「資産形成に興味はあるけれど、どうしたらいいのかわからない」そんな方も多いのではないでしょうか。投資は誰でも楽しくできること。tsumiki証券CEOの寒竹が投資初心者の茜さんといっしょに疑問を解決していきます。第2回のテーマは、お金がなくても忙しくても資産形成をはじめられる「投資信託」です。
- 相談者:茜さん(仮名)
- ・25歳、社会人3年目。流通会社でマーケティングを担当
・東京近郊で両親と実家暮らし、らくちんだけど一人暮らしにも憧れる
・趣味は旅行とアイドル
episode.1 そもそも投資って、なんで必要なのかな?
株式投資は「めんどくさいし、こわい」?
茜さん- あれから応援したい会社、考えたんですよ。旅行すきだから“HIS”でしょ、〇〇だから△△でしょ、□□だから☆☆……。
そんなことを同期に話したら、「それ何百万円もかかるよ!」って……
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寒竹- 会社の株を買うには、基本「株価×100株ぶん」のお金が必要なんです。でも最近は1株単位で買えるところもあるけど……。
茜さん- あと、やっぱ株ってむずかしそう。一日中スマホ見てないといけない感じ? わたし仕事忙しいし、友達と遊びたいし、アイドルの○○ちゃん情報もチェックしないといけない……、めんどくさいし、こわいな。
寒竹- うんうん。応援したい会社でも毎日株価は動くし、そもそも長期的に利益を出してくれるかどうか見定めるのも難しい……。わたしにもわからない(笑)。
茜さん- ??? この間の話、なんだったんですか? ただのきれいごと?
みんなのお金を世界中の会社に届けるしくみ
寒竹- そんなことないですよ。たとえば、プロの人が茜さんに代わっていい会社を探してくれて、投資してくれたら?
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茜さん- べんりですけど、お金かかりそうですね。
寒竹- 投資信託なら、手軽にできますよ! もちろん茜さんにだって!
投資信託とは、「まとまったお金がなくても・忙しくても・特別な知識や経験がなくても」世界中に投資ができるしくみなんです。
茜さん- ???
寒竹- 投資信託とは、茜さんをはじめとするみんなのお金を、プロが世界中の会社や国に届けてくれる、そして茜さんたちに還元してくれる素敵なしくみなんです。
茜さん- なんかすごそうだけど、何がいいのか正直ピンときません……。
寒竹- そうですよね。投資信託のよいところは3つ。
①「まとまったお金がなくてもOK」
tsumiki証券では月3000円からできます。
②「プロにおまかせ」
会社選びや売り買いは運用のプロがやってくれるから、自分で調べたり一日中スマホとにらめっこしなくても大丈夫。
③「こわさ控えめ」
みんなのお金を集めることで、自分一人じゃできないいろんな国やいろんな会社にわけて投資するので、株式投資と比べるとすごーく儲かるわけじゃないけど、損するこわさを和らげられます。
投資信託の「コスト」は大事ですが……
茜さん- 投資信託ってすごくよさそうな気がしますけど、いい話には裏がありますよね? お金かかりそう……。
寒竹- コストはとても大事。投資信託にかかるお金は3種類。
- まずは「購入時手数料」。買うときにかかります。ゼロのものを選びましょう。
- そして「信託報酬」。持ってるときにかかる運用のプロに支払うギャラのようなもの。1万円の投資信託を1年間持っていたら年間で10円~150円くらい(年率0.1%~1.5%)。
- あとは「信託財産留保額」。売るときにかかるもの。ただ、ないものも多いし、最大でも1万円売って50円くらい(売った金額×0~0.5%)かな。
茜さん- わたしお給料少ないんで、コストにはめっちゃシビアです。「1万円の投資信託を1年間持っていたら10円~150円かかる」って、何気に振れ幅大きくないですか?
寒竹- そうですね。これは投資信託のコンセプトやつくり方の違いによるもの。
投資信託の種類は、ざっくり「国や世界の動きに乗っかる」か「独自の哲学に基づいて高みをめざす」かに分かれます。前者をインデックス、後者をアクティブといいます。
茜さん- コストは安いにこしたことないような気がします。
寒竹- それもわかります。でも、コンビニコーヒーとスタバのコーヒーに優劣つけられないでしょう? どちらにも良さがあるし、人によって考えやライフスタイルも違う。自分がどこに価値を置くか・共感するかだと思います。
茜さん- なるほど、スタバ大好きです! 投資信託も好きなお店を選ぶ感じかな?
でも投資信託ってコーヒーとは違うし、どうやって選べば???
次回は、投資信託をどうやって選べばいいのかという疑問にお答えするために、投資初心者でも無理なくはじめられる「買い方」を考えていきます。