さらに詳しくいうと、「GBWは不純物を取り除いたさらさらの純水を、食塩(NaCl)を使用しない特殊な技術で電気分解して生成されたスーパーアルカリイオン水に、直径1μm(マイクロメートル)未満のウルトラファインバブルを生成することで本来アルカリ電解水が持つ洗浄・除菌効果をさらに高めることができたのです」と、小松さん。
水をアルカリイオンにすることで、水では取れない汚れを包み込んで取り除くことができるのですが、NaClを使った電気分解だと、肌に触れると刺激が残り、金属に触れるとさびてしまいます。
でも、食塩を使わないスーパーアルカリイオン水であれば、肌に刺激がなく、空間噴霧の機械をさびさせることもなく使えるというわけです。
そして、洗浄・除菌効果をさらに高める働きをするウルトラファインバブルは直径1μm(1ミリの1000分の1)未満の超微小の泡なので肉眼では見えないのですが、これがすごい仕事をやってくれるのです。
ウルトラファインバブルは、超微細な泡ゆえに水中に長く留まるという特徴があり、さらにマイナスに帯電しているため、プラスに帯電している汚れに吸い寄せられて、浸透し、泡が消滅する際の局所的に約30気圧のエネルギーを放出して汚れを引き剥がすというメカニズム。
汚れの中にある細菌やウイルスも、物理的に破壊してしまうというわけです。
実際に使うときは、汚れに対して直接スプレーすると、たちまち浮き上がってきますが、特に気になる箇所は数十秒経ってから、あとは渇いた布で一拭きすればきれいになる感覚です。
しつこい油汚れは数分待って。あと希釈して浸して使う場合も数分が目途。
毎日使っていけば、洗浄・除菌・消臭といろんな目的で、自分使いのカスタマイズもできて、たくさん発見があります。
今、原稿を書いているPCの傍にも置いて、クロスにシュッと吹きかけてキーボードやスマホの画面もマメに拭いています。
ちょっと一息つくときに、コーヒーを飲む前に、習慣になりました。
人にやさしい洗浄水を使いこなすことで、キッチンのシンクも排水口も清潔が保たれて気持ちがいいものです。
「家庭の排水口から下水道に流れていく水も、環境に負荷がかからないように配慮して、その先もみつめた商品開発なんです」と小松さんがいうように!
確かに、水道の蛇口から出る水を、必要以上に汚さないで、さらさらと排水口に戻していくような工夫を、わたしたちも心がけなければと思った次第です。
水と暮らす生活で意識することは?
上水道の配管に携わる会社が、家庭で使う洗浄水を開発するというのも、意外なイメージですが、小松さんから「実はGBWに使われている技術は、工場の排水浄化や排水パイプのメンテナンスに使われている洗浄技術なんですよ」といわれて、はっと思い直しました。
なるほど、マーケットが異なるので意外な印象を受けたけど、ベーシックな技術を継承した新規事業なのだと!
小松さんは、経営者であり、母であり、そして社会人にして大学院生という三足のわらじを履くスーパーウーマン。
大学院の研究テーマは『ファミリー企業における事業承継』。
「世の趨勢では、家族経営の会社は、跡を継ぐ人がいないと、M&Aなどの方法を選択するケースが多くみられます。でも、家業を続け支えて行くために、経営者もイノベーションを起こして、未来へ可能性を見出していかなければなりません」という小松さんにとって、GBWの商品開発は、事業承継に一石を投じるビジネスモデルになるのではないでしょうか?
大切なことは、新しい事業であっても、根っこの部分で長く培ってきた仕事と繋がっていること。
根っこを切り離して全くの異業種に参入するのはリスクの高い冒険になりがち。
こと、コロナ禍の状況で、リスキーなギャンブルは危険です。
でも、ちょっと視点を変え、発想を変えれば、これまでやってきたことの延長線上に、斬新な切り口をみつけることが大事なのだと気づきます。
それはまさに、小松さんが「水の力を信じて」という信念の通りです。
こうした頭の切り替えは、事業承継でなくてもいろいろに応用できると思います。
たとえば、会社で存外な異動になってしまっても、新しい部署の仕事とこれまでにやってきた仕事を同じ根っこで結んで、培った経験を活かして新しい仕事に臨めば見える景色も違ってくるし、案外、新しい仕事にワクワク感が見いだせるかもしれませんね!
最後に、小松さんに《水》と暮らす生活で何を意識したらいいかを聞いてみました。
「水の循環を常に意識して生活していただけたらいいなと思います」と小松さんはいいます。
「地球の水は、海水が太陽に照らされて蒸発し、雲となり、雨を降らします。雨は地面を濡らして染みこみ、やがて川に流れて、また海に注がれ、循環を繰り返します。山の頂上に降った雨は森林の腐葉土を天然のフィルターにして、地下水となり、湧き出ておいしい天然水になることも!」と。
そういえば、天然水を作っているメーカーの工場を訪れたとき「今日、ボトリングされている天然水は、およそ20年前に山に降った雨の雫が集まったものです」と説明を受けたのを思い出しました。
環境を汚染してしまうと、20年後の生活に影響を与えてしまうんです!
今日使う水は、未来のため、子ども達のためと意識しなくてはなりませんね!
そう、まさに、SDGs(持続可能な開発目標)なんですよ!
人間の営みは自然界の水循環の一部を、引水し、大量に利用して農産物を育て、工業製品を作り、都市のインフラを整えて……などなどしながら豊かな生活を築き上げてきたのです。
その恩恵を無視して、環境を破壊する行為を続けていると、その代償は結局私たちが払わなければいけないことになります。
コロナ禍で《清潔な生活》を心がけることで、学ぶこと多し!
人間は水に抱かれ、水とともに生きて成長していくのだということを常に意識して、これからは水のある生活の価値をかみしめて、さらにもう少し意識を高くして生きて行こうと思った次第です。
小松さんが開発に携わった『GBW(グリーンバブルウォーター)』は、「水の可能性」を信じて「人体被害」「環境汚染」を避けた製品を形にしたいという強い思いから生まれた洗浄・除菌・消臭水。筆者は毎朝の歯磨きタイムに備えて、就寝前に歯ブラシにシュッシュッ! が習慣になりました。詳しい資料は、ケーアンドエス株式会社のHPで。
https://k-s.tokyo/
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