生活の中の支払いで利用するサービス群である「●●経済圏」。その中のどれかを利用して、日々お買い物時にポイントを集めている人も多いでしょう。
最近では、もしもの時に備えて加入する生命保険の中にも、加入時に一定の条件を満たしているとポイント付与があるものも出てきています。

  • 生命保険の中には、所定の条件を満たすとポイントを受け取れるものがある
  • 所定の条件を満たすと受け取れるが、ポイント数などは商品によって異なる
  • 取得できるポイントで、加入する保険商品を選ぶのはNG !

保険料の支払いが「もったいない」と感じたら?

保険の保険料支払いは、毎月または毎年、保険料払込期間中は継続して発生します。そのため保険料は固定費として数えられています。いつ使うことになるかわからない保険料の支払いは、少しもったいなく感じるかもしれませんね。

生命保険の場合、貯蓄性のある保険を選ぶのも方法の一つ。一定期間、入院などをせず保険を使わなかった場合に還付金を受け取れるものや、保険料が戻ってくるもの、解約をした際に解約返戻金を受け取れるものなどがあります。しかし、貯蓄性のある保険の場合、掛け捨て型の保険に比べて保険料が割高なこともある点は注意が必要です。

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掛け捨て型保険で保険料は抑えたい、しかし少しお得感も感じたいというときには、ポイント付与のしくみが備えられている保険も選択肢に入れてみましょう。

条件を満たすとポイントを受け取れる保険商品

生命保険の中には、所定の条件を満たすとポイントを受け取れるものが出てきています。
条件は保険商品によっても異なりますが、具体的には、

  • 健康診断結果を毎年提出する
  • 特定のウェブサイト経由で申し込みをする
  • 支払い方法に特定のクレジットカードやスマホ決済、ポイント払いを選択する

などがあります。同じ保険商品でも、条件を満たしていなければポイントの受取ができない場合もありますので、まずはどういった条件を満たせば良いのか、しっかりと確認しておきましょう。

また、受け取れるポイント数の決まり方も商品によって、

  • 支払った保険料の1%などが付与される
  • 保険商品独自のランクに応じた割合で付与される
  • 毎年決まったポイント数が付与される

など、さまざまです。いろいろな保険商品を調べているうちに、混同してしまい「あれ?思ったよりポイントが少ない?」とならないよう、気を付けてくださいね。

受け取れる
ポイントの種類
保険商品名
楽天ポイント 楽天生命ウェルスマイル(楽天生命)
楽天生命スーパー定期保険(楽天生命)
など
Paypayポイント
WAONポイント
Paypayアプリ専用保険(Paypayほけん)
元気パスポート(イオン・アリアンツ生命)
など
Pontaポイント Pontaかんたん保険(justinCase)
医療保険dePonta(東京海上日動火災保険)
など
dポイント はなさく医療(はなさく生命)
はなさく定期(はなさく生命)
など
Vポイント
(旧Tポイント)
定期死亡保険「かぞくへの保険」(ライフネット生命)
終身医療保険「じぶんへの保険3」(ライフネット生命)
など

※ここでは保険の一例をご紹介しています。他の保険商品や商品内容、ポイントの受取条件については各保険会社のウェブサイトなどでご確認ください。

ここでは生命保険分野の商品を例に紹介していますが、自動車保険や自転車保険などの損害保険分野の商品でもポイントが付与されるものもありますので、興味のある方はそちらもチェックしてみてください。

ポイントはニーズにあった保障の次の+αくらいに考えよう

保険料の支払いなどでポイントを受け取れるのは魅力的ですが、加入する保険商品を受け取れるポイントの種類などで選ぶのは避けたほうが良いでしょう。

医療保険やがん保険など、保険の種類や給付金名は同じだとしても、細かい保障内容や給付金の受取条件は異なります。「同じ保障内容があるみたいだし、●●ポイントが受け取れるこっちの保険に入ろう」と決めて、いざ保障を受けようとしたときに実は自分の思っている内容と違った……ということになりかねません。

あくまで保険選びは保障内容が自身のニーズにあっているかどうかで行い、ポイントはあったら嬉しい+αの要素として考えておきましょう。

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