この春から新社会人となった方は、初めてもらったお給料、どのように使おうかワクワクしたことでしょう。生活や趣味に使うのもいいですが、将来のために今から投資デビューを果たすのもいいかもしれません。この記事では、たった数万円でも投資できる銘柄から有名なものを5つ紹介します。少額から投資できるサービスを使えばさらに選択肢が広がるので、ぜひ銘柄探しを楽しんでください。

  • 記念すべき初任給は思い出に残る使い方をしたいもの
  • 日産自動車、野村HD、ENEOS、東京電力、ヤマダ電機などは5万円前後
  • 1株単位など少額で株取引ができるサービスなら、選択肢の幅がもっと広がる

初めてのお給料、一部は投資に回してみては?

新社会人にとって、人生で初めて自力で稼いで手に入れたお給料は喜びもひとしおです。記念すべき初任給は思い出に残る使い方をしたいもの。親に感謝の気持ちを贈る、奮発して欲しいものを買う、貯金するなどさまざまな選択肢があるなかで、「初任給で投資した」という人はそれほど多くないでしょう。しかし、初任給で購入した株なら、成功しても失敗しても良い経験と言えるかもしれません。

もっとも、働き始めたばかりの新社会人は、月々のお給料が生活費や奨学金の返済で消えてしまい、株式投資にお金を回す余裕がない人も多いと思われます。そんな新社会人でも株式投資デビューを果たせるよう、ここでは比較的手を出しやすい「5万円」を基準にして、誰もが知っている大企業の株を5つ紹介します。

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新社会人必見! 約5万円で買える大企業株5選

「株は高いからまとまったお金がないと買えない」と思っている新社会人は多いかもしれません。しかし、大企業でも数万円から買える銘柄もあります。投資デビューする皆さんが興味を持ちやすいよう、超有名企業かつ5万円程度で買える銘柄をまとめました。もちろんここに掲載していない銘柄もたくさんあるので、興味の持てる銘柄を探してみるのも楽しいですよ。

なお、株式を購入する際には原則として100株が最低購入単位です。そのため、株価が500円以下であれば5万円で購入できることになります。また、紹介した銘柄名の頭にある4桁の数字は「証券コード」と呼ばれるものです。日本の上場企業にはすべて4桁の証券コードが割り当てられています。

5万円
最低購入単位が5万円台であれば、最初の2~3カ月の給料を元手に無理なく株式投資デビューできそう

7201 日産自動車

日産自動車といえば日本を代表する自動車メーカーです。株価は554.6円(6/7終値)となっています。時価総額は約2.3兆円です。5月には5万円を割り込んでいましたが、6月に入って株価は回復傾向です。

8604 野村ホールディングス

野村ホールディングスは、野村證券を中心とする金融グループの証券持株会社です。株価は506.9円(6/7終値)で、500円を割り込む場面もあります。時価総額は約1.6兆円です。

5020 ENEOSホールディングス

ENEOSは、石油元売りでは日本国内シェア5割以上で国内トップに君臨しています。銅などの非鉄事業も行っていますが、石油・石炭事業が主軸です。株価は569円(6/7終値)、5月上旬までは400円台で推移していました。時価総額は約1.8兆円です。今の原油高が続けば、株価がさらに上がって買いにくくなるかもしれません。

9501 東京電力ホールディングス

日本国内最大手の電力会社です。大型株で株価が高そうなイメージを持ちがちですが、意外にも株価は直近で502円(6/7終値)と手ごろな価格圏に位置しています。過去半年間を見てみると300円程度のときもあり、エネルギー情勢に左右されやすい特性があるともいえます。時価総額は約0.81兆円となっています。

9831 ヤマダホールディングス

ヤマダ電機で知られるヤマダホールディングスは、消費者として身近に感じられる銘柄のひとつです。株価は472円(6/7終値)で、過去半年間はおおむね400円圏内で推移しています。時価総額は約0.46兆円です。株主優待ではヤマダ電機で使える割引券が手に入るのも魅力的。株主優待デビューも兼ねてみてはいかがでしょうか?

1株単位や数百円で株を買えるサービスも。まずは興味のある会社に投資

誰もが知っている大企業株の中から、手ごろな価格のものを紹介しました。ここで紹介したのはあくまで一例にすぎません。証券会社によっては1株単位、あるいは最低数百円から株式を買えるサービスを提供しているので、対象銘柄であればもっと株価の高い大企業でも手軽にチャレンジできます。

新社会人にとっては「自分で働いて稼ぐこと」がいちばん大切ですが、株式投資を通じて「お金に働いてもらう」ことも、将来の資産形成につながる大切な経験です。まずは少額から、成長が期待できる会社や応援したい好きな会社を選んで、一緒に成長を楽しんでみてはいかがでしょうか。

投資初心者におすすめ! “少額投資”を始める方法

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