プチ贅沢で「幸せオーラ」を発する(気分を味わう)

みなさんは、“朝の一杯”どうしていますか?
私は、基本的には、100円のコンビニコーヒー(会社から徒歩5秒に位置する某Fマート)ですませています。
ですが、最近は節約のために、Myマグカップを持参し、会社の福利厚生費で購入したコーヒーやら紅茶やらを飲む日々です。

しかし、たまにはプチ贅沢をして、“おしゃれ飲み物”を飲みたいですよね?

“おしゃれ飲み物”とは、オフィスの机の上にさりげなく置いてあったり、手にもっておしゃれな街を歩いてみると、なぜか背筋が伸びて、プチ優越感に浸れるアイテムのこと。
手に持ってそこらへんの道を小走りしてみると、女性or男性ファッション誌やおしゃれライフスタイル誌によく出てくる、「仕事やプライベート、充実しすぎて本当に幸せ!」オーラを発する女性or男性になったような気にさせてくれます。

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机の上にフォトジェニックな飲み物があると、それだけで「デキる大人」になれた気がする、かもしれません。

もちろん、周りの人はそんなこと1ミリも思っていないことぐらい、承知の上です。
「広告やデザイン、マーケティングにかける予算が膨大で、きっと私たちはそれに踊らされているだけなのかもしれない……」と葛藤することもしばしば。

ですが、今は周りの目や、企業の裏事情なんて、きれいさっぱり忘れませんか?
大事なのは、「自分がいかにテンションを上げて毎日を乗り切るか」だと思います。
自分が好きな飲み物を飲んで、何となくテンションを上げて、(心身ともに健康な程度で働いて)仕事の能率が上がれば、それに越したことはありません。

また、私自身、節約のためとはいえ、毎日自分でつくって、帰りにMyマグカップを洗うのは、少々面倒くささを感じています。
私が単にズボラなだけかもしれませんが、節約って基本的に面倒くさいことだらけですよね……。

たまには、節約を一休みすることも大切。
いくら「いまから節約して、超絶リッチな老後を送るんだ!」と意気込んでも、続かなければ意味がないですもんね。

そこで、私は提案します!
週に1回ぐらい、“朝の一杯”に“おしゃれ飲み物”を飲んで、プチ贅沢してみませんか?

例えば、金曜日の朝。1週間を乗り切った自分へのご褒美に、自分がお気に入りの飲み物で、残り最低7~8時間くらいを乗り切るためのエネルギーチャージをしたり。
はたまた、オフィスの机の上にさりげなく置いて、「別に普段通りですけど、何か?」というナチュラルなイケてる感を演出したり。
(たぶん、というか絶対周りに人は気にしてないと思いますが、そうやって自分を奮い立たせることが大事です! 勘違いでも何でも、ちゃんと仕事をやっていれば、何の問題もないはすです!)

“おしゃれ飲み物”を勝手に2つ選んで勝手に比較する

以下、私が勝手に厳選した、私が思う“おしゃれ飲み物”を徹底解剖していきます!
容量や値段などのコスパ、購入できる場所、おしゃれ度……。などなど、さまざまな観点から、“おしゃれ飲み物”を独自に分析します。

「あれが入ってないのはおかしいよ!」とか「え?このラインナップはミーハーすぎてダサい(笑)」とか、そういう意見はちょっとご遠慮ください……。

ともあれ、見ていきましょう!

① スターバックス ドリップコーヒー

スターバックス ドリップコーヒー
※画像はイメージです

<基本情報>
スターバックスは、言わずと知れたシアトル系巨大コーヒーチェーン店。
“スタバ”の愛称で親しまれ、日本ではなんと1415店舗もの展開(2018年12月31日時点)!
ラテ系のみならず、デザート代わりにもなるフラペチーノ系飲み物も充実。
クリスマス、バレンタインなど、季節や行事に合わせて提供される商品開発能力と、最近ではインスタ映えを誘導する巧みなマーケティングにはもはや脱帽。
ドリップコーヒーは、数あるスタバの飲み物のなかでいちばん安いメニューです。

<イメージ> ※筆者の勝手な評価です
複雑な注文をよどみなく処理する繁盛店の店員の見事なマルチタスク能力には、つい見惚れてしまう同時に、私なら絶対に怒鳴られてるなあ……と思います。
また、個人的な見解&店にもよりますが、スタバの店員は何となくおしゃれで陽気で愛想のいい若者が多いイメージ。
親目線から見た“街を一緒にブラつきたいイケてる我が子像”といったイメージで、私自身、親と接する際に参考になります。

●価格(税抜き)
Short :290円 Tall:330円 Grande:370円  Venti:410円

●容量
Short :240ml Tall:350ml Grande:470ml Venti:590ml

●コスパ
一番小さなShortサイズは、なんと290円!
2月15日に各サイズ10円ずつ値上げされたとはいえ、ドリップコーヒーは3コインでおつりが出るほど手ごろな価格で提供されています。
期間限定のフラペチーノ系ではTallサイズからの展開が多く、500円を軽く超えることはざらにあるため、この安さは盲点でした。

とはいえ、ここでShortにとびつくのはまだ早い。

価格は、サイズが1つ上がるごとに40円ずつ増えています。
一方、容量は、Shortサイズから1サイズupするごとに、110ml、120ml、120mlと増えています。

果たして、Shortサイズは本当にお得なのか?
ここで、真のコスパを知るために、サイズ別に1ml当たりの値段を比較してみます。(小数点第三位を四捨五入)

Short:1.21円 Tall:0.94円 Grande:0.79円 Venti:0.69円

おそらくみなさんが予想した通りの展開でしょう。
サイズが最も大きいVentiから順に、1ml当たりの値段は高くなり、コスパも悪くなります。
よって、コスパ面は、Ventiが一番優れていることが判明しました!

とはいえ、Ventiの値段は400円と、単なるコーヒーの割にお高めな価格。
Shortとの価格差は、120円にのぼります。
コンビニコーヒーだと、あと1杯分が余裕で買えちゃいますね。
難しい問題です……。

そこで!かなり投げやりな結論かもしれませんが、

「何となく手持ちのお金が大きく減るのに抵抗感がある」「そもそも朝はそんなに胃に入らない」という人は、Short。
「やっぱりコスパ重視!」「Shortなんてもはや1口サイズ」という人は、Grande。

が無難だと思います!

●味
スタバ曰く、

「世界中のコーヒー産地から厳選された高品質のアラビカ種コーヒー豆を使用したスターバックスの定番商品。異なるローストレベルのコーヒーを日替わりでご用意」(スターバックスHPから引用)

だそうです。

私はコーヒーの味の違いがそれほどよくわからないのですが、アラビカ種のコーヒー豆は、酸味が強く、花のような甘い香りがするそうです(味の素AGF株式会社HPから引用)。たぶん美味しいはずです!

●おしゃれ度(※筆者独自の判断です)
おしゃれ度は、容器の洗練度、珍しさ(=入手の困難度)、写真映えの3つのポイントから総合的に判断します。

まずは、容器の洗練度。
基本のデザインとしては、白地を背景に、緑のあの有名なロゴが中央に配置されたものが有名でしょう。
シンプルで堂々とした佇まいを感じさせます。

ですが、クリスマスやバレンタインなど、イベントが近づくと、容器もそれに合わせて色や柄が大きく変わります!
いつどんな柄になるかはお楽しみ。ときには一風変わったデザイン性を楽しむこともできます。

次に、珍しさ(=入手の困難度)。
全国1415店舗のスターバックスなら、どこでも入手可能。(2018年12月31日時点)
正直どこかしこにもあるので、珍しさには欠けます。
通勤の電車内やちょっとした街中で、手に持つ人を見かける頻度も多いのでは?
たとえあなたがカップを手にもっていたとしても、風景に埋もれてしまい、おそらく目を引くことはないでしょう……。

最後に、写真映え。
インスタグラムやツイッターでは、よくスタバの飲み物の写真がアップされています。
ですが……。よく見れば、期間限定の新商品やフラペチーノ系などの、話題性があって、色味が派手な飲み物がほとんどです。
コーヒーは定番すぎて、わざわざアップする意味はないのかもしれませんね。

総合点は、70点です!(※筆者独自の判断です)
容器のバリエーションに関してはダントツといってもいいでしょう。
しかし、珍しさと写真映えが、やや足を引っ張ってしまいました。
写真映えも、フラペチーノ系なら、どんな飲み物にも引けをとらないレベルなのですが、コーヒーだとちょっと難しいですね……。
ですが、スタバというブランド力で、70点という評価にしました。

② ペリエ

ペリエ
※画像はイメージです(実際のボトルは形がちょっと違います)

<基本情報>
南フランス生まれの炭酸入りミネラルウォーター。
世界約140カ国以上で愛されるロングセラー。

なんとペリエの起源は、紀元前3世紀にさかのぼります!
古代カルタゴの英雄ハンニバルさんが、ローマへの行軍の途中にペリエの源泉の地に立ち寄って水を飲んだことが、ペリエの始まりだそうです。
また、あのナポレオンも「フランスの誇り」と称賛したほどの味らしいです。
やや世界史みたいなお話になってきましたが、とにかく凄い人たちに愛された炭酸水のようです。

<イメージ>
私の中では、無料の水が提供されない、ちょっとお高めなお店のメニューのソフトドリンク欄に、堂々と載っている印象が強いです。

とにかくフランスを売りにしているマーケティングのせいか、単純ですが「フランス=おしゃれ」というイメージが植え付けられ、どこかハイソな感じがします。

●価格
レモン味、ライム味の展開がありますが、今回はプレーンで見ていきます。
また、ビンや缶の形態でも販売されていますが、会社で飲むことを想定して、持ち運びのしやすいペットボトルのみで比較します。

先に断っておきますが、どこで買うかによって価格はバラバラなようで、一概に「〇〇円」とは言い難いです。
ですので、私が店頭や通販サイトなどで勝手に調査した、ざっくりとした価格帯を載せることにします!
あくまで参考程度に、読み流してくださいね。

ペットボトル【500ml】
・スーパーマーケット:200円~250円程度
※私が2店ほどで買い物をしている途中に、偶然見かけたというアバウトな調査に基づいています。

・Amazon:104円~145円程度
※私がAmazonのサイトを数ページほど調べると、「24本セット、2500円台~3500円台」との販売形態・価格設定が多く見られました。通販ではまとめ買いが一般的なようです。
ここでは、上記の価格を参考にし、1本当たりの値段をざっくりと計算してみました。(小数点切り捨て)

●容量
ペットボトルでは、500mlのみの展開です。

●コスパ
前述の、私がざっくりと調査した「価格」を参考にすると、圧倒的にまとめ買いがお得です!
たとえばAmazonから104円~145円程度で購入した場合、500mlであることを考慮すると、ほかの飲み物と比べても妥当な値段ではないでしょうか?

炭酸水として、ものすごく安いわけではないですが、自動販売機の500mlの飲み物が一般的に150円程度で販売されていることを思えば、特段高いということはありません。
可もなく不可もなくというのが、私の印象です。

●味
個人的な感想です。
実は私のペリエデビューは、つい最近。
今年2019年に入って、初めてペリエを飲みました。
その最近の味覚を頼りにして判断すると、

味は、特にしませんでした!

基本的に主成分は水なので当たり前ですし、そもそも炭酸水を飲み歩いてきた人間でもないので、多くを語れる知識はありません。
ただ、炭酸が得意でない私の感覚からすると、そこまで炭酸がきついわけではなかったので、飲みやすかったです!
硬水みたいな独特なクセもなく、「これが、本来の水、なのか?」と何となく思いました。

●おしゃれ度
まずは、容器の洗練度。
やはり、緑色のペットボトルは珍しくて、それだけで目を引きますよね。
蓋も緑色という統一感には、誰か知りませんが、デザインをした人のこだわりを感じます。
中央に位置する「perrier」の文字も、やや斜めに配置されており、このアンバランスさがたまりません。
しかも「perrier」って、いかにもフランス語っぽい単語で、何となくおしゃれです。

次に、珍しさ(=入手の困難度)。
コンビニではめったに見かけません。
さらに、一般のスーパーマーケットでも、なかなか出会えません。

ですが、高級どころの「成城石井」「紀ノ国屋」などに行くと、遭遇する確率はやや上がります。
また、店頭でカフェオレを試飲させてくれることでお馴染みの「KALDI」でも見かけたことがあります。

ですが、「この店なら絶対手に入る!」という確証はありません。
お店で手に入れるのはなかなか難易度が高そうです。

最後に、写真映え。

公式のインスタグラム(アカウント:perrier_jpn)をチェックしてみると、さまざまなシーンで登場するペリエたちが勢ぞろい!

スーツケースの荷物の中にひそむペリエ。
どこかのバーで、グラスに注いでいる最中のペリエ。
朝、起きたばかりのベッドで飲むペリエ。
ギターをかき鳴らした後に飲むペリエ。
なぜかプールの水面に浮かんでいるペリエ。
などなど……。

ペリエは、とにかくどんなシーンでもおしゃれにしてくれます。

総合点は、90点です!(※筆者独自の判断です)
さすがフランスと言いたくなるほど、ずば抜けたデザイン性を発揮するペリエ。
これだけでドーンと150点はあげたい気分です。

ですが、入手の困難さが足を引っ張りました。
確かに、なかなか手に入らないからこそのレア感は、オフィスでもきっと優越感に浸れるでしょう。

ですが、まずは手に入れなければ何も始まりません。
Amazonなどの通販で買うのももちろんアリですが、24本届いたところで、「入れておく冷蔵庫のスペースが足りるか?」という問題や、そもそも「会社に持っていくのを忘れる」というミスも起きかねません。

とはいえ、これらの問題を打ち消すほどのおしゃれ度によって、点数が底上げされました。
やはりインスタグラムの破壊力は凄まじかったです。
計算し尽された写真の構図や色使いは、もはやあざとさを通り越しています。

ペリエ、おめでとう。

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