高い分配金利回りが魅力の高配当ETF。本記事では、なかでも日本株を投資対象にした高配当ETFをまとめるとともに、各ファンドのパフォーマンスや利回りランキング、コストを比較します。

  • 分配金利回りなら『NEXT FUNDS日経平均高配当株50指数連動型上場投信』
  • パフォーマンスなら『iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF』
  • 低コストなのは『ダイワ上場投信-TOPIX高配当40指数』

※本記事は2020年11月末のデータを基に作成しています

高配当な日本株のETF一覧

2020年11月末時点で、東京証券取引所に上場する配当にフォーカスした日本株ETFは全10ファンド。比較のために『MAXIS トピックス上場投信』『MAXIS 日経225上場投信』を追加した計12ファンドを、分配金利回りが高い順に並べたのが下記の表です。

ファイナンシャルアカデミー「投資信託」

証券コード ファンド名 分配金利回り 信託報酬
(税込み)
過去1年の
騰落率
運用会社
1489 NEXT FUNDS
日経平均高配当株50指数
連動型上場投信
4.04% 0.308% -13.30% 野村アセット
マネジメント
1499 MAXIS日本株高配当70
マーケットニュートラル
上場投信
4.02% 0.440% -13.80% 三菱UFJ国際投信
1577 NEXT FUNDS
野村日本株高配当70
連動型上場投信
3.68% 0.352% -14.00% 野村アセット
マネジメント
1651 ダイワ上場投信-
TOPIX高配当40指数
3.61% 0.209% -8.30% 大和アセット
マネジメント
1494 One ETF
高配当日本株
3.41% 0.308% -5.64% アセット
マネジメントOne
1698 上場インデックスファンド
日本高配当
(東証配当フォーカス100)
3.40% 0.408% -13.88% 日興アセット
マネジメント
1478 iシェアーズ MSCI ジャパン
高配当利回り ETF
3.08% 0.2585% -3.56% ブラックロック
・ジャパン
2529 NEXT FUNDS
野村株主還元70
連動型上場投信
2.70% 0.308% -7.80% 野村アセット
マネジメント
1399 上場インデックスファンド
MSCI日本株高配当
低ボラティリティ
2.59% 0.485% -14.47% 日興アセット
マネジメント
1490 上場インデックスファンド
MSCI日本株高配当
低ボラティリティ
(βヘッジ)
2.55% 0.595% -17.28% 日興アセット
マネジメント
1348 MAXIS トピックス上場投信 1.97% 0.275% 5.70% 三菱UFJ国際投信
1346 MAXIS 日経225上場投信 1.41% 0.275% 15.50% 三菱UFJ国際投信

2020年11月30日時点。各運用会社の月次報告書を基に編集部作成

分配金利回りで選ぶなら『NEXT FUNDS日経平均高配当株50指数連動型上場投信』

分配金利回りランキングの1位は、野村アセットマネジメントの『NEXT FUNDS日経平均高配当株50指数連動型上場投信』です。

同ファンドは日経平均構成銘柄のうち、予想配当利回りの高い原則50銘柄で構成される「日経平均高配当株50指数」に連動するETF。

2020年11月末時点の分配金利回りは4.04%で、決算頻度は1月、4月、7月、10月の年4回です。1口から取引可能なので、最低投資金額が約3万円と比較的購入しやすいのも嬉しいポイント。

ファイナンシャルアカデミー「投資信託」

組み入れ銘柄の上位は日本たばこ産業(2914)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、三井住友フィナンシャルグループ(8316)、三菱商事(8058)、みずほフィナンシャルグループ(8411)など、金融系の銘柄が多くなっています。

パフォーマンスで選ぶなら『iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF』

分配金利回りだけでなくパフォーマンスも重視するなら、ブラックロック・ジャパンの『iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF』が選択肢になるでしょう。

同期間の騰落率がマイナス10%を超えるファンドも多い中、『iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF』はマイナス3.56%に踏みとどまりました。

『iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF』が連動するのは、「MSCIジャパン高配当利回り指数」。日本の大・中型株を対象とした300~400銘柄から構成される「MSCIジャパン指数」の中から、配当利回りの高い30~100銘柄を抽出した指数です。

単に配当利回りが高いだけなく、配当の継続性やROEなども加味して銘柄選定する指数であることが、好パフォーマンス要因の一つでしょう。信託報酬が0.2585%と、比較的低コストな点も魅力です。

組み入れ上位銘柄は、パナソニック(6752)、トヨタ自動車(7203)、日本電信電話(9432)、伊藤忠(8001)、ソフトバンク(9434)など。ETFの分配金は2月と8月の年2回です。

低コストなのは『ダイワ上場投信-TOPIX高配当40指数』

なるべく少ないコストで配当収入を作りたい! という人は、大和アセットマネジメントの『ダイワ上場投信-TOPIX高配当40指数』に注目。信託報酬は0.209%と低コストながら、分配金利回りは3.61%と、今回比較したETFの中でも相対的に高い分配金利回りを実現しています。

『ダイワ上場投信-TOPIX高配当40指数』が連動するのは、「TOPIX高配当40指数」。東証一部上場銘柄の中でも特に時価総額と流動性の高い大型株100銘柄で構成される指数「TOPIX100」を母集団に、配当利回りの高い上位40銘柄を抽出した指数です。

分配金は2月、5月、8月、11月の年4回。組み入れ上位銘柄は、トヨタ自動車(7203)、本田技研(7267)、東京エレクトロン(8035)、三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)、三井住友フィナンシャルグループ(8316)など、分配金利回り1位の『NEXT FUNDS日経平均高配当株50指数連動型上場投信』と同様に金融系の企業が目立ちます。

REITや銀行銘柄にフォーカスしたETFにも注目

今回は株式の配当にフォーカスしたETFを紹介しましたが、純粋にETFの分配金利回りのみを追求するのであれば、REIT(不動産投資信託)に投資するETFや、金融業界をテーマにしたETFも選択肢になりそうです。

たとえば、銀行銘柄ばかりを集めた野村アセットマネジメントの『NEXT FUNDS 銀行(TOPIX-17)上場投信(1631)』の分配金利回りは10%を上回るなど、非常に高い利回りを実現しています。

一方、いくら分配金利回りが高くても、それ以上に基準価額が下落してしまえばトータルでマイナスとなってしまいます。高配当ETFに投資する際は、過去の基準価額の推移や連動する指数の性質などもチェックし、値下がりリスクにも配慮した銘柄選定を心掛けると良さそうです。

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