家計管理や節約に取り組む上で、まずは支出の多くを占める「固定費」から見直そうと考える人は多いでしょう。「でも、固定費の見直しってどこから手を付ければいいの?」そんなお悩みに、人気節約インスタグラマー・ののこさんに答えていただきます。

ののこさんってどんな人? インタビュー記事はこちらから

  • 固定費の中でも金額の多い項目から見直す
  • 格安SIMへの乗り換えは、契約更新月に注意
  • 固定費は1度見直せば、節約効果が長く続く

固定費の中でも支出額の大きいものから見直す

我が家の家計を改善し、貯金をしようと考えた時、最初に行ったのは「固定費の見直し」でした。なかでも特に支出額が大きかった、生命保険料・通信費・自動車保険料の見直しから手を付けました。

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まずは加入している生命保険をリストアップ

生命保険料の見直しは、まずは当初加入していた保険のリストアップから始めました。掛け捨てか積み立てか、補償内容が被っていないかなどを確認し(保険料は年々上がるタイプもあるので上がり具合も比較)、4つ加入していた保険を2つに絞りました。

その結果、以前の保険料と比べると月々1万4000円の節約に! 自分ひとりで保険を見直すのは不安かも……という方は、無料の保険見直し相談などを利用してみるのも良いかもしれません

格安SIMへの乗り換えは時期を見極めて

スマホの通信費の見直しでは、思い切って大手キャリアから格安SIMに乗り換えました。スマホ本体は大手キャリアで使っていたものをそのまま使用しているので、新規の機種代はかかっていません。

乗り換え費用は、事務手数料とMNP(携帯電話番号ポータビリティ:電話番号を維持したまま、他社に乗り換えることができるサービス)転出料のみだったので安く済みました。通信速度が遅くならないか少し心配だったものの、格安SIMに変えて約1年、ストレスなく使えています

格安SIMへの乗り換え格安SIMへの乗り換えで、通信料を半分以下に節約できる場合もあります

格安SIMに乗り換える場合、契約の更新月以外に乗り換えてしまうと、違約金が発生する可能性があります。そのため、更新月まで待った方がお得か、違約金を支払ってでも早く乗り換えたほうが良いかの見極めが大切です。

見直し前の通信費は2万5000円でしたが、家族全員が格安SIMに乗り換えたところ、毎月の通信費を8000円にまで下げる事が出来ました。格安SIMへの乗り換が出来ない人でも、プランを見直す(使用していないサービスを解約するなど)だけでも効果は大きいと思います。

月払いから年払いへの変更でお得に

自動車保険料は、月払いを年払いへ変更しました。1回の支払い額は大きくなりますが、年払いにする事によって割引される会社もあります。長い目で見たら年払いの方がお得なので、ボーナスで予算を確保して払うようにしました。

保険以外でも、月払いより年払いの方がお得になるものは意外と多いようです。現在支払っている固定費について、年払いが可能なものがないか調べてみるのもいいかもしれません。

固定費は1度見直せば、節約効果が長く続く

固定費の見直しでは、その他にも電力会社を比較・シミュレーションした上での乗り換えなども行いました。

「固定費を見直す」と聞くと大変そうなイメージがあるかもしれませんが、1度行えば効果が長く続くため、メリットの大きい節約だと思います。我が家も実際、固定費を見直して毎月の支出が約4万円減りました! 年間で計算すると48万円もの節約です。月単位で考えると大したことのない金額かもしれませんが、長期的にはかなり大きな変化だということが分かると思います。

食費の節約や節水なども、家計管理をする上でとても大切なことですが、まずは効果が長く続く固定費の見直しに取り組むのがおすすめです。

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