマージン・コール
J・C・チャンダー監督 2011年製作(日本劇場未公開)

ウォール街のとある金融機関である日突然、非公表の大量解雇が行われた。なんとかリストラされずに済んだ主人公は、会社を去る上司から「気を付けろ」の言葉と共に1つのUSBメモリーを受け取る。

USBメモリー内のデータは、高リスクな不動産担保証券への投資が原因で、会社が倒産の危機に直面していることを示唆していた。タイムリミットが迫るなか、主人公たちがとった行動とは? リーマン・ショック前夜のウォール街を舞台に描く、金融サスペンス映画。

「『マネー・ショート』と同じくリーマン・ショックの話ですが、米国の証券会社の内部を描いた人間ドラマです。高度な内容なので数回見る必要があるかもしれませんが、大変勉強になります」(エコノミスト エミン・ユルマズさん)

おすすめ映画③『大逆転』

大逆転大逆転
ジョン・ランディス監督、1983年日本公開

「生まれと育ち、どちらが人間を決めるのか?」商品先物会社を経営する大富豪の兄弟が、エリート社員とホームレスの立場を入れ替えて賭けを行う。

家も仕事も失くして落ちぶれていくエリートと、着々と頭角を現していく元ホームレスの姿を見て賭けの結果を悟り、入れ替えた立場を元に戻そうとする大富豪兄弟だったが、最後には思わぬ大どんでん返しが待っていた。

商品市場をテーマにしたクラシックなコメディー映画ですね。とても楽しいし、電子取引に移行する前の商品相場が描かれているので面白いです」(エコノミスト エミン・ユルマズさん)

おすすめ映画④『国家が破産する日』

国家が破産する日国家が破産する日
チェ・グクヒ監督、2019年日本公開

韓国国内で「朝鮮戦争以来、最大の国難」とも呼ばれている、1997年の「韓国通貨危機」。「国家破産」の危機が迫っているにもかかわらず、なぜ政府は事実をひた隠しにし、対策を後回しにしたのか——。韓国通貨危機の内情を描いた、実話に基づく社会派サスペンス

国家が破産するとはどういうことなのかが、よく分かります。そして、投資のチャンスも」(ファイナンシャルプランナー 大泉稔さん)

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