外貨運用のリスクとは?

日本の金利は低いから、高金利の外貨を持つべき――。

こんな話を見聞きしたことのある人は少なくないでしょう。外貨預金をはじめ、外貨建ての投資信託や保険など保有の仕方はさまざまですが、「リスクが高くて怖いもの」と敬遠している人も多いかもしれません。

外貨の運用にリスクがあることはたしかです。ただし、ここでいうリスクとは「危険」という意味ではなく、「値動きの振れ幅」のこと。下落することもあれば、上昇することもあるということです。

そもそも為替が動くとはどういうことか。私たちの生活にどんな影響があるのか。具体的な為替レートをもとに見てみましょう。

1ドル110円→1ドル120円(円安・外貨高)になったとき

◆メリット

・外貨建て資産の価値が増える
1000ドルの外貨建て資産を持っていれば、その価値は11万円から12万円に増えます。

・輸出企業の業績が好転
円安になると輸出企業の業績は好転し、一般的に日本経済には追い風です。

◆デメリット

・海外旅行の費用が割高
1000ドルを手に入れるために11万円でよかったところ、12万円が必要になります。

・輸入品価格の上昇
一般的に輸入品の価格が上昇するため、日常生活の支出も増加しがちです。

1ドル110円→1ドル100円(円高・外貨安)になったとき

◆メリット

・海外旅行の費用が割安
1000ドルを手に入れるために11万円必要であったのが、10万円で済みます。

・輸入品価格の下落
一般的に輸入品の価格が下落するため、日常生活の支出減が期待できます。

◆デメリット

・外貨建て資産の価値が減る
1000ドルの外貨建て資産を持っていれば、その価値は11万円から10万円に減ります。

・輸出企業の業績が悪化
円高になると輸出企業の業績は悪化し、一般的に日本経済には逆風です。

【図表】為替変動のメリットとデメリット(イメージ)
為替変動のメリットとデメリット

為替変動のメリットとデメリットは表裏一体

このように、為替変動のメリットとデメリットは表裏一体であり、私たちの生活にも密接に関わっています。ここでいいたいのは、「なんとなく危ないニオイがする……」というイメージだけで外貨の運用を否定するのは、もしかしたらもったいないことかも?ということです。

一般的に日本円は安全資産とされていますが、円しか持たないことは、円というひとつの資産に偏った投資をしている状態とも考えられます。低成長が続く日本の通貨だけを持つことは、果たして安全といい切れるでしょうか?

筆者自身、以前「ほけんの窓口」で外貨建て保険の提案を受けましたが、当時はまさにイメージだけで「外貨は怖い」と即座に断ってしまいました。改めて振り返ってみると、話だけでも聞いてみればよかったなと思います。

先入観を捨てて広く選択肢を持つことが、より良い資産運用につながるかもしれません。


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