つみたてNISAは長期的な資産形成を支援するためにつくられているため、短期売買をメインにする投資手法とは相性が良くありません。つみたてNISAがどのような投資手法に合ったものか理解していないと、せっかくのメリットが十分に受けられなくなってしまいます。つみたてNISAのデメリットと、上手な使い方を確認していきましょう。

デメリット① 投資対象が限られている

つみたてNISAで使える投資信託の銘柄はかなり限定的です。つみたてNISAは長期的な資産形成を支援し、積立投資を長く続けるほどメリットが大きくなるように設計されているため、短期売買で大きな利益を狙うような投資手法を想定していないのがその理由です。

そのため、投資信託のなかでも値動きが激しい商品や個別銘柄の株式など、短期売買で利益を狙うような商品の売買ができないことが、つみたてNISAのデメリットといえます。個別銘柄の取引を想定している人は、つみたてNISAではなく、非課税投資期間が最長5年の一般NISAを選ぶ必要があるでしょう。

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つみたてNISAの対象となる商品は、いずれも初心者でも扱いやすく比較的リスクの低い商品となっており、投資信託かETF(上場投資信託)しか購入できません。リスクを取りたくない初心者にとっては、親切な設計といえるでしょう。大きな損失につながりにくい点は、銘柄選びで悩みやすい初心者にはうれしいところです。

デメリット② タイミングを狙った投資ができない

つみたてNISAはあくまでも「積立投資による長期的な資産形成」を目的とした制度のため、毎月同じ金額ずつ投資していく仕組みとなっています。「株価が下がったから今月はたくさん買う」といった、タイミングを狙った投資ができません。柔軟性がないのは、つみたてNISAのデメリットといえるでしょう。

これとは逆に、一般NISAの場合は売買のタイミングに縛りがないので、自分の好きなタイミングを狙った柔軟な投資が可能です。

タイミングを狙って積極的な投資をしたい人は一般NISAと課税口座、投資にあまり手間をかけられないのでタイミングを選ばない長期保有の投資と考えている人はつみたてNISAというのが、口座を選択する基準のひとつになります。

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ダーツをする男性
タイミングを狙う投資を非課税で行いたい場合は、つみたてNISAではなく一般NISAを選ぶ

デメリット③ 非課税投資枠が一般NISAより少なく、一般NISAと併用できない

現時点(2021年2月)の制度では、つみたてNISAの非課税投資枠は年間40万円です。これは一般NISA(年間120万円)の3分の1しかなく、積極的に売買を繰り返す投資スタイルだと少し物足りなく感じるかもしれません。

一般NISAのほうが非課税枠が大きいので、5年以内に売却するような短期・中期の投資では一般NISAのほうが使いやすい場合もあります。どちらの投資スタイルが自分に合っているのかよく考えて、適切なNISA口座を選びましょう。

また、つみたてNISAと一般NISAは同時併用ができません。一度どちらかを選ぶと、年をまたぐまでは口座区分の変更ができないので気をつけましょう。

メリットとデメリットを検討して、自分に合う投資をする

ひとことで投資といっても、そのやり方はさまざまです。自分の性格や投資にかけられる時間をしっかり理解したうえで、自分に合ったスタイルで投資していきましょう。自分に合った制度を選ぶには、まずは制度の仕組みをしっかり理解し、つみたてNISAで投資できる銘柄についても知っておくことが必要です。

MonJaでは、一般NISAとつみたてNISAに関する記事を多数公開しています。自分に合った投資を始めるための参考にしてください。

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