いま注目の中小型株アクティブファンド(日本株)

まずは国内型の中小型株ファンドについて、代表的な4つのアクティブファンドを紹介します。

ファンド名 純資産
総額
過去3年
騰落率
設定来
騰落率
設定日 運用会社
ニッポン中小型株ファンド 103.3億円 37.3% 154.3% 2014/2/3 三井住友DS
アセットマネジメント
小型ブルーチップオープン 122.7億円 55.3% 218.7% 1996/7/31 野村アセット
マネジメント
イーストスプリング・ジャパン
中小型厳選バリュー株ファンド
28.4億円 43.8% 82.0% 2014/8/8 イーストスプリング・
インベストメンツ
いちよし中小型成長株ファンド
(愛称:あすなろ)
754.2億円 14.19% 48.41% 2016/6/29 いちよしアセット
マネジメント

2022年8月末のデータを基に編集部作成

もっとも運用実績の長い野村アセットマネジメントの『小型ブルーチップオープン』のパフォーマンスが、過去3年騰落率では秀でていました。純資産総額は、いちよしアセットマネジメントの『いちよし中小型成長株ファンド(愛称:あすなろ)』が最大でした。

水への投資 世界的に不可欠な資源への投資機会 BNPパリバ・アセットマネジメント

いま注目の中小型株アクティブファンド(米国株)

米国株に投資をするファンドの中にも、中小型株に絞って運用するファンドがあります。

ファンド名 純資産
総額
3年
騰落率
設定来
騰落率
設定日 運用会社
明治安田米国
中小型成長株式ファンド
268億円 49.73% 359.8% 2012/1/31 明治安田
アセットマネジメント
フィッシャーUS
マイクロ株式ファンド
301.4億円 82.8% 88.8% 2015/8/10 アセットマネジメント
One

2022年8月末のデータを基に編集部作成

明治安田米国中小型成長株式ファンド』は、企業をひとつずつ選定するボトムアップアプローチの手法を使って銘柄を選定しています。一方の『フィッシャーUSマイクロ株式ファンド』は、成長が期待できる業界を選定するトップダウンアプローチと、個別に銘柄選定をするボトムアップアプローチを組み合わせて銘柄選定を行っている点が特徴です。

投資資金の一部を中小型株アクティブファンドで運用するのはアリ!

中小型株は大型株に比べると売買高が小さいため、旬のテーマが浮上しただけで急騰するなど、値動きが大きくなる傾向があります。短期的に大きな利益が狙える半面、落ち込むときも激しいというわけです。アクティブファンドを活用すれば、少額で複数の中小型株に分散投資できるため、中小型株の個別株投資に比べると、値動きを抑制することができます。

中小型株は、大型株以上に運用手腕が問われる投資対象であるため、中小型株のアクティブファンドを選ぶ場合は、過去の運用実績を参考にしながら、具体的なファンドを慎重に選ぶことが肝心です。ファンドの運用がうまくいけば、インデックスファンドや大型株のアクティブファンドを上回る収益を期待できるかもしれません。

資産形成の「攻め」の資産として、投資資金の一部を中小型株ファンドで運用するというのは悪くない選択といえるでしょう。

あなたはどっち派? 大型株投資と中小型株投資

メルマガ会員募集中

ESG特集