「毎月の携帯料金が高い」「契約プランが自分に合っているか分からない」。そんな人のために最適な携帯会社とプランを提案するのが、株式会社携帯見直し本舗代表の鮎原透仁(あゆはらゆきひと)さんです。毎年約300件の相談を受け、平均して毎月4000円もの携帯代節約に成功しているそうです。インタビュー前編では、サービス内容や携帯見直しの仕事をされるようになった経緯についてうかがいました。

特定の携帯会社に属さず、中立公平な立場で相談に応じる

まずは「携帯見直し本舗」についてうかがいます。どんな会社ですか?

鮎原さん 多数ある携帯会社の中から、相談者に最適なプランを提案しています。特定の携帯会社に属さず、中立公平な立場のFP(ファイナンシャル・プランナー)が相談に応じます。

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最適なプランというのは、人によって結構変わるものですか?

鮎原さん はい。「どの会社のどのプランがいいんですか?」とよく聞かれますが、一概には言えません。Aさんの使い方ならX社の〇プラン、Bさんの使い方ならY社の△プランというように、すべては使い方次第です。

相談件数はどのくらいでしょうか?

鮎原さん 毎年300件程度お受けしています。ご家族での相談も多く、人数でいえば400人くらいです。ほぼ毎日、多いときは1日5件受けたこともありますが、めちゃくちゃ頭を使うのでそこまでやるとパンクします(笑)。相談は私一人で対応していますので、サービスの質を下げないために、基本的には1日2~3人を限度にしています。

ありがたいことに紹介が多いのですが、ここ1年は新型コロナウイルスの影響で減少気味です。皆さん人に会う機会が少なくなってしまっていますよね。「友人からの紹介で」という人が減っている印象です。

携帯見直し本舗代表の鮎原透仁さん
携帯見直し本舗代表の鮎原透仁さん。最近は相談もリモートがほとんどだそう。

多少減ったとしてもすごい件数です。やっぱり「もっと安くしたい」という相談が多いですか?

鮎原さん 安くしたいということはもちろんですが、「今の契約プランが適切なのか知りたい」という人が多いですね。その裏には、「損したくない」という気持ちがあると思います。「携帯ショップは信用できない」「色々調べたけどよくわからないからプロの意見を聞きたい」という人もいます。

相談者のうち3割は「現状でOK」となり、7割は現状とは異なる適切なプランを案内します。平均すると月々4000円くらい安くなりますね。

そんなに下げられるんですね! それだけ自分に合っていない契約をしている人が多いということでしょうか。

鮎原さん はい。ものすごく大雑把にいうと、大手3大キャリアに合う人は毎月25GB以上のデータ容量が必要な人だけです。イメージとしては、家にインターネットを引かずに毎日YouTubeを何時間も見るような使い方です。

ドコモ、au、ソフトバンクは、実は相当なヘビーユーザー向けなんです。それを知らずに契約している人は本当に多いですね。

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