世の中には、一見良好な関係に見える男女でも、実は「どちらかが浮気・不倫をしている」や「もう恋愛感情はないけど、関係は維持している」など、すでに冷え切った関係は少なくありません。なぜ、好意があったはずの異性と、良好な関係を続けることができないのでしょうか……。今回は、「恋愛工学」(※)の専門家であるゴッホさんとともに、そんな男女関係の謎に迫ります。(聞き手・文=グータッチ)

ゴッホ
twitter:@goph_
note:ゴッホ
CAMPFIRE Community:オンラインサロン「オトコ磨きラボ~イケメンはつくれる~」

恋愛工学プレイヤー。『週刊金融日記』がきっかけで恋愛工学に目覚め、ナンパを始める。「ゴッホ」という名前で開設したTwitter、noteで日々モテに関する情報を発信している。2018年1月からボイスメディア・Voicyで「ゴッホのモテラジオ」を配信中。同番組内では、これまでに1000名以上(2018年7月現在)の男女からのモテにまつわる相談に回答し、人気を博している。また、CAMPFIRE Communityにて、オンラインサロン「オトコ磨きラボ~イケメンはつくれる~」を開設している。著書に『恋愛工学の教科書』(総合法令出版)。

※ 恋愛工学……作家の藤沢数希氏が提唱する、男性が好意を抱く女性と仲良くなる方法を実践的なテクニックとして体系化した理論。藤沢氏自身の恋愛経験に、心理学や金融工学などの考え方を統合させた理論とのこと。

モテる女性、モテない男性の作法

――まずは、相性の良い異性を見つけて、その人と付き合うまでの秘訣を教えてください。

ゴッホさん 恋愛市場において、自分がどれくらいの値打ちがあるかによって、とるべき行動は変わってきますよね。

――ほう……。

ゴッホさん 例えば、20代前半頃までの期間は、女性に比べて男性のほうが恋愛市場における価値が低いです。男性には想像できないくらい、女性にはアプローチがあるので、男性の方が圧倒的に恋愛のスキルも低いのかと思います。要するに、男性にとってはモテない期間ということですね。だからこそ20代前半の男性は、とにかく自分からいろんな人にアプローチしていったほうがいいです。待っている姿勢は捨ててください、若い頃は基本的にモテませんから。また、そうやってトライアンドエラーを繰り返して、自分で恋愛のスキルを磨いていかないと、仮に女性と付き合えたとしても、経験値に差がありすぎて対等な関係を築けないと思います。

一方、若いうちは女性のほうが圧倒的にモテます。男性のように自分からアプローチをしなくても、アプローチされる確率のほうが高いでしょう。特に24~26歳の時期に女性はモテ期のピークを迎えます。恋愛に関して言えば、そうやって若いうちにたくさん経験を積める女性のほうが、同世代の男性に比べて外見も内面も大人っぽくなる傾向があります。逆に言うと、この世の春を謳歌する時期に、太っていたりメイクやファッションに興味がなくて、恋愛経験が少ない女性は勿体ないですね。

ただし、年齢を重ねていくと男女のモテは逆転していきます。ちなみに、男性のモテ期のピークはだいたい32歳頃です。男性は見た目や体に惹かれて女性にアプローチする傾向がある一方、女性は仕事や結婚を目的に男性を選んだりする傾向があると言われているため、30歳前後の男性にはオファーが舞い込むのです。

――最近は女性も30歳を過ぎてから結婚する人も増えています。モテ期のピークを過ぎた女性が“モテ”を維持するためには、どのような事をすればいいのでしょうか?

ゴッホさん 先ほどもお話しましたが、若いうちは女性のほうがモテます。若いうちに豊富な経験を積んだ女性がどうなるかというと、いろんな人と接したことで価値観は磨かれ、相手に求める条件は高くなっていくんです。例えば、イケメンのAさん、経済力のあるBさん、ムキムキのCさんと付き合った経験のある女性なら、次の相手に求める条件は「イケメン・経済力・ムキムキ」といった感じでしょうか……過去に付き合った相手の数が多いほど、理想は高くなっていくのだと思います。

一方で、年齢を重ねるにつれて若さと言いますか、美しさと言いますか、男性を惹き付ける女性としての武器は徐々に衰えていきますよね? たくさん経験値を積んだ結果、理想は高くなったものの、女性としての魅力が落ちていき、男性からモテにくくなる……。だからこそ、30歳前後の女性は、その現実を受け入れて、相手に求める理想を絞ることが大切かもしれませんね。

「できちゃった婚」は、お互いのためになる?

―― 一方で、「なるべく早く結婚したい」と焦って婚活をしたりする女性もいますよね。そういった女性はどうすればいいでしょうか?

ゴッホさん んん……。結婚や出産に対する考え方を変えれば、少しは焦りや不安が和らぐかもしれません。

例えば、現代でも結婚と出産を人生のゴールにしている女性ってたくさんいて、そういった女性は「○歳までには結婚・出産をする」と目標を達成する年齢を具体的に描いていたりします。仮に「30歳までには子供が欲しい」と考える女性であれば、29歳には妊活をする、そのためには28歳までには結婚する、そのためには27歳までには相手を見つける……といった感じで、将来の目標から逆算して行動してる女性が多いですよね。

でも、よく考えると「結婚してから子供を産む」というプロセスって、時間がかかりますし、非効率だと思うんです。

どうしても世間体を気にして「できちゃった婚」を避けようとする意識が働くとは思うんですが……その考え方を捨てて、「付き合った人の中で、結婚してもいいなと思える人がいれば、先に子供を作る」というプロセスにすれば、少し時間の猶予ができますし、出産のために焦って相手を見つけたりする必要もなくなりますよね。そもそも、結婚してから子供を作ろうとしたって、色んな問題でなかなか子供ができない男女もいますから。先に子供を作ることのほうが、合理的でお互いのためになるかと思います。

――なるほど……。確かに子供が欲しいがために、なんとなく選んだ相手と急いで結婚してみたものの、子供ができない……といった人もいますよね。

ゴッホさん あと女性の場合は、どういった職業に就いているかによって出産に対する姿勢は変わってきますよね。基本的に日本企業で働く女性なら、一度育児休暇を取ってしまうと、その後の復帰が難しくなる可能性がありますし、育児休暇の取れない会社であれば自身のキャリアプランは一度途絶えてしまいますよね。再就職もなかなか難しいですし……。

ただし、専門性の高い仕事をしていたり、転職市場の流動性が高い業界にいる女性の場合は、1~2年のブランクが空いたとしても、引く手あまたと言いますか、再就職しやすいですよね。実際に、そういう仕事をしている人は、あまり出産に抵抗を感じていないと思いますし。でも、そうじゃない女性の場合は、そもそも出産を機にそれまでのキャリアを捨てることになるか、結婚や出産を諦めてキャリアアップを目指すか、その二択で頭を悩ませることになるのかと思います。

結婚願望を読み取るヒントは会話の中にある

――ここからは、付き合った後の話をお伺いできればと思います。ズバリ、良好な男女関係を維持するためのポイントを教えてください。

ゴッホさん 結婚する前のカップルの話で言えば、付き合う目的がズレていたりすると、後々、喧嘩の原因になったりするし、長く関係を維持することは難しくなると思いますね。

よくあるのが、結婚を視野に入れて付き合っている女性と、結婚は全く考えずに付き合っている男性との間に起こるトラブルです。将来、結婚することを目標にしている女性のほとんどは、「長く付き合うこと=結婚」と頭の中で変換しています。長く付き合った挙句、男性に結婚する意志がないとわかれば激怒する女性だっていると思います。実際に口頭で「将来結婚する」と約束したわけじゃなくても、女性から「騙したな!」と言われる男性の話って、よく聞きますよね。それくらい、男女の付き合う目的のズレって、致命的な問題に発展することがあると思います。

――とはいえ、結婚する気のない男性からすると、付き合う前に「結婚する気はないけど付き合ってくれますか」と伝えることも、付き合った後に「結婚するつもりはありません」と正直に伝えるのも気が進まないですよね……。

ゴッホさん 女性は、普段の会話の中から自分の考えを匂わせてきますよ。例えば、「将来、子供は何人欲しい?」とか、「新婚旅行はどこへ行きたい?」といった話をしてくれば、それは「将来子供がほしい」、「将来結婚したい」という意志があるということを示すことができます。そんな女性の発するサインを察して、男性はその女性との関係を維持するか、それとも別れるのか、早めに決断したほうがいいですね。男性は女性よりも相手の気持ちに鈍感なので、敏感になる必要もあります。結婚適齢期の女性を長く拘束することほど罪なことはありませんから。また、「まだ、結婚や子どもは考えていない」という男性は、思わせぶりに結婚や子どもの話はしないほうがいいですね。

逆に女性の場合は、男性の気持ちを確かめるために、あえて「新婚旅行はハワイで式を挙げるのが夢なんだよね」とか、そういった類の話を振ってみるのもアリですよね。その話をして相手の表情が曇ったりすれば、相手が結婚を望んでいないことがわかりますよね。そのあたりの駆け引きが器用な女性は、なるべく早めに両親に会わせたりして、少しずつ男性が逃げられないように外堀りを埋めたりしますよね。

パートナーを異性として意識できる期間がある?

ゴッホさん そのほか、良好な男女関係を維持するためには、セックスはめちゃくちゃ重要だと思いますよ。セックスがなくなると関係を維持することが難しくなると思います。

ただし、現時点で男女間にセックスがあるから大丈夫って話でもないんです。「進化心理学」的に考えるのであれば、仮に継続的に相手とセックスをしていたとしても、2年間くらい子供ができない状況が続くと、脳が勝手に「この相手とは遺伝子の組み合わせが悪くて子供ができにくい」と判断して、徐々に相手を異性として見られなくなると言いますか、性的興奮が起きにくくなるようです。あくまで、そういった傾向があるといった話ですが……。

――なるほど。恐ろしい話ですね!それは夫婦の場合の話ですか?

ゴッホさん いや、結婚していないカップルでも同じことは言えますね。例えば、「学生の頃から付き合っているけど、まだ結婚はしてないから子供は作らない」といった関係ってありますよね? こういったカップルも該当しますね。

おそらく、このように長く付き合っているカップルの場合、すでにパートナーを異性としてではなく、家族として見るような状況になっていて、だからこそセックスレスになっている場合が多いかと思います。

セックスレスに陥ることなく男女関係を維持する方法があるとすれば、それは子供を作ることですかね。子供ができれば、脳が「相手の女性とは遺伝子の組み合わせが悪い」とは判断しませんよね。さらに言えば、子供ができると、男女としての関係性だけじゃなくて、子育てのために協力し合う共同経営者のような関係性が新たに生まれますよね。男女が結びついている理由が“子供”にシフトするから、関係性は維持される場合があるのだと思います。

――子供ができない、または作らない男女の場合は、どうやって長く関係を維持すれば良いでしょうか?

ゴッホさん 異性として見れなくなっても、お互いが関係を維持したいと思っているのであれば、維持すればいいだけの話じゃないですか。恋愛感情だったりセックスがないとしんどいって人は、外で遊んだり、別れるという選択をすればいいんじゃないでしょうか。

――外で遊ぶというのは、不倫ということですかね……?

ゴッホさん そうですね。いや、これはかなり極端な話ですよ!

メルマガ新規登録キャンペーン